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カルテ27:俺のコマは俺が守る
「たかが人間!捕えて外の世界へ放ってしまえ!」
白装束が向かってくる。
「アヤ!」
「大丈夫、コマは俺の後ろにいろ。俺が守る!」
安心しろ、念のためにサックは持って来たが、酷いことはしねぇよ。
俺はお前を守って、時間稼ぎさえできりゃいいんだ。
俺は向かってくる狛の婿や白装束たちに向かって、丸い板を投げた。
「きゃんきゃんきゃんきゃん!!」
「ほうれ、お前にはほねっこだ!ちゅーるもどうだ!」
「きゃんきゃんきゃんきゃん!!」
「ボールもあるぞ!」
「きゃんきゃんきゃん!!」
「よくできたな、よーしよーし。」
「ばっ、馬鹿にするな!」
白装束はキレて向かってくる。
「危ない!」
狛の声がして、奴らの動きが止まった。
「狛、もしかして狛の力って。」
「うん、時間の操作だよ!……そっか、こうやって逃げればよかったんじゃん。俺!」
「まあ、いきなりじゃ出てこんだろ。じゃあ、狐太郎達の方の奴らも止めてくれるか!?」
「りょうかいっ!」
「さぁ、思う存分もふって戦意喪失させてやろうか。」
「今から結界を解く。そして、結界に使われていた膨大な力を利用する。」
狐太郎の分身は本体の背後に岐里と入り込むと、ずぶずぶと光の輪に腕を入れ、もう片方の手は岐里と繋いだ。
「ええ。私も頑張ります。」
頃合いを見て時間の停止を解除し、皆の頭が書き換えられる。
「な、なんだ。これは…っ。」
ずっとずっと昔から、人間と共存共栄してきた記憶。
カミ島が当たり前のように世界地図に載り、当たり前のように交流がある記憶。
結界などなくても。
皆が手に手を取り合い。
幸せに生活をしている記憶。
嘘の記憶に全てが書き換わる。
パリンと、光の環が壊れた。
「こんなのっ、こんなの、ゆるさなぁいいい!!!!!!!!!黒波のぉ、恨みはぁあ!!!!」
牙狼が短剣を握って迫る。
その刃は、狐太郎本体の胸元に沈んだ。
白装束が向かってくる。
「アヤ!」
「大丈夫、コマは俺の後ろにいろ。俺が守る!」
安心しろ、念のためにサックは持って来たが、酷いことはしねぇよ。
俺はお前を守って、時間稼ぎさえできりゃいいんだ。
俺は向かってくる狛の婿や白装束たちに向かって、丸い板を投げた。
「きゃんきゃんきゃんきゃん!!」
「ほうれ、お前にはほねっこだ!ちゅーるもどうだ!」
「きゃんきゃんきゃんきゃん!!」
「ボールもあるぞ!」
「きゃんきゃんきゃん!!」
「よくできたな、よーしよーし。」
「ばっ、馬鹿にするな!」
白装束はキレて向かってくる。
「危ない!」
狛の声がして、奴らの動きが止まった。
「狛、もしかして狛の力って。」
「うん、時間の操作だよ!……そっか、こうやって逃げればよかったんじゃん。俺!」
「まあ、いきなりじゃ出てこんだろ。じゃあ、狐太郎達の方の奴らも止めてくれるか!?」
「りょうかいっ!」
「さぁ、思う存分もふって戦意喪失させてやろうか。」
「今から結界を解く。そして、結界に使われていた膨大な力を利用する。」
狐太郎の分身は本体の背後に岐里と入り込むと、ずぶずぶと光の輪に腕を入れ、もう片方の手は岐里と繋いだ。
「ええ。私も頑張ります。」
頃合いを見て時間の停止を解除し、皆の頭が書き換えられる。
「な、なんだ。これは…っ。」
ずっとずっと昔から、人間と共存共栄してきた記憶。
カミ島が当たり前のように世界地図に載り、当たり前のように交流がある記憶。
結界などなくても。
皆が手に手を取り合い。
幸せに生活をしている記憶。
嘘の記憶に全てが書き換わる。
パリンと、光の環が壊れた。
「こんなのっ、こんなの、ゆるさなぁいいい!!!!!!!!!黒波のぉ、恨みはぁあ!!!!」
牙狼が短剣を握って迫る。
その刃は、狐太郎本体の胸元に沈んだ。
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