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ロゼッタ王国の人たち
~陛下~
賢王と王妃が治世をするロゼッタ王国は、年中通して温暖な気候に恵まれる医療大国であり、技術大国である。
優秀な技術者には惜しみなく補助金を与え、様々な研究が昇華し、国は発展してきた。
ロゼッタ王国の陛下と王妃は、この国の力は人であると考えている。
乏しい大地。
資源のないこの地では、人こそが財産。
だから、能力があればどんどん平民も登用してきたし、才能への投資も行ってきた。
ところが、その真髄をよりにもよって第一王子が分かっていなかったのだ…。
真実の愛と言いながら、筆頭公爵家の娘であった婚約者をないがしろにし、あまつさえ冤罪をかけて排除しようとした。
その娘は、運よくエクセレント王国から留学に来ていた公爵令息が見初め、鮮やかにその場で冤罪を晴らしてかっさらっていった。
2人の家同士は今でも交流をし、互いの領地に富をもたらしているというが、王家への還元はない。
何故なら、婚約破棄の代償に、筆頭公爵家に自治権を認めさせられたからだ。
今では王都よりも治安が良く、経済的にも発展している。
王太子の選んだ女は愚かで阿婆擦れで腹黒で、とても王妃になどさせられぬ。
その女が産んだ娘も、同様だった。
年頃になっても、縁談が決まらない。
他国に出すのも恥ずかしくてできぬし、有力な王族は殆ど妃を娶っていた。
しかし、筆頭公爵家の娘が嫁いだ国の王子がまだ結婚していなかったのだ。
私たちはちょっとノイローゼになっていたのだと思う。
王太子妃と王女が毎日のように呪詛を吐いて、自分で候補を見つけて取り持てと騒ぐ毎日だった。
エクセレント王国には申し訳ないと思う………。
もし、この縁談が最終的に破談となっても構わない。
そして、これがダメなら、王女には一生事実上の幽閉生活を送らせるつもりだ。
本当ならば齢65歳。
とっくに冠をおろしたい。
だが、そうするわけにはいかない。
今、退けば、現在、王太子になってしまっているアンドリューが王になってしまい、王太子妃が王妃になってしまう。
さすがのアンドリューも元婚約者のすばらしさを知り、自分が選んだ女の愚かさに後悔しているようだが、アンドリューがどれだけ頑張ったとしても、あれが王妃なだけで国が破滅する。
実際に、アンドリューが王になったらこの国を去る算段の研究者が山のようにいる。
人財がすべてのこの国から人財が流出したら、衰退しかない。
頑張って王妃と次の子を産み、その子がいよいよ18になった。
アンドリューを反面教師にしっかり育てた次男には、私が選んだ立派な婚約者がいる。
本人には言っていないが、結婚し、しっかりと関係を育むのを確認した暁には、アンドリューを廃太子にして次男を王太子に据え、すぐにでも戴冠してもらうつもりだ。
そのため、それとなく次男には、王太子教育を施し、既に私の仕事の一部を任せている。
~王太子 アンドリュー~
(ふふっ。久しぶりにカトレアに会えるっ。)
あの運命が分かたれた日。
カトレアが冤罪だと分かった瞬間、目の前の女が憎らしくなり、カトレアへの愛が再燃した。
それなのに、カトレアは俺を許さず、他国の公爵令息の手を取った。
俺は、男爵家の売女を妃にせざるを得なかった。
勝手に俺を押し倒して上に乗っかってくる女は、閨の教育係など目ではないくらいに床が上手く、悔しいが子どもをもうけてしまった。
阿婆擦れそっくりの阿婆擦れだ。
王女らしい品格もない。
馬鹿だから教育が受けられないのだ。
互いに子が出来てもカトレアを諦めきれずにラブレターや贈り物を送り続けていたら、陛下あてに苦情文と脅迫めいた書状が届いたので、手紙を送るのもできなくなった。
阿婆擦れはコルセットで誤魔化しているが、かなりボリュームが出て、老け込んだと思う。
若い頃から過剰に酒やたばこに溺れ、性も乱れていたからだろう。
その点、自制心が強かったカトレアなら、きっと今も変わらない美しさを誇っているに違いない。
~あばずれ 王太子妃~
あの女が逃げた国の王子も私の娘がもらっちゃうわ!
ふふっ。
あんたは女として永遠に私の下なのよっ!
それから、あんたの家もめちゃくちゃにしてやるわ!
昔あんたの息子を襲って追放された男は、私がこの国の騎士として引き立てたわよ?
娘のエクセレント王国入りに連れていくつもりよぉ?
ふふっ、楽しみねぇ。
兄の方はもうとうが立っているから、次男の方に関心があるみたいよ?
賢王と王妃が治世をするロゼッタ王国は、年中通して温暖な気候に恵まれる医療大国であり、技術大国である。
優秀な技術者には惜しみなく補助金を与え、様々な研究が昇華し、国は発展してきた。
ロゼッタ王国の陛下と王妃は、この国の力は人であると考えている。
乏しい大地。
資源のないこの地では、人こそが財産。
だから、能力があればどんどん平民も登用してきたし、才能への投資も行ってきた。
ところが、その真髄をよりにもよって第一王子が分かっていなかったのだ…。
真実の愛と言いながら、筆頭公爵家の娘であった婚約者をないがしろにし、あまつさえ冤罪をかけて排除しようとした。
その娘は、運よくエクセレント王国から留学に来ていた公爵令息が見初め、鮮やかにその場で冤罪を晴らしてかっさらっていった。
2人の家同士は今でも交流をし、互いの領地に富をもたらしているというが、王家への還元はない。
何故なら、婚約破棄の代償に、筆頭公爵家に自治権を認めさせられたからだ。
今では王都よりも治安が良く、経済的にも発展している。
王太子の選んだ女は愚かで阿婆擦れで腹黒で、とても王妃になどさせられぬ。
その女が産んだ娘も、同様だった。
年頃になっても、縁談が決まらない。
他国に出すのも恥ずかしくてできぬし、有力な王族は殆ど妃を娶っていた。
しかし、筆頭公爵家の娘が嫁いだ国の王子がまだ結婚していなかったのだ。
私たちはちょっとノイローゼになっていたのだと思う。
王太子妃と王女が毎日のように呪詛を吐いて、自分で候補を見つけて取り持てと騒ぐ毎日だった。
エクセレント王国には申し訳ないと思う………。
もし、この縁談が最終的に破談となっても構わない。
そして、これがダメなら、王女には一生事実上の幽閉生活を送らせるつもりだ。
本当ならば齢65歳。
とっくに冠をおろしたい。
だが、そうするわけにはいかない。
今、退けば、現在、王太子になってしまっているアンドリューが王になってしまい、王太子妃が王妃になってしまう。
さすがのアンドリューも元婚約者のすばらしさを知り、自分が選んだ女の愚かさに後悔しているようだが、アンドリューがどれだけ頑張ったとしても、あれが王妃なだけで国が破滅する。
実際に、アンドリューが王になったらこの国を去る算段の研究者が山のようにいる。
人財がすべてのこの国から人財が流出したら、衰退しかない。
頑張って王妃と次の子を産み、その子がいよいよ18になった。
アンドリューを反面教師にしっかり育てた次男には、私が選んだ立派な婚約者がいる。
本人には言っていないが、結婚し、しっかりと関係を育むのを確認した暁には、アンドリューを廃太子にして次男を王太子に据え、すぐにでも戴冠してもらうつもりだ。
そのため、それとなく次男には、王太子教育を施し、既に私の仕事の一部を任せている。
~王太子 アンドリュー~
(ふふっ。久しぶりにカトレアに会えるっ。)
あの運命が分かたれた日。
カトレアが冤罪だと分かった瞬間、目の前の女が憎らしくなり、カトレアへの愛が再燃した。
それなのに、カトレアは俺を許さず、他国の公爵令息の手を取った。
俺は、男爵家の売女を妃にせざるを得なかった。
勝手に俺を押し倒して上に乗っかってくる女は、閨の教育係など目ではないくらいに床が上手く、悔しいが子どもをもうけてしまった。
阿婆擦れそっくりの阿婆擦れだ。
王女らしい品格もない。
馬鹿だから教育が受けられないのだ。
互いに子が出来てもカトレアを諦めきれずにラブレターや贈り物を送り続けていたら、陛下あてに苦情文と脅迫めいた書状が届いたので、手紙を送るのもできなくなった。
阿婆擦れはコルセットで誤魔化しているが、かなりボリュームが出て、老け込んだと思う。
若い頃から過剰に酒やたばこに溺れ、性も乱れていたからだろう。
その点、自制心が強かったカトレアなら、きっと今も変わらない美しさを誇っているに違いない。
~あばずれ 王太子妃~
あの女が逃げた国の王子も私の娘がもらっちゃうわ!
ふふっ。
あんたは女として永遠に私の下なのよっ!
それから、あんたの家もめちゃくちゃにしてやるわ!
昔あんたの息子を襲って追放された男は、私がこの国の騎士として引き立てたわよ?
娘のエクセレント王国入りに連れていくつもりよぉ?
ふふっ、楽しみねぇ。
兄の方はもうとうが立っているから、次男の方に関心があるみたいよ?
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