25 / 104
シーザルの動揺
しおりを挟む
俺の名前はシーザル=フォンテ。17歳の学園二年生。
実家は代々騎士として王家に剣を捧げている。
酪農が盛んで水源豊かな領地を持つ、フォンテ伯爵令息だ。
水色のような青味が強い髪に、グレーの瞳。
王子様のようなイケメンじゃないけど、そこそこ俺だって悪くはない。
剣一筋で生きてきたら、なんとなく婚約者を選び損ねて、王弟殿下の夜会で遊ぶようになって、そこで知り合った友人たちを今度の休みに領地に誘った。
田舎だけど、俺の実家の領地は、それほど離れてはいないから。
気が強いけど、話しやすくて感じのいいマーマレイドとベリーサ。
それに、とってもきれいなローズ。
なんであんなに綺麗で可愛い子たちに婚約者がいないんだか分からない。
そして、俺は今動揺している。
全然違うはずなのに。
ローズ様は女性でニーノ様は男性なのに。
どうしたことだろうか。
エンリケ殿下に付きまとわれて、恥ずかしそうにしている様子が素なのだろうか。
真面目眼鏡の近寄りがたいニーノ様がとてもかわいく見えるのだ。
近寄りがたすぎて、碌に顔を見たこともなかったが、よくよく見ると何故かローズ様にそっくりに見えるのだ。
どういうことだ。
俺はおかしくなったのか?
ニーノ様がローズ様にしか見えない。
実家は代々騎士として王家に剣を捧げている。
酪農が盛んで水源豊かな領地を持つ、フォンテ伯爵令息だ。
水色のような青味が強い髪に、グレーの瞳。
王子様のようなイケメンじゃないけど、そこそこ俺だって悪くはない。
剣一筋で生きてきたら、なんとなく婚約者を選び損ねて、王弟殿下の夜会で遊ぶようになって、そこで知り合った友人たちを今度の休みに領地に誘った。
田舎だけど、俺の実家の領地は、それほど離れてはいないから。
気が強いけど、話しやすくて感じのいいマーマレイドとベリーサ。
それに、とってもきれいなローズ。
なんであんなに綺麗で可愛い子たちに婚約者がいないんだか分からない。
そして、俺は今動揺している。
全然違うはずなのに。
ローズ様は女性でニーノ様は男性なのに。
どうしたことだろうか。
エンリケ殿下に付きまとわれて、恥ずかしそうにしている様子が素なのだろうか。
真面目眼鏡の近寄りがたいニーノ様がとてもかわいく見えるのだ。
近寄りがたすぎて、碌に顔を見たこともなかったが、よくよく見ると何故かローズ様にそっくりに見えるのだ。
どういうことだ。
俺はおかしくなったのか?
ニーノ様がローズ様にしか見えない。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,221
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる