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可愛いあの子のお土産
ブルーノはニーノが帰った後、エンリケを追い出して、ニーノからもらった包みを開けた。
綺麗な包装紙に包まれ、形よくピンと張ったリボンがかけられている。
完璧な造形は解くのが勿体ないが、ニーノのモジモジした可愛い顔を思い浮かべて解くと、中から絹の白いハンカチが出てきた。
しかも、刺繍が入っている!
ブルーノのBに家紋が刺繍されたそれは、一見完璧に美しいが何度もやり直した形跡があった。
「ヒューイ!ヒューイ見てくれ!私のニーノが刺繍をくれたぞ!」
「よろしかったですね。ニーノ様は分かってのことではないでしょうが、公爵家は殿下のお気持ちをご存知なので、夫人の仕事でしょう。普通、令息は刺繍を刺しません。初めて刺したのでしょうね。」
「ああ。公爵夫人!貴女は女神だ!感謝します!」
きっとうまく出来なくて、何回もやり直したんだろうな。
かわいそうに指を刺してしまったりもしたかも。
ニーノが………
私のために…………
心を込めて…………
「ヒューイ!額縁に飾るぞ!額縁を持ってくるのだ!」
「およしなさい。そんなことをされたら、ニーノ様が引きますよ!今度の夜会で胸に飾ったらいかがかと。」
「なるほど!」
「ニーノ様もローズ様として参加されるでしょう。胸元に自分が刺したハンカチが飾られていたら嬉しく思うのでは?」
「さすが夜会で数々の浮名を流した男は違うな!」
ブルーノはハンカチを大切に畳んで、仕舞った。
「王弟殿下、ハンカチ喜んでくれたかな。」
お母様みたいに上手に刺せなかった。
ちょっと恥ずかしい。
「ニーノ。ミーナも丁度いい機会だわ。そのうち我が家でもお茶会やパーティーを開きます。知り合いと親戚だけでいいの。お世話になっているのだから、王弟殿下をお呼びしましょう。イーノもセレナと御家族を招待してね。」
「はい。」
ニーノは、ミーナの淑女教育かな?うちは社交しないけど、よそに嫁にいったら必要になるからな………と他人事に考えた。
かつて隣国で王太子の婚約者として王子妃教育を受けた母。
彼女の教育レベルは、王族に匹敵する教育だった。
これからニーノは妹とともに、しごかれるのである。
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完璧な造形は解くのが勿体ないが、ニーノのモジモジした可愛い顔を思い浮かべて解くと、中から絹の白いハンカチが出てきた。
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「ヒューイ!ヒューイ見てくれ!私のニーノが刺繍をくれたぞ!」
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「ああ。公爵夫人!貴女は女神だ!感謝します!」
きっとうまく出来なくて、何回もやり直したんだろうな。
かわいそうに指を刺してしまったりもしたかも。
ニーノが………
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心を込めて…………
「ヒューイ!額縁に飾るぞ!額縁を持ってくるのだ!」
「およしなさい。そんなことをされたら、ニーノ様が引きますよ!今度の夜会で胸に飾ったらいかがかと。」
「なるほど!」
「ニーノ様もローズ様として参加されるでしょう。胸元に自分が刺したハンカチが飾られていたら嬉しく思うのでは?」
「さすが夜会で数々の浮名を流した男は違うな!」
ブルーノはハンカチを大切に畳んで、仕舞った。
「王弟殿下、ハンカチ喜んでくれたかな。」
お母様みたいに上手に刺せなかった。
ちょっと恥ずかしい。
「ニーノ。ミーナも丁度いい機会だわ。そのうち我が家でもお茶会やパーティーを開きます。知り合いと親戚だけでいいの。お世話になっているのだから、王弟殿下をお呼びしましょう。イーノもセレナと御家族を招待してね。」
「はい。」
ニーノは、ミーナの淑女教育かな?うちは社交しないけど、よそに嫁にいったら必要になるからな………と他人事に考えた。
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