最愛を亡くした男は今度こそその手を離さない

竜鳴躍

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魔族化後の学生生活

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「加々美本当きれいになったわー。元からイケそうだったけど、その気なら芸能人なれるんじゃね?」

「いやー顔だけで成功できる世界じゃないからねー。林?俺が医学部内定してるの知っているでしょ?」

「スポーツできてイケメンで頭も良いとか嫌みだわー。」

何でもない会話が楽しい。

たまに前世と今世を混同するけど、俺は俺なのだ。
アルファさんのことが好きなのも、きっとこれは俺の気持ち。
あんなに無条件に愛されて、それなのに選ばなかった思わせぶりなリュウと俺は違うのだ。
アルファさんはもう40代だけど、渋くてかっこいいと思う。

だから、氷魔になって嬉しかった。
氷魔になれば男でも赤ちゃん産めるから。

アルファさんの赤ちゃんが欲しい。


「だけどさー。こう、美しさが神々しすぎて、もう合コンのサクラは頼みにくいなー。」

「ははは。普通のカラオケとかならいつでも行くぜ。」



朝のホームルームで魔力を封じて授業を受ける。


いつもどおりカリキュラムは進み、部活に行くと、更衣室には誰もいなくて。

おかしいなあと思いながら、制服を脱いだ。





「いたいたー。やっときた、かわい子ちゃん。」

3年の不良グループ。


上着を脱ぎ、上半身裸の状態で振り返った。
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