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第十二話 初討伐

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俺は今冒険者ギルドのルールなどの説明を受けていた。
一応ルールとか仕組みは全部知っているから説明を受けなくてもいいんだけどもし俺がいない間に変わっていることがあるかもしれないので確認のためにも聞いておくことにした。

現におじさんの推薦システムについて俺は知らなかったから変わっている可能性や単純に俺の知らないこともあるかもしれない。

結果から言うと今日受けた説明は全部俺の知っていることだった。

それと冒険者ギルドに入るときに行う適正検査は決闘で魔法を使っていたところを審判をしていたギルド員が保証したので免除になった。

職業については特に聞かれなかったので言ってない。
今後も職業については言うかはまだ決めていない。

あーそれと冒険者ギルドのルールだが基本的に物凄く甘い。
基本的には冒険者ギルドは完全に仲介者業として冒険者とは関わるがそれ以上は全然深く関わらなず、プライベートのことには一切口出しをしない。

だから基本的には冒険者とギルドは浅い繋がりでランクが上がっていけばギルドとも深い繋がりになり、プライベートなことも助けてくれたり専門の受付嬢を手配したりしてくれる。

これは冒険者ギルドは自由に組織から抜けれるので、強い冒険者を囲い込むためと、強い冒険者を優遇して他の冒険者にも頑張って貰うためだった気がする。

だから高ランクになれば受付嬢の人がコンシェルジュのようなのにもなってくれるのだ。

冒険者ギルドの受付嬢になるには顔審査があるため、美人しかいないためこれは素直にありがたい。

専用の受付嬢が付くのは基本的にはBランクからだ。
例外的にもあるがそれはとても優秀な新人とかが現れた時だ。
先ほども言ったがギルドとしては囲い込むことが目的なので必ず近いうちにBランクに行くような人は専用の受付嬢が付くことになっている。
俺も多分早いうちに専門の受付嬢が付くだろう。

そしてランクのことになるが、ランクはSランクが最高でその次がA>B>Cという順番だ。

クエストごとに推奨ランクがあり、基本的には自分の1つ上までのしか受けられない。
例外はギルドマスターが認めた時だ。

ランクのあげ方はCランクまでは自分より上のランクのモンスターを連続5回討伐したらランクアップできるのだが、Bランクからはギルドマスターの推薦が必要になり、試験もある。

だから冒険者ギルドではBランクが一つ大きな壁となっており、Bランクになれれば周りに大きく自慢できるし正直めっちゃモテル。

そしてモンスターの討伐証明だがモンスターごとに決まっている体の一部だ。

素材を売るとかでは無くただモンスターを討伐する以来なので討伐されている証拠さいあればいいので体の一部だ。

後モンスターによっては魔石があるのでそれに関してはギルドが買い取ってくれるし、自分で持っていてもいい。

魔石は動力源になるので高く買い取ってくれるのだが基本的には高ランクのモンスターにしか入っていないので大半の冒険者には関係無い話だ。

最後に以来の受け方だが掲示板に依頼がある。
依頼には常時依頼と臨時依頼の二つある。

常時の場合は受付嬢にこの依頼を受けたいというとその依頼の紙を出してくれるのでそこにサインしたら契約成立である。

臨時の場合はその紙を掲示板からとり、受付に持っていきサインをして契約成立となる。

常時は弱い奴が多く臨時は強いモンスターが多い。

後、常時は無いが臨時の場合は失敗すると報酬額の半額を支払わないといけないペナルティーがある。
これは無謀な挑戦の抑止と早い者勝ちになってしまうので必要な人材を派遣できるようにするためだ。

後連続で失敗したりすると下のランクに降格したりすることもある。

取り敢えず冒険者の簡単な説明はこの位だろう。

よし、おじさんから五万はもらえたけどまだまだ金が欲しいからウルフを狩りに行くか。

俺が今から狩りに行くウルフはEランクである。

ウルフは厳密にいうとモンスターでは無い。
ウルフは知能が高く、人を集団で襲ったりするので討伐依頼がされているため動物だがモンスター扱いされているのだ。

モンスターと動物の違いは魔力を持っているかで線引きをしている。

そして受けることは無いがFランクは全て動物である。

俺は受付嬢さんにウルフ討伐をする。と言いに行くと心配されたが大丈夫と言ったので、常時依頼のこともあり、一応認められたが凄い心配しているようだった。

さて、やっとモンスターを倒すことが出来る。
でも分類的には動物だし、どうせ瞬殺なんだよな。

って今回は動物か!なら物理も通るってことだよな。
なら今回は純粋な剣で倒そう!!

俺は初めて剣で倒すことが出来るのでうきうきしながら目的地に向かった。

おれは目的地に着くと索敵魔法を使いウルフの群れを見つけてオリハルコンの剣を2つ取り出しウルフの群れに向かった。

ウルフの所につくとウルフは合計21匹いて俺のことを完全に獲物とみて勝ち誇ったように佇んでいた。

俺はその態度を見てこれは随分と舐められたもんですな。と思い、まずはリーダーから殺すことにした。

俺は一瞬にしてウルフに飛び掛かり首を切った。

他のウルフはリーダー首が落ちた時にやっとやられたことに気づき俺のことを完全に敵と認識したが、纏めるのがいなくなりどうしたらいいか分からなくなっていた。

統率が取れていないウルフは何体いようと怖くない。

俺はあとは好きに暴れてウルフたちを蹂躙した。その時間僅か10秒ほど。

あー、凄いすっきりした。やっぱ俺は剣士なんだな。

そんなことを考え初めてのモンスター討伐成功した。

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