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二年生へ編入
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ハリーさんが指導してくれていたおかげで、二年生への編入試験は難なくクリアすることができていた。
先に王家の馬車からスタンリーさんが降り、僕とチャーリー、最後にブラウン殿下が降りる。
身分が下の者から挨拶はできない。
僕やチャーリーも王族に近しい高貴な身分であろうとあたりをつけた学生たちは、礼をするだけで教室に入っていく。
2-Aが僕たちのクラス。
貴族として将来、立派に領地を経営するため、いっぱい勉強しなきゃ。
「隣国から留学してまいりました。リリー=ホワイトです。チャールズ=バリューです。よろしくお願いいたします。」
「ホワイト様は隣国の侯爵であらせられます。チャールズ様は、隣国に嫁がれたクレア王女のご子息です。皆様、仲良くしてくださいね。」
教室が色めき立った。
若き美貌の侯爵と、この国の王族とも縁のある公爵令息。
「みなさんはしたないわね。懲りないのかしら。」
「委員長!」
委員長と呼ばれた茶色の髪を編み込んだ眼鏡の令嬢が、みなを諫めた。
「学園は学びの場です。仲がよくなれば、自然と近しい仲になることがあるでしょう。ですが、初めからそのような視線をぶつけるものではありませんことよ。」
休憩時間、僕らは彼女に礼をした。
「いえいえ、当たり前のことしたまでですわ。恐縮です。この国の高位貴族は殆ど粛清されましたからね、貴族が少ないのです。繰り上がりで新しく爵位を賜った者たちも、元は下位貴族ですから、浮足立っているのでしょう。元々は気さくで、心根のいい方々ですが、人は惑わされるものですからね。ここにきて優良物件が増えたわけですから。ご友人はよく、見極めくださいませ。」
特に、ホワイト様は男性にもアプローチされるでしょうから…。と、釘を刺されてしまった。
彼女は良い人なのかな?
先に王家の馬車からスタンリーさんが降り、僕とチャーリー、最後にブラウン殿下が降りる。
身分が下の者から挨拶はできない。
僕やチャーリーも王族に近しい高貴な身分であろうとあたりをつけた学生たちは、礼をするだけで教室に入っていく。
2-Aが僕たちのクラス。
貴族として将来、立派に領地を経営するため、いっぱい勉強しなきゃ。
「隣国から留学してまいりました。リリー=ホワイトです。チャールズ=バリューです。よろしくお願いいたします。」
「ホワイト様は隣国の侯爵であらせられます。チャールズ様は、隣国に嫁がれたクレア王女のご子息です。皆様、仲良くしてくださいね。」
教室が色めき立った。
若き美貌の侯爵と、この国の王族とも縁のある公爵令息。
「みなさんはしたないわね。懲りないのかしら。」
「委員長!」
委員長と呼ばれた茶色の髪を編み込んだ眼鏡の令嬢が、みなを諫めた。
「学園は学びの場です。仲がよくなれば、自然と近しい仲になることがあるでしょう。ですが、初めからそのような視線をぶつけるものではありませんことよ。」
休憩時間、僕らは彼女に礼をした。
「いえいえ、当たり前のことしたまでですわ。恐縮です。この国の高位貴族は殆ど粛清されましたからね、貴族が少ないのです。繰り上がりで新しく爵位を賜った者たちも、元は下位貴族ですから、浮足立っているのでしょう。元々は気さくで、心根のいい方々ですが、人は惑わされるものですからね。ここにきて優良物件が増えたわけですから。ご友人はよく、見極めくださいませ。」
特に、ホワイト様は男性にもアプローチされるでしょうから…。と、釘を刺されてしまった。
彼女は良い人なのかな?
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