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『一番の恋人』(君嶋彼方著:角川書店)
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第12回小説野生時代新人賞でデビューした著書・君嶋彼方さん待望の最新刊!
『アロマンテイック・アセクシャル』聞き慣れない言葉である。
他人に恋愛感情も性的欲求も抱くことがない性質を表すらしい。
主人公・一番の恋人の千凪は彼のプロポーズにこう答える。
『私、番ちゃんのこと、好きだよ。でも、愛してると思ったことは一度もない』
君嶋さんの描く『恋愛』は、いつだって特殊設定だった。
男女が入れ替わったり、超能力を持っていたりとか。
でも、人を描くのが上手なので、変わった設定でも違和感なく、ぐいぐいと読ませて物語に引き込んでくれる。
本作はセクシャルマイノリティな彼女の物語ではあるが、彼方さん初の非特殊設定小説である。
身近にあるお話なのかもと思いながら読み進めて、もう君嶋ワールドの虜になっていた。
当人同士の戸惑い、揺れ動く想い、周囲の思惑や流される感情。
二人を取り巻く環境は熾烈であり、この先どうなるのかと目を離せない。
そして二人が選んだ結論は……。
それは読んでからのお楽しみであろう。
ただ、心爽やかになりますよ、とだけはお伝えしておきます。
番ちゃんの笑顔に乾杯である。
『アロマンテイック・アセクシャル』聞き慣れない言葉である。
他人に恋愛感情も性的欲求も抱くことがない性質を表すらしい。
主人公・一番の恋人の千凪は彼のプロポーズにこう答える。
『私、番ちゃんのこと、好きだよ。でも、愛してると思ったことは一度もない』
君嶋さんの描く『恋愛』は、いつだって特殊設定だった。
男女が入れ替わったり、超能力を持っていたりとか。
でも、人を描くのが上手なので、変わった設定でも違和感なく、ぐいぐいと読ませて物語に引き込んでくれる。
本作はセクシャルマイノリティな彼女の物語ではあるが、彼方さん初の非特殊設定小説である。
身近にあるお話なのかもと思いながら読み進めて、もう君嶋ワールドの虜になっていた。
当人同士の戸惑い、揺れ動く想い、周囲の思惑や流される感情。
二人を取り巻く環境は熾烈であり、この先どうなるのかと目を離せない。
そして二人が選んだ結論は……。
それは読んでからのお楽しみであろう。
ただ、心爽やかになりますよ、とだけはお伝えしておきます。
番ちゃんの笑顔に乾杯である。
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