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新エルグランド編
貴方が好き
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どうしよう、どきどき。伝わっていないかな。
好き。
大好き。
ファーストダンスをジャンと踊ることになり、中央で回る。
自然と僕が女性のパートになった。
ジャンの方が何か月か年下だけど、身長は頭二つ分高いもの。
こうなるよね。
周りの貴族は、なぜか王子同士で踊っている僕らのことを見守っている。
ジャンのごつごつした大きな手。
いつかその手が、誰かを抱くのかと思うと、嫌な気持ちになる。
抱いてほしい。
僕を。
結ばれないのなら、最初で最後に抱いてほしいって言ったら。
でも、迷惑だよね。
「……ダンス、お上手ですねっ。」
ああ。声が変な風に出ちゃった。
「エドワード……お兄様?が教えてくれた…。」
俺の腕の中で踊るポラリスは綺麗だ。
俺の北極星。
抱きしめたい。
君に求婚したい。
君がこの国の王になるのでなければ、僕は君を妃にするのに。
「少し、夜風に当たらないか?」
ポラリスをエスコートして、バルコニーに出た。
「ポラリス…。やっぱりあの二人…。」
「??どうしたんだ?アロー。」
「お父様……。私、お願いがあるのですが…。」
好き。
大好き。
ファーストダンスをジャンと踊ることになり、中央で回る。
自然と僕が女性のパートになった。
ジャンの方が何か月か年下だけど、身長は頭二つ分高いもの。
こうなるよね。
周りの貴族は、なぜか王子同士で踊っている僕らのことを見守っている。
ジャンのごつごつした大きな手。
いつかその手が、誰かを抱くのかと思うと、嫌な気持ちになる。
抱いてほしい。
僕を。
結ばれないのなら、最初で最後に抱いてほしいって言ったら。
でも、迷惑だよね。
「……ダンス、お上手ですねっ。」
ああ。声が変な風に出ちゃった。
「エドワード……お兄様?が教えてくれた…。」
俺の腕の中で踊るポラリスは綺麗だ。
俺の北極星。
抱きしめたい。
君に求婚したい。
君がこの国の王になるのでなければ、僕は君を妃にするのに。
「少し、夜風に当たらないか?」
ポラリスをエスコートして、バルコニーに出た。
「ポラリス…。やっぱりあの二人…。」
「??どうしたんだ?アロー。」
「お父様……。私、お願いがあるのですが…。」
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