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ワシはアルテミスが握ってくれている手に視線を向けた。手のひらがほんのり温かい。
「ずっとそうして治癒魔法を掛けていてくれたのか?」
ワシが問うと、アルテミスは涙を堪え頷いた。
「ええ……私にはこれくらいしか出来る事はありませんから……」
恐らくアルテミスにはもう、ワシが次に吐く言葉が分かっているのだろう。握った手が震えていた。
「そうか……。ありがとう。其方のお陰で随分と良くなった。ワシはもう大丈夫だ。すまんがこの手を離してくれるか」
ワシはそう言うと握られた手を少しだけ上に持ち上げた。するとアルテミスは大きく何度も首を左右に振りながら、更に強い力でワシの手を握り締めた。
「いやです! この手を離せば、またお父様は無茶をするでしょう? 分かっているのですか⁉︎ お父様は魔力切れを起こして倒れたのですよ! どれ程心配したか……お父様には分からないのですか⁉︎」
ワシを案じるアルテミスの気持ちは分かっていた。だが……。ワシは諭す様に娘に伝えた。
「なぁアルテミス。先程其方と馬の上から見た王都の街並みは美しかったな」
「…………」
彼女は何も言わずコクリと頷いた。
「だがな、30年前あの辺りは瓦礫の山だったのだよ。先の戦では多くの人が亡くなった。人々は嘆き悲しんだ。やっとその苦しみを乗り越え、そこから長い年月を掛けて漸くあそこまでの美しい街を作り上げたのだろう。そこには民達の汗と涙とそして並々ならぬ努力があったことだろう。あのメモから察するに、恐らくイスタルの軍はもう直ぐそこまで迫って来ておる。ワシはな、もう二度とあの美しい街並みを元の瓦礫の山にしたくはないのだよ」
「…………」
アルテミスは俯きながらワシの話を黙って聞いていた。ワシは更に話を続けた。
「ワシはこれからイスタルの動向を探ると共に、奴らを迎え撃つための対策を練らねばならん。頼む。その手を離してはくれぬか」
ワシは少しだけ語気を強め、もう一度アルテミスにそう告げた。
「……動向を探るって! まさか、探索魔法を使うつもりなのですか⁉︎ どうしてですか? だいたい対策を考えるのはお父様ではありません! 陛下の務めでは無いですか⁉︎」
アルテミスもまた声を荒げた。
「……確かにそうだ……。だがな其方も今の状況を分かっておろう? 何しろ魔導士がおらんのだよ。魔導士がおらんのでは対策は打ちずらい。大丈夫。ワシとて命は惜しい。もう無理はせん」
「無理はせんって……。お父様! 信じられません! 探索魔法ですよ? また、沢山の魔力を使うじゃないですか! 然も遠く離れたイスタル軍の動向を探るんでしょう? 今の状態で広範囲探索魔法を使うなんて……。無謀です! 死んでしまいますよ‼︎」
アルテミスは悲痛な声でワシに訴え掛けた。
確かに娘の言う通り、遠方の敵を探るには身体中の神経を研ぎ澄まし意識を集中させる。
そのため魔力の消費量が激しい。
「大丈夫。今回は全方位を探る必要はないのだ。イスタルが来るのは国の南東の一部。我が国との国境線、その1点のみだ。然も、何も精度の高い探索を行う必要は無い。敵が今何処にいるのか……それさえ探れれば良いのだ。それが分かればこちらも対策が立て易いからな。しかも砂漠と言う何も無い場所を軍単位の人間が動くのだ。邪魔するものもなく探索もし易いはずだ」
ワシはアルテミスを安心させようと、そう説明して笑いかけた。
「それは……そうですが……」
娘は考えあぐねているのか、重ねられた手を見た。
そんなアルテミスをワシは優しく諭した。
「それにな、これからワシは騎士団に協力を仰ぎ、嘗て共に戦った魔導士達を探そうと思うのだ。そして彼らに協力して貰える様、頭を下げるつもりだ」
「騎士団?」
娘が問い返す。
「ああ、そうだ。彼らとて生きていかねばならない。国の政策により職を失った彼らがまず真っ先に思いつくのは、その魔力を使った薬作りだろう?」
「薬……ですか?」
「そうだ。薬と言われて真っ先に思いつくのは回復薬だろう?」
「だから騎士団ですか。確かに騎士達ならば大量の回復薬を必要としますからね。ですが、国が魔導士を冷遇する政策をとっていたのです。その方たちも恐らく不遇の時期を迎えてこられたはず……。それを今更頼ったところで協力などしてくれるでしょうか?」
アルテミスが危惧するのも最だ。
「なに、彼らとてワシと同じ思いを抱いているはず。いや、あの戦を経験した者ならば誰もがそう思うはずだ。真摯に向き合って頼めばきっと協力してくれるさ。それにな、彼らさえ協力してくれれば、もうワシが1人で背負う必要はなくなる。そうすればもう無茶はせん。約束する!」
ワシはそう言ってアルテミスを説得した。
「本当ですね?」
アルテミスはそうワシに念を押すと、漸くその手を離した。
ワシは恐る恐る起き上がり、自分の体の調子を確認した。
「よし! 大丈夫。アルテミス、回復魔法の腕も上げたなぁ」
「当たり前です。前にも言ったでしょう? 私はこの王都に来てからも、ずっと魔法の練習を欠かした事はありません」
もしこの子が本当に王太子妃に……いや、王妃となっていたら、この国は変わっていただろうに……。ワシはそれが残念でならなかった。
「アルテミス、ワシはどれ位の間眠っていた?」
アルテミスに問うと直ぐに「2時間程です」と的確な返事が返って来た。
「そうか……。ならば直ぐにダンケルの執務室へ戻ろう」
今頃、ワシからの報告を受けたダンケルはその対策を練っているはずだ。カスケードも既に戻ってきているだろう。そうなればこちら側の兵力も確認出来る。
ワシらはダンケルの執務室に向かい歩き始めた。アルテミスがそっとワシの背中を支えてくれる。正直、空間移動出来ないのがもどかしいが、魔力を温存するためだ。致し方ない。
2人で王宮の長い廊下を歩いていると、向こうから沢山の侍女を引き連れた女に出くわした。その女の顔を見たアルテミスが直ぐにワシの背中に手を置いたまま頭を下げる。
「あら、流石ね。もう回復したの? ジグムント?」
女は偉そうにワシの名を呼び声を掛けた。
面倒だな。ワシは流行る気持ちを抑えながら女の問いに答えた。
「それは嫌味か労いか、どっちだ? 婆さん」
そう……。この高慢チキな女こそ王太后ヘラだった。
「ずっとそうして治癒魔法を掛けていてくれたのか?」
ワシが問うと、アルテミスは涙を堪え頷いた。
「ええ……私にはこれくらいしか出来る事はありませんから……」
恐らくアルテミスにはもう、ワシが次に吐く言葉が分かっているのだろう。握った手が震えていた。
「そうか……。ありがとう。其方のお陰で随分と良くなった。ワシはもう大丈夫だ。すまんがこの手を離してくれるか」
ワシはそう言うと握られた手を少しだけ上に持ち上げた。するとアルテミスは大きく何度も首を左右に振りながら、更に強い力でワシの手を握り締めた。
「いやです! この手を離せば、またお父様は無茶をするでしょう? 分かっているのですか⁉︎ お父様は魔力切れを起こして倒れたのですよ! どれ程心配したか……お父様には分からないのですか⁉︎」
ワシを案じるアルテミスの気持ちは分かっていた。だが……。ワシは諭す様に娘に伝えた。
「なぁアルテミス。先程其方と馬の上から見た王都の街並みは美しかったな」
「…………」
彼女は何も言わずコクリと頷いた。
「だがな、30年前あの辺りは瓦礫の山だったのだよ。先の戦では多くの人が亡くなった。人々は嘆き悲しんだ。やっとその苦しみを乗り越え、そこから長い年月を掛けて漸くあそこまでの美しい街を作り上げたのだろう。そこには民達の汗と涙とそして並々ならぬ努力があったことだろう。あのメモから察するに、恐らくイスタルの軍はもう直ぐそこまで迫って来ておる。ワシはな、もう二度とあの美しい街並みを元の瓦礫の山にしたくはないのだよ」
「…………」
アルテミスは俯きながらワシの話を黙って聞いていた。ワシは更に話を続けた。
「ワシはこれからイスタルの動向を探ると共に、奴らを迎え撃つための対策を練らねばならん。頼む。その手を離してはくれぬか」
ワシは少しだけ語気を強め、もう一度アルテミスにそう告げた。
「……動向を探るって! まさか、探索魔法を使うつもりなのですか⁉︎ どうしてですか? だいたい対策を考えるのはお父様ではありません! 陛下の務めでは無いですか⁉︎」
アルテミスもまた声を荒げた。
「……確かにそうだ……。だがな其方も今の状況を分かっておろう? 何しろ魔導士がおらんのだよ。魔導士がおらんのでは対策は打ちずらい。大丈夫。ワシとて命は惜しい。もう無理はせん」
「無理はせんって……。お父様! 信じられません! 探索魔法ですよ? また、沢山の魔力を使うじゃないですか! 然も遠く離れたイスタル軍の動向を探るんでしょう? 今の状態で広範囲探索魔法を使うなんて……。無謀です! 死んでしまいますよ‼︎」
アルテミスは悲痛な声でワシに訴え掛けた。
確かに娘の言う通り、遠方の敵を探るには身体中の神経を研ぎ澄まし意識を集中させる。
そのため魔力の消費量が激しい。
「大丈夫。今回は全方位を探る必要はないのだ。イスタルが来るのは国の南東の一部。我が国との国境線、その1点のみだ。然も、何も精度の高い探索を行う必要は無い。敵が今何処にいるのか……それさえ探れれば良いのだ。それが分かればこちらも対策が立て易いからな。しかも砂漠と言う何も無い場所を軍単位の人間が動くのだ。邪魔するものもなく探索もし易いはずだ」
ワシはアルテミスを安心させようと、そう説明して笑いかけた。
「それは……そうですが……」
娘は考えあぐねているのか、重ねられた手を見た。
そんなアルテミスをワシは優しく諭した。
「それにな、これからワシは騎士団に協力を仰ぎ、嘗て共に戦った魔導士達を探そうと思うのだ。そして彼らに協力して貰える様、頭を下げるつもりだ」
「騎士団?」
娘が問い返す。
「ああ、そうだ。彼らとて生きていかねばならない。国の政策により職を失った彼らがまず真っ先に思いつくのは、その魔力を使った薬作りだろう?」
「薬……ですか?」
「そうだ。薬と言われて真っ先に思いつくのは回復薬だろう?」
「だから騎士団ですか。確かに騎士達ならば大量の回復薬を必要としますからね。ですが、国が魔導士を冷遇する政策をとっていたのです。その方たちも恐らく不遇の時期を迎えてこられたはず……。それを今更頼ったところで協力などしてくれるでしょうか?」
アルテミスが危惧するのも最だ。
「なに、彼らとてワシと同じ思いを抱いているはず。いや、あの戦を経験した者ならば誰もがそう思うはずだ。真摯に向き合って頼めばきっと協力してくれるさ。それにな、彼らさえ協力してくれれば、もうワシが1人で背負う必要はなくなる。そうすればもう無茶はせん。約束する!」
ワシはそう言ってアルテミスを説得した。
「本当ですね?」
アルテミスはそうワシに念を押すと、漸くその手を離した。
ワシは恐る恐る起き上がり、自分の体の調子を確認した。
「よし! 大丈夫。アルテミス、回復魔法の腕も上げたなぁ」
「当たり前です。前にも言ったでしょう? 私はこの王都に来てからも、ずっと魔法の練習を欠かした事はありません」
もしこの子が本当に王太子妃に……いや、王妃となっていたら、この国は変わっていただろうに……。ワシはそれが残念でならなかった。
「アルテミス、ワシはどれ位の間眠っていた?」
アルテミスに問うと直ぐに「2時間程です」と的確な返事が返って来た。
「そうか……。ならば直ぐにダンケルの執務室へ戻ろう」
今頃、ワシからの報告を受けたダンケルはその対策を練っているはずだ。カスケードも既に戻ってきているだろう。そうなればこちら側の兵力も確認出来る。
ワシらはダンケルの執務室に向かい歩き始めた。アルテミスがそっとワシの背中を支えてくれる。正直、空間移動出来ないのがもどかしいが、魔力を温存するためだ。致し方ない。
2人で王宮の長い廊下を歩いていると、向こうから沢山の侍女を引き連れた女に出くわした。その女の顔を見たアルテミスが直ぐにワシの背中に手を置いたまま頭を下げる。
「あら、流石ね。もう回復したの? ジグムント?」
女は偉そうにワシの名を呼び声を掛けた。
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そう……。この高慢チキな女こそ王太后ヘラだった。
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