無職が伝説の召喚士になるまで

夢見る少年

文字の大きさ
3 / 6

第3話 覚醒

しおりを挟む
ライキは、この後1人でトカゲを8匹倒していた。

「楽になってんのは、レベルが上がってんだろうな。レベル知りてぇーわ」

レベルが上がると能力が上がる。

レベルを確認するのは職業の儀式で使った鑑定石を使わないといけない。

鑑定石は、大変貴重な為一般人は職業の儀式以外で使う事はまずない。

「流石に腹減ってきたな」

ライキは、この2日全くご飯を食べてない。

水は湧き水などがあった為どうにかなったが、食べ物は何も無いので何も食べてなかったのだ。

そして、モンスターなどを食べなかったのはモンスターを食べると死ぬかもしれないからだ。

モンスターには、魔素と言うのが沢山入っている。魔素は、魔法などでも使うのだが、モンスターは沢山ある為体の中で暴れ体を破壊すると言われている。

強いモンスター程魔素が多いいと言われている。

「あのトカゲぜってぇー魔素多いいよな。でも、餓死するのはやだし。まぁー、生きる確率の方が低いが、確実に死ぬわけでないからいいか」

俺は、トカゲを手でちぎって火魔法で焼いて食った。

「う、美味い!めっちゃうめーぞ!こんな美味いの初めて食った!」

ライキは、夢中になってトカゲを2匹食って気絶した。

気絶した理由は、魔素が暴走したからだ。

ライキは、気絶ではあるが初めてちゃんとした休憩をとれた。

そのまま気絶してから1日近く経った。

「俺どんくらい気絶してたんだ?ってかめちゃくちゃ力が溢れて来るんだが、これなら1人でこの渓谷を脱出出来そうだな」

そう。この渓谷では、もう召喚しない事にしていた。

理由は、召喚獣をもう殺したく無いからだ。

召喚獣は仲間で、しかも俺を庇って死んでしまった。

だから、俺自身が強くなってから、召喚すると決めたのだ。

その為、この渓谷では召喚しない事にした。

「それにしてもなんで、こう、中から力が溢れて来るような感じがするんだ?」

と、違和感を抱いていると、またトカゲが現れた。

「グルルルルルル」

「また、トカゲか、お前以外いないのかよ」

俺は、ヒットアンドアウェイするために、取り敢えず殴った。

ドゴーーーーン!!!

「はっ?」

トカゲは、一発で絶命した。

「もしかして、モンスターを食って強くなった?もしそれが本当なら、俺は強くなる為に何でもしてやる!」

そう言って、死んだトカゲを食べてまた気絶をした。








一方その頃町には、国の役人が来ていた。

何故国の役人がわざわざ来るのかと言うと、職業の儀式でどのような職業が出たのか調べる為である。

統計を取り、今年はこの職業が多いい少ないなどを調べる為である。

もう1つは、優秀な人材をスカウトする為である。

才能があっても設備が整っていなかったら、ある程度の所までしか伸びない人が多い、その為王都の整った設備で出来るだけ才能を伸ばす為だ。

「これはこれは国の役人様ようこそいらっしゃいました。町長のガイトです」

「私はラルウだ。早速だが結果を教えて欲しい」

「はい。今年は大魔道士がいました!」

「おお!それは素晴らしいな!是非とも国に招きたい。それで何人いて、何の職業か教えてくれ」

「はい。今年は5人で、大魔道士、剣闘士、調教師、農夫、無職です」

「剣闘士もいるのか、中々素晴らしいな。あと調教師もレア職業だから、当たりだな。ところで無職ってなんだ?今までそんな事報告された事ないが?」

「厳密に言うと、無職では無いのですが、字が読めなくて…」

「ん?どういう事だ?見してみろ!」

「は、はい」

ガイトは、記録用紙をラルウに見した。

「本当にこう書いてあったのか?」

「はい。読めなかった為、無職と言うことにしました」

「い、異世界文字だと!」

「異世界文字ってなんですか?」

「えっ?お前知らないのか!500年前魔王から世界を助けた勇者様が使っていた文字を!これがその文字だ。おい!誰か異世界文字読める奴いないのか?」

「ラルウ先輩!僕読めますよー!」

「お!リュウ!お前読めるのか!」

「任せてくだせー!先輩!では、早速。れじぇんどさもなー?」

「分かったか?」

「えっと。確か、れじぇんどが伝説のって意味で、さもなーが確か召喚士だった気がします!なので、伝説の召喚士では?」

「そうか。召喚士自体数年に1度出るか出ないか位のレア職業で、しかも伝説の召喚士か、これは国に連れて行かないとな!」

「ぜってぇー連れていくべきです!先輩!」

「ガイト。その召喚士の子はどこにいる?」

「それが、魔境の渓谷に自分で落ちたそうなのです」

「それは、本当なのか?」

「はい。しかし私は剣闘士の子が落としたと思うのです。私は、剣闘士の子が無理やり連れて行くのを見て、その次の日渓谷に落ちたと聞きました」

「何故、止めなかった。しかも誰一人探そうとしていない」

「そ、それは…」

「無職は、必要無いと、思っていたからか?」

「い、いえ、そんなことは…」

「そうか。分かった」

「許して下さるんですか!」

「墓穴を掘ったな。誰が許すと、言ったか?」

「あっ、」

「残念だったな。無職かと思って殺したやつが、勇者様と、同じで、伝説の召喚士と言う、大層な職業で。これは上にも報告するからな?では、さらば」

「まっ、待ってください!」

ラルウ達は、帰って行った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

俺は、こんな力を望んでいなかった‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
俺の名は、グレン。 転移前の名は、紅 蓮(くれない 蓮)という。 年齢は26歳……だった筈なのだが、異世界に来たら若返っていた。 魔物を倒せばレベルが上がるという話だったのだが、どうみてもこれは…オーバーキルの様な気がする。 もう…チートとか、そういうレベルでは無い。 そもそも俺は、こんな力を望んではいなかった。 何処かの田舎で、ひっそりとスローライフを送りたかった。 だけど、俺の考えとは対照的に戦いの日々に駆り出される事に。 ………で、俺はこの世界で何をすれば良いんだ?

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。 ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。 だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。 クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。 まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。 閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。 追伸、 雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。 気になった方は是非読んでみてください。

処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ

シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。  だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。 かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。 だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。 「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。 国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。 そして、勇者は 死んだ。 ──はずだった。 十年後。 王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。 しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。 「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」 これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。 彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。

異世界配信中。幼馴染みに捨てられた俺に、神々(視聴者)がコメントしてくるんだが。

葉月
ファンタジー
コルネ村で、幼なじみであり恋人でもあったユリアナと、ささやかな幸福を分かち合って生きていたロイド。 だがある日、ユリアナは女神の愛子として目覚め、国王の命により王都へと連れ去られる。 突然、日常を奪われ、運命に引き裂かれたロイドは、抗う術も持たぬまま、否応なく大きな流れへと呑み込まれていく。 これは、奪われたものを取り戻すため、そして理不尽な運命に抗おうとする、一人の少年の物語である。

処理中です...