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勇者の力
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翌朝・・・。
わたしは皇帝陛下の呼び出しを受けた。
10メートルはあろう長い長い机には、皇帝陛下とこの帝国の大臣、そしてセレナ様が腰かけている。そしてその向かいには、わたしが座っていた。
まるで前世の体育館のようにだだっ広い部屋にたった4人。
辺りはシーンと静まり返り、静寂が支配していた。
なお、ワイマール帝国にはセレナ様のお母様、いわゆる皇后陛下はいらっしゃらない。
数年前に病気でこの世を去ってしまったからだ。
またセレナ様にはわたしと同じ歳で12歳の弟がいらっしゃるらしいのだが、今はこの場所にはいなかった。
「メイ殿、いやメイ=マルチーズ殿。
この度は魔人を撃退し、また多くの騎士達の命を救って頂いたこと誠に感謝する」
静寂を破り、皇帝陛下が話を切り出す。
そしてぺこりとわたしに対して頭を下げた。
「もったいないお言葉です。顔をお上げください」
そして皇帝陛下は顔を上げる。
それに続き、隣に座る大臣が話を切り出した。
大臣はほっそりとした40歳くらいの男性であった。
黒い髪に茶色の瞳、前世の日本人によく似ている。
体はしっかりと鍛えられており、身長は170センチくらい。
たしかワイマール帝国の上流貴族の当主だったと記憶している。
「ところでメイ様。貴女をお呼び出ししたのは、貴女の力についてお話しすることがあったからです。あと魔人そして魔王についても、我々、ワイマール帝国が知ること全てをお話しさせて頂きます。陛下お願いできますか?」
「うむ。まずはメイ殿。貴殿はマルチーズ家の一員ということだが、貴殿の力は聖女の力ではない。勇者の力だ」
「聖女ではなく勇者ですか?」
「ああ、正確には勇者と聖女の力は同一の物だ。それを我々は【神聖魔法】と呼んでいる。
金色に輝く魔法の光、それが神聖魔法の証だ」
「確かにわたしの魔法は金色の光を帯びています。それでは勇者と聖女の違いは一体・・・」
「それは神聖魔法を攻撃に転嫁できるかできないかの違いだ。勇者は神聖魔法を武器として具現化し放つことができる。
数100年前、勇者と聖女が魔王を倒したと言われているが、正確には魔王にダメージを与えたのは勇者の力があってこそなのだよ。
だがもちろん聖女が役に立っていないわけではない。聖女は勇者と違い守りの力に特化している。
勇者を守りの面で支えたのが、聖女の役割だ」
わたしはマルチーズ家として魔王との戦い、そして初代聖女の役割については聞き及んでいた。
しかし勇者と聖女の力が同一のものであるとは知らなかった。
思えば勇者のことは魔王と戦ったということしか知らず、わたしは勇者のことを殆ど知らない。
「だが、その勇者と聖女をもってしても魔王を完全に倒すことは叶わなかったのだ」
「え?魔王を倒したのではないのですか?」
「歴史ではそう語られている。だが実際には勇者と聖女は魔王を倒すことができずに封印の道を選んだ。
そして封印の代償として、勇者と聖女は命を落とした。
また今回攻めてきた族は魔人リブラと名乗っていたが、魔人とは魔王の力を分け与えられた眷属のことだ。
そして生き残った魔人もまた魔王と共に封印されたと言われている」
「それではどうして今になって、魔人が現れたのでしょうか?もしかして魔王も復活しているのでしょうか?」
「その説明は私からさせて頂きます」
わたしの質問に対して、セレナ様が答えた。
すると突然、服の上着の1番目と2番目のボタンを外し、服をめくる。
そして彼女の胸の少し上、喉より下の部分をわたしに見せた。
セレナ様の肌は真っ白な絹のようになめらかだった。
だがそこには鍵のような形をした青い痣のようなものがあった。
「これは封印の鍵の一部です。魔王を封印した後、ワイマール帝国を始めとしたかつての王族達は魔法でその鍵を5つに分割し、自身の魂に刻み込ました。そして今代、ワイマール帝国の鍵の主に選ばれたのが、この私です。この鍵を狙って、魔人リブラは私を攫おうとしたのでしょう」
それからもセレナ様は鍵について詳細に説明した。
内容をまとめると、こんな感じです。
・鍵は数100年前に存在した5大国の王族達が分割して守ることを決めた。
・鍵はその者の魂に刻まれて実体を持たない。
仮に鍵の主が殺されても鍵は自動的に他の血縁者に渡り奪われることはないが、魂ごと奪われるとその限りではない。
そして魔王や魔人には魂を奪う術が存在するらしい。
また王家の血が途絶えても何かしら血が繋がっていれば継承されるとのことなので、継承されるのは王家だけとは限らない。
・現在、確認できている鍵の主は、ワイマール帝国のセレナ様、東大陸にあるブルーチーズ王国の女王様、西大陸のシャイニング帝国の王子様の3つ。あとの2つは国が既に滅び、王家の血も途絶えている為、どうなったかは詳細が不明らしい。
「そしてこれは私の推測になりますが、鍵のうち1つが何かしらの理由で失われ、封印の一部が解けてしまったと思われます。
そして数100年の時を経て封印の力も弱まっており、魔人だけが今世に蘇ってきたのでしょう」
「そうなると、もうすぐ魔王も復活するということでしょうか?」
「いえ封印の力が弱まっているとはいえ、魔王への封印はかなり強固に組んでいる筈です。残り4つの鍵がなければ、魔王は復活しません」
「だが魔人はリブラだけではない・・・。どれだけの数が残っているのかはワシらも情報がないのだが、1人だけということはないであろう。
魔人たちは必ず、我が娘、セレナを狙ってくるはずだ。
頼む勇者メイよ。勇者としてこれからもセレナを守ってはくれないだろうか?そして現れた残りの魔人を打倒してほしい」
勇者・・・このわたしが・・・?
確かに魔人リブラは強かった。しかしリブラより強い人はたくさんいる。
わたしの知る人物だと、冒険者ギルドマスターのハルクさんの方がおそらく強い。
他の魔人の強さは測りかねるが、それでも力だけなら対抗できる者はたくさんいるであろう。
だが魔人にはその身に纏う闇のオーラがある。
闇のオーラを攻略しなければ、どんなに強い攻撃でも魔人に傷一つつけることはできない。
そしてそのオーラに唯一対抗できるのがこのわたしであり、ヒーリング・ソードなのだ。
さらに魔人は普通の魔物と違い、人間社会を積極的に脅かす。
基本魔物は縄張りがあるので、人間社会を積極的に脅かそうとはしない。
この前、アースドラゴンはピナトスの町に攻めてきたが、それは傷をつけたわたしに対する復讐であり積極的に町を破壊し他の人間を皆殺しにする気はなかったはずだ。
だが、魔人リブラは人間を積極的に殺し楽しんでいる。
魔人は人間社会を脅かす危険な存在だ。そして彼らを野放しにすれば、魔王の復活は時間の問題であろう。
かつて聖女を目指していたわたしが、どういうわけか勇者の力に目覚めたのかはわからない。
しかしわたしが聖女を目指していた理由は、大切な人を守る力が欲しかったからだ。
そして周りの人達を笑顔にしたかった。
聖女を目指していた時、わたしにとっての一番大事な人達は家族であった。
しかし冒険者となった今では、ライラさんやゲンキさん達を始めとした仲間であり友人達だ。
そしてセレナ様は、身分は違えど共に冒険をした仲間であり友人であると思っている。
そう、セレナ様は既にわたしとって大切な人の一人なのだ。
鍵として彼女が狙われているのなら、彼女を助けない理由はない。
仮にわたしに勇者の力がなかったとしても、わたしは大切な人の力になりたいのだ。
「わかりました。わたしに勇者の力があるのかまだ実感できませんが、セレナ様の為に戦うことを誓います」
そう決めたわたしは、皇帝陛下とセレナ様の前で堂々と誓うのであった。
わたしは皇帝陛下の呼び出しを受けた。
10メートルはあろう長い長い机には、皇帝陛下とこの帝国の大臣、そしてセレナ様が腰かけている。そしてその向かいには、わたしが座っていた。
まるで前世の体育館のようにだだっ広い部屋にたった4人。
辺りはシーンと静まり返り、静寂が支配していた。
なお、ワイマール帝国にはセレナ様のお母様、いわゆる皇后陛下はいらっしゃらない。
数年前に病気でこの世を去ってしまったからだ。
またセレナ様にはわたしと同じ歳で12歳の弟がいらっしゃるらしいのだが、今はこの場所にはいなかった。
「メイ殿、いやメイ=マルチーズ殿。
この度は魔人を撃退し、また多くの騎士達の命を救って頂いたこと誠に感謝する」
静寂を破り、皇帝陛下が話を切り出す。
そしてぺこりとわたしに対して頭を下げた。
「もったいないお言葉です。顔をお上げください」
そして皇帝陛下は顔を上げる。
それに続き、隣に座る大臣が話を切り出した。
大臣はほっそりとした40歳くらいの男性であった。
黒い髪に茶色の瞳、前世の日本人によく似ている。
体はしっかりと鍛えられており、身長は170センチくらい。
たしかワイマール帝国の上流貴族の当主だったと記憶している。
「ところでメイ様。貴女をお呼び出ししたのは、貴女の力についてお話しすることがあったからです。あと魔人そして魔王についても、我々、ワイマール帝国が知ること全てをお話しさせて頂きます。陛下お願いできますか?」
「うむ。まずはメイ殿。貴殿はマルチーズ家の一員ということだが、貴殿の力は聖女の力ではない。勇者の力だ」
「聖女ではなく勇者ですか?」
「ああ、正確には勇者と聖女の力は同一の物だ。それを我々は【神聖魔法】と呼んでいる。
金色に輝く魔法の光、それが神聖魔法の証だ」
「確かにわたしの魔法は金色の光を帯びています。それでは勇者と聖女の違いは一体・・・」
「それは神聖魔法を攻撃に転嫁できるかできないかの違いだ。勇者は神聖魔法を武器として具現化し放つことができる。
数100年前、勇者と聖女が魔王を倒したと言われているが、正確には魔王にダメージを与えたのは勇者の力があってこそなのだよ。
だがもちろん聖女が役に立っていないわけではない。聖女は勇者と違い守りの力に特化している。
勇者を守りの面で支えたのが、聖女の役割だ」
わたしはマルチーズ家として魔王との戦い、そして初代聖女の役割については聞き及んでいた。
しかし勇者と聖女の力が同一のものであるとは知らなかった。
思えば勇者のことは魔王と戦ったということしか知らず、わたしは勇者のことを殆ど知らない。
「だが、その勇者と聖女をもってしても魔王を完全に倒すことは叶わなかったのだ」
「え?魔王を倒したのではないのですか?」
「歴史ではそう語られている。だが実際には勇者と聖女は魔王を倒すことができずに封印の道を選んだ。
そして封印の代償として、勇者と聖女は命を落とした。
また今回攻めてきた族は魔人リブラと名乗っていたが、魔人とは魔王の力を分け与えられた眷属のことだ。
そして生き残った魔人もまた魔王と共に封印されたと言われている」
「それではどうして今になって、魔人が現れたのでしょうか?もしかして魔王も復活しているのでしょうか?」
「その説明は私からさせて頂きます」
わたしの質問に対して、セレナ様が答えた。
すると突然、服の上着の1番目と2番目のボタンを外し、服をめくる。
そして彼女の胸の少し上、喉より下の部分をわたしに見せた。
セレナ様の肌は真っ白な絹のようになめらかだった。
だがそこには鍵のような形をした青い痣のようなものがあった。
「これは封印の鍵の一部です。魔王を封印した後、ワイマール帝国を始めとしたかつての王族達は魔法でその鍵を5つに分割し、自身の魂に刻み込ました。そして今代、ワイマール帝国の鍵の主に選ばれたのが、この私です。この鍵を狙って、魔人リブラは私を攫おうとしたのでしょう」
それからもセレナ様は鍵について詳細に説明した。
内容をまとめると、こんな感じです。
・鍵は数100年前に存在した5大国の王族達が分割して守ることを決めた。
・鍵はその者の魂に刻まれて実体を持たない。
仮に鍵の主が殺されても鍵は自動的に他の血縁者に渡り奪われることはないが、魂ごと奪われるとその限りではない。
そして魔王や魔人には魂を奪う術が存在するらしい。
また王家の血が途絶えても何かしら血が繋がっていれば継承されるとのことなので、継承されるのは王家だけとは限らない。
・現在、確認できている鍵の主は、ワイマール帝国のセレナ様、東大陸にあるブルーチーズ王国の女王様、西大陸のシャイニング帝国の王子様の3つ。あとの2つは国が既に滅び、王家の血も途絶えている為、どうなったかは詳細が不明らしい。
「そしてこれは私の推測になりますが、鍵のうち1つが何かしらの理由で失われ、封印の一部が解けてしまったと思われます。
そして数100年の時を経て封印の力も弱まっており、魔人だけが今世に蘇ってきたのでしょう」
「そうなると、もうすぐ魔王も復活するということでしょうか?」
「いえ封印の力が弱まっているとはいえ、魔王への封印はかなり強固に組んでいる筈です。残り4つの鍵がなければ、魔王は復活しません」
「だが魔人はリブラだけではない・・・。どれだけの数が残っているのかはワシらも情報がないのだが、1人だけということはないであろう。
魔人たちは必ず、我が娘、セレナを狙ってくるはずだ。
頼む勇者メイよ。勇者としてこれからもセレナを守ってはくれないだろうか?そして現れた残りの魔人を打倒してほしい」
勇者・・・このわたしが・・・?
確かに魔人リブラは強かった。しかしリブラより強い人はたくさんいる。
わたしの知る人物だと、冒険者ギルドマスターのハルクさんの方がおそらく強い。
他の魔人の強さは測りかねるが、それでも力だけなら対抗できる者はたくさんいるであろう。
だが魔人にはその身に纏う闇のオーラがある。
闇のオーラを攻略しなければ、どんなに強い攻撃でも魔人に傷一つつけることはできない。
そしてそのオーラに唯一対抗できるのがこのわたしであり、ヒーリング・ソードなのだ。
さらに魔人は普通の魔物と違い、人間社会を積極的に脅かす。
基本魔物は縄張りがあるので、人間社会を積極的に脅かそうとはしない。
この前、アースドラゴンはピナトスの町に攻めてきたが、それは傷をつけたわたしに対する復讐であり積極的に町を破壊し他の人間を皆殺しにする気はなかったはずだ。
だが、魔人リブラは人間を積極的に殺し楽しんでいる。
魔人は人間社会を脅かす危険な存在だ。そして彼らを野放しにすれば、魔王の復活は時間の問題であろう。
かつて聖女を目指していたわたしが、どういうわけか勇者の力に目覚めたのかはわからない。
しかしわたしが聖女を目指していた理由は、大切な人を守る力が欲しかったからだ。
そして周りの人達を笑顔にしたかった。
聖女を目指していた時、わたしにとっての一番大事な人達は家族であった。
しかし冒険者となった今では、ライラさんやゲンキさん達を始めとした仲間であり友人達だ。
そしてセレナ様は、身分は違えど共に冒険をした仲間であり友人であると思っている。
そう、セレナ様は既にわたしとって大切な人の一人なのだ。
鍵として彼女が狙われているのなら、彼女を助けない理由はない。
仮にわたしに勇者の力がなかったとしても、わたしは大切な人の力になりたいのだ。
「わかりました。わたしに勇者の力があるのかまだ実感できませんが、セレナ様の為に戦うことを誓います」
そう決めたわたしは、皇帝陛下とセレナ様の前で堂々と誓うのであった。
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