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ローズとニーノ
久しぶりの夜会。
自分がセッティングを手伝った場所に、今度はローズとしてやってきた。
因みに、ローズとして来るときに使う馬車はローズブランドの商会の馬車を使っている。
「ごきげんよう、ローズ様!」
マーマレイドとベリーサが駆け寄ってくる。
2人は、学園では違うクラス。
オレンジ色の髪のマーマレイドと赤毛のベリーサ。
一見気が強そうに思われる釣り目がちの容姿のせいで敬遠されがちだが、サバサバしていていい子たちだと思う。
「ローズ様、今日もお美しいですね!今度、みんなで昼に会いませんか?」
「休みの日にピクニックとか。」
「いいですね。」
「あら、シーザル。それってローズだけ?」
「みんなって言っただろう?ヨハネもクルーズもマーマレイドもベリーサもご招待しますよ!」
「うふふ。私たちまだ婚約者がいないものね。二人っきりで会ったら大変だわ。」
「執事も侍女も護衛も一緒だし!」
シーザルは同じクラス。確か、騎士を目指している伯爵令息だ。
ヨハネとクルーズは違う。
みんな『ニーノ』では話すこともできないけど、こういうのっていいな。
「いいな。ぜひ私も混ぜてくれないか?」
スッと主催者の王弟殿下が会話に入る。
「王弟殿下!」
あっ。
王弟殿下の胸元には、自分が刺したハンカチがある。
なんだか…照れくさい。
「私の父の領地にちょっとした観光名所になっている大きな湖がありまして。舟遊びをしようかと。」
「いいね。私も招待してくれる?」
「もちろんですっ!」
ふふ。よかったね。王族の覚えがめでたいのはいいことだ。
シーザルはお父様に褒められるだろう。
これが社交ってやつ。
遊んでいるように見えるけど、横のつながりを作って、自分の家門の有利になる様にするんだ。
俺も分かるぞ。
それなのに、なんでうちは社交をしないんだろう。
まあ、王族の次に一応力のある家だから、必要ないのかもしれないけど。
それでも、味方は多い方がよさそうなのに。
メリットよりデメリットが多いのかな。
何のデメリットなんだろう。
「おーーーーーじーーーーーーーーーさーーーーーまっ♡」
ん?
最近聞きなれた声に振り向くと、護衛と侍従を連れてエンリケ王子が立っていた。
「なんだ、エンリケ。お前は招いていない。帰れ。」
王弟殿下は甥に手厳しい。
叔父離れしてほしいのかな?
「えー。いいじゃなーい。僕だって生徒会長とか第2王子とか頑張って息抜きくらいしたいし、いいでしょう?だって、これは学園の生徒を招いた社交会じゃないの。僕だって学園生なんだからね?」
エンリケ王子は、王弟殿下の体の隙間から首を伸ばして俺を見た。
目が合ったぞ。
マーマレイドたちは華やいでいる。
第二王子も婚約者まだいないもんね。
自分がセッティングを手伝った場所に、今度はローズとしてやってきた。
因みに、ローズとして来るときに使う馬車はローズブランドの商会の馬車を使っている。
「ごきげんよう、ローズ様!」
マーマレイドとベリーサが駆け寄ってくる。
2人は、学園では違うクラス。
オレンジ色の髪のマーマレイドと赤毛のベリーサ。
一見気が強そうに思われる釣り目がちの容姿のせいで敬遠されがちだが、サバサバしていていい子たちだと思う。
「ローズ様、今日もお美しいですね!今度、みんなで昼に会いませんか?」
「休みの日にピクニックとか。」
「いいですね。」
「あら、シーザル。それってローズだけ?」
「みんなって言っただろう?ヨハネもクルーズもマーマレイドもベリーサもご招待しますよ!」
「うふふ。私たちまだ婚約者がいないものね。二人っきりで会ったら大変だわ。」
「執事も侍女も護衛も一緒だし!」
シーザルは同じクラス。確か、騎士を目指している伯爵令息だ。
ヨハネとクルーズは違う。
みんな『ニーノ』では話すこともできないけど、こういうのっていいな。
「いいな。ぜひ私も混ぜてくれないか?」
スッと主催者の王弟殿下が会話に入る。
「王弟殿下!」
あっ。
王弟殿下の胸元には、自分が刺したハンカチがある。
なんだか…照れくさい。
「私の父の領地にちょっとした観光名所になっている大きな湖がありまして。舟遊びをしようかと。」
「いいね。私も招待してくれる?」
「もちろんですっ!」
ふふ。よかったね。王族の覚えがめでたいのはいいことだ。
シーザルはお父様に褒められるだろう。
これが社交ってやつ。
遊んでいるように見えるけど、横のつながりを作って、自分の家門の有利になる様にするんだ。
俺も分かるぞ。
それなのに、なんでうちは社交をしないんだろう。
まあ、王族の次に一応力のある家だから、必要ないのかもしれないけど。
それでも、味方は多い方がよさそうなのに。
メリットよりデメリットが多いのかな。
何のデメリットなんだろう。
「おーーーーーじーーーーーーーーーさーーーーーまっ♡」
ん?
最近聞きなれた声に振り向くと、護衛と侍従を連れてエンリケ王子が立っていた。
「なんだ、エンリケ。お前は招いていない。帰れ。」
王弟殿下は甥に手厳しい。
叔父離れしてほしいのかな?
「えー。いいじゃなーい。僕だって生徒会長とか第2王子とか頑張って息抜きくらいしたいし、いいでしょう?だって、これは学園の生徒を招いた社交会じゃないの。僕だって学園生なんだからね?」
エンリケ王子は、王弟殿下の体の隙間から首を伸ばして俺を見た。
目が合ったぞ。
マーマレイドたちは華やいでいる。
第二王子も婚約者まだいないもんね。
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