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まろ蔵

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『草莽の臣(そうもうのしん)』(森山光太郎著:早川書房)

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街を歩けば芸能プロダクションのスカウトマンから声をかけられ、喫茶店でコーヒーを嗜んでいるだけでカメラマン達が『写真を撮らせて貰っても良いですか』と集まって来てしまうと云う逸話の持ち主~超イケメン時代小説家の最新作である。

個人的には、敏腕マネージャーを付けて『握手会』や『2ショット写真撮影会』、5冊買ったら『頭ポンポン』10冊購入の方には『ハグ』しますよ。
と云う営業販売戦略を取れば、間違い無く、たちまちベストセラー作家になると思うんだけど、ご本人と編集さんに叱られそうなので、閑話休題……

山陰・益田家の活躍が無ければ、日本は四度滅びていた!

本作は現在の島根県が舞台であり、四つの異なる時代の人々を描く連作集である。
描かれているのは、『白村江』『元寇』『挑戦出兵』『幕末』、常に過酷で激動な時期ながら、冷静に且つ大胆に行動する益田一族の活躍ぶりには目を見張らされる。

こんな史実があったのか!
『光太郎すごいやん、顔だけ男子やなかったんやね、出来る子やねんね』と、何故か急に関西弁になりながら、『島根に足を向けて寝るのは止めよう』と、固く心に誓う今日この頃の半世紀書店なのであった。
ありがとう、光太郎。
足向けません、益田さん。
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