【完結】自称ヒロイン役を完遂した王家の影ですが、断罪パーティーをクリアした後に王太子がぐいぐい来ます。

竜鳴躍

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エンディング レオお兄様➂

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「贈り物…?レオから?」


包みを開けると、品のいい濃紺のスーツに光沢のあるシルバーにも見えるドレスシャツ、サファイアのネクタイピンとブローチが入っている。



私だって男だ。

ダンスに行く前に男性から衣装が贈られることの意味くらい分かっている。

しかも分かっているのか?
『自分の色』なんて。


私が誰だかわかっているくせに。



あれから定期的に月のものは来て、貧血になる。
自分が産む性なのだと現実を突きつけられる。


レオは私のことが好きなのか?

まさか――――――




隣の領地から馬車でレオが来て。

「ダンスホールのこけら落とし、行こうか。ルティは挨拶しないとな。」


「えっ………わたしが?」


「領地内なら問題ないさ。管理業務の延長線だ。」

だからあえて馬車できた。

そう言われて、半ば強引に馬車で運ばれる。



私は幼い頃から領地にほとんどいなかった。

だから今、他人として領民の前に立てる。



簡単な挨拶をして、テープカットをして。


レオのエスコートでダンスホールの中央に誘われた。



官吏のくせに鍛えられた体は、手も大きくてごつごつしている。

腰に添えられた手に、なんだかぞわっとする。



何でそんなふうに私を見る?




うれしい?


怖い?


嫌。じゃない。



私は罪人。表に出られない。

そんな妻なんか要らないだろう?




そんなことを考えて、自分で自分の心を傷つける。




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