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搦め手
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「ふふ。本当に面白い。」
「全く殿下は人が悪い。」
あの慌てた顔。
公爵家は全員真面目眼鏡だと聞いていたが、なかなか可愛らしい。
自分のものにしたい。
惚れさせてみせる。
「どうされるんですか?おそらくあれは、親に内緒で夜遊びしてますよ。」
「締め付けの厳しい家だ。まあ、そうもなるよな。変装が女装になるところが面白いが。」
ブルーノはスラスラと文をしたためた。
宛先はシリアス公爵家。
「えっ。私が、ですか?」
「学業成績優秀なお前に是非、仕事の手伝いを頼みたいらしい。ブルーノ=マーズ=エクセレント王弟殿下はなかなかの傑物だ。プリンセスブランドというシリーズを扱う商会主でもある。色々参考になることも多いだろう。これから休みの時には行ってみたらどうだ。」
答えは決めているくせに。
「……………はい。」
「では先方には返事をしておく。」
あー。
どうしよう。
男の姿でも繋がってしまった。
「全く殿下は人が悪い。」
あの慌てた顔。
公爵家は全員真面目眼鏡だと聞いていたが、なかなか可愛らしい。
自分のものにしたい。
惚れさせてみせる。
「どうされるんですか?おそらくあれは、親に内緒で夜遊びしてますよ。」
「締め付けの厳しい家だ。まあ、そうもなるよな。変装が女装になるところが面白いが。」
ブルーノはスラスラと文をしたためた。
宛先はシリアス公爵家。
「えっ。私が、ですか?」
「学業成績優秀なお前に是非、仕事の手伝いを頼みたいらしい。ブルーノ=マーズ=エクセレント王弟殿下はなかなかの傑物だ。プリンセスブランドというシリーズを扱う商会主でもある。色々参考になることも多いだろう。これから休みの時には行ってみたらどうだ。」
答えは決めているくせに。
「……………はい。」
「では先方には返事をしておく。」
あー。
どうしよう。
男の姿でも繋がってしまった。
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