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遡って一年前
遡って一年前編2
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特売品の野菜を買い。私は『ジョセッペ1号』を走らせ、ユウちゃんの教えてくれたお店へ向かった。
何時ものスーパーから原付きで15分くらいだろうか?
街中より少し離れた所にあるんだな。ユウちゃん、よくこんなお店知ってたなぁ。そんな事を思いながらお店へと入った。
もう、閉店時間間近なのだろうか?お客さんもまばらだけど、野菜、お肉……それにお惣菜もほとんど残っていなかった。
やばい……。もしかしてお魚、残って無い??アジ、売り切れちゃったかな??
私は足早にお魚売り場へ向かう。
そして、お魚売り場へ到着した。
やった!まだ、アジ売ってあった!!しかも、ラスト、ワンパック!ラッキー!!さっきのお店と同じくらいの大きさだし、目が濁ってなくて綺麗!体の色もなんか金色っぽいし……凄く美味しそう!!
私は、スキップをしそうな勢いでアジを買ってお店を出た。
今日は、新鮮なお魚が食べれる♪
今日は、新鮮なお魚が食べれる~♪♪
刺身かな?塩焼きかな?それとも、フライかな??私にはお魚さんを捌ける腕前はありません♪♪♪
ジョセッペ号を運転しながら、訳の分からないを歌う。
あっ、そうそう。ユウちゃんにお礼も言わなきや。
忘れるといけないから、あの少し広い駐車スペースがある所に止まって、メッセージを送ろうっと。
私は、その駐車スペースに停まる。
なんのお店の駐車スペースなんだろう?そう思い、見渡した。
古い街並みとは違い、案外お洒落な外装に、明かりの灯ってない赤提灯。少し外観と赤提灯がミスマッチ?何屋さんかな?ラーメン屋さんかな?この街はラーメンが有名らしいから……。
なになに??……釣り人居酒屋 魚んちゅ~?なんて読むんだろう?さかなんちゅ~??
……あれ?アルバイト募集の貼り紙も貼ってある。そろそろ、アルバイトも始めないといけないかな?って思っていたところだから、なにか凄く気になるんですけど……。
私は、ジョセッペ1号のエンジンを止め、降りて確認した。
わ!時給もいい……。休みは相談に応じます。まかない付き。……いいな。居酒屋さんのまかないって、どんな料理が出るんだろう?釣り人居酒屋って書いてあるくらだから、お刺身とか出るのかな?それとも、から揚げとか出たりするのかな?いいな……。新鮮なお魚とか食べ放題なのかな??
そんな事を考えていると、ガラガラと音を立ててドアが開いた。
「お?お客さんかな??今日は休みばい??」
頭、ツルツル。それに、ちょぼちょぼと生える顎髭。恰幅の良い身体。無駄に可愛い感じの二重瞼の目。その逆で声は渋かった。年齢は四十代だろうか?そんなおじさんだった。
「え?!いえ、アルバイト募集中の貼り紙が見えたもので……。」
私はとっさにアルバイト募集中の貼り紙を見ていた事を言った。すると、おじさんは凄く笑顔になった。
「おお!?もしかして、お嬢ちゃん、ウチで働いてくれるとね??ささ!外は寒かろ?入って入って!!」
おじさんは私の手を握り中へ入れようとする。いや、少し肌寒いけど、寒くはないし!
「え?!で、でも!!私、履歴書も持ってきていませんし!!ジョセッペ1号、あっ、いや、原付きをそこに置きっぱなしですし!!」
「あ、よかよか!そこは、ウチの駐車場やけん。休みやけん、お客さんも多分、来んし。」
おじさんは私の話を聞かない。
「せ、せめて、さっき買ったお魚を……。」
「なんね?お嬢ちゃん、魚ばどこかで買って来たとね?なら、そん魚ば持って来なっせ。」
え?ええ??そん魚??その魚って事??どうして、そうなるの?!
おじさんはこちらをニコニコと見つめている。仕方ないので、私は、おじさんの言う通り、アジを持って来る事になった。邪魔になるといけないので、ジョセッペ号もちゃんと端に移動させる事にした。
何時ものスーパーから原付きで15分くらいだろうか?
街中より少し離れた所にあるんだな。ユウちゃん、よくこんなお店知ってたなぁ。そんな事を思いながらお店へと入った。
もう、閉店時間間近なのだろうか?お客さんもまばらだけど、野菜、お肉……それにお惣菜もほとんど残っていなかった。
やばい……。もしかしてお魚、残って無い??アジ、売り切れちゃったかな??
私は足早にお魚売り場へ向かう。
そして、お魚売り場へ到着した。
やった!まだ、アジ売ってあった!!しかも、ラスト、ワンパック!ラッキー!!さっきのお店と同じくらいの大きさだし、目が濁ってなくて綺麗!体の色もなんか金色っぽいし……凄く美味しそう!!
私は、スキップをしそうな勢いでアジを買ってお店を出た。
今日は、新鮮なお魚が食べれる♪
今日は、新鮮なお魚が食べれる~♪♪
刺身かな?塩焼きかな?それとも、フライかな??私にはお魚さんを捌ける腕前はありません♪♪♪
ジョセッペ号を運転しながら、訳の分からないを歌う。
あっ、そうそう。ユウちゃんにお礼も言わなきや。
忘れるといけないから、あの少し広い駐車スペースがある所に止まって、メッセージを送ろうっと。
私は、その駐車スペースに停まる。
なんのお店の駐車スペースなんだろう?そう思い、見渡した。
古い街並みとは違い、案外お洒落な外装に、明かりの灯ってない赤提灯。少し外観と赤提灯がミスマッチ?何屋さんかな?ラーメン屋さんかな?この街はラーメンが有名らしいから……。
なになに??……釣り人居酒屋 魚んちゅ~?なんて読むんだろう?さかなんちゅ~??
……あれ?アルバイト募集の貼り紙も貼ってある。そろそろ、アルバイトも始めないといけないかな?って思っていたところだから、なにか凄く気になるんですけど……。
私は、ジョセッペ1号のエンジンを止め、降りて確認した。
わ!時給もいい……。休みは相談に応じます。まかない付き。……いいな。居酒屋さんのまかないって、どんな料理が出るんだろう?釣り人居酒屋って書いてあるくらだから、お刺身とか出るのかな?それとも、から揚げとか出たりするのかな?いいな……。新鮮なお魚とか食べ放題なのかな??
そんな事を考えていると、ガラガラと音を立ててドアが開いた。
「お?お客さんかな??今日は休みばい??」
頭、ツルツル。それに、ちょぼちょぼと生える顎髭。恰幅の良い身体。無駄に可愛い感じの二重瞼の目。その逆で声は渋かった。年齢は四十代だろうか?そんなおじさんだった。
「え?!いえ、アルバイト募集中の貼り紙が見えたもので……。」
私はとっさにアルバイト募集中の貼り紙を見ていた事を言った。すると、おじさんは凄く笑顔になった。
「おお!?もしかして、お嬢ちゃん、ウチで働いてくれるとね??ささ!外は寒かろ?入って入って!!」
おじさんは私の手を握り中へ入れようとする。いや、少し肌寒いけど、寒くはないし!
「え?!で、でも!!私、履歴書も持ってきていませんし!!ジョセッペ1号、あっ、いや、原付きをそこに置きっぱなしですし!!」
「あ、よかよか!そこは、ウチの駐車場やけん。休みやけん、お客さんも多分、来んし。」
おじさんは私の話を聞かない。
「せ、せめて、さっき買ったお魚を……。」
「なんね?お嬢ちゃん、魚ばどこかで買って来たとね?なら、そん魚ば持って来なっせ。」
え?ええ??そん魚??その魚って事??どうして、そうなるの?!
おじさんはこちらをニコニコと見つめている。仕方ないので、私は、おじさんの言う通り、アジを持って来る事になった。邪魔になるといけないので、ジョセッペ号もちゃんと端に移動させる事にした。
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