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第2部:ナイトプール・ミッドナイトドレスコード
第五章:きらめきは続いていく
翌朝、カーテンの隙間から差し込む日差しが白くて眩しかった。
まだ少し疲れが残る身体を起こして、スマホを手に取る。
通知の中に、真帆からのグループチャットの新着があった。
昨日の写真、めっちゃ盛れてたやつ載せとくね~!
開くと、ナイトプールで撮った三人の写真が添付されていた。
水面にネオンが反射して、なおは笑っていた。
真帆の腕に軽く寄りかかり、美月と顔を見合わせていたその表情は、
自分で言うのも変だけど――自然で、柔らかくて、ちゃんと“女の子”に見えた。
コメント欄には、美月の友達らしきアカウントからの返信が並んでいた。
「3人ともかわいすぎでは?」
「真ん中の子、雰囲気めっちゃタイプ!」
「この日だけのモデルユニット?笑」
なおは、写真をもう一度見た。
“真ん中の子”――それは自分だ。
性別も、身体も、写真ではわからない。
けれど、誰かが“かわいい”と感じたのは、間違いなく“なお”の姿だった。
それが、嬉しかった。
しばらくして、なおは鏡の前に立った。
部屋着のままの自分の顔を見つめる。
メイクもしていないし、髪も軽く跳ねていた。
でも――目の奥には、昨夜の光が残っていた。
(私は、なおでいられる。
女の子じゃなくても、男のままでも、
“なお”という存在として、肯定されてる)
その確信が、静かに心の中心に降りてきた。
午後、美月から個別でメッセージが届いた。
「ねえ、来週また予定あけてね。
なおがもっとキラキラできるとこ、見つけたんだよ」
その言葉に、ふっと口元が緩む。
キラキラ――
あの夜、ライトに照らされた水面に浮かんだ笑顔のように。
(うん、まだ終わってない。
これからも、“なお”としての時間は、続いていく)
“ふつう”になんてなれないかもしれない。
でも、“なお”として笑える日々を重ねていくことなら――できる気がした。
スマホを手に、リップをひと塗り。
鏡に映る“私”に、優しく言った。
「また行こうね、なお」
まだ少し疲れが残る身体を起こして、スマホを手に取る。
通知の中に、真帆からのグループチャットの新着があった。
昨日の写真、めっちゃ盛れてたやつ載せとくね~!
開くと、ナイトプールで撮った三人の写真が添付されていた。
水面にネオンが反射して、なおは笑っていた。
真帆の腕に軽く寄りかかり、美月と顔を見合わせていたその表情は、
自分で言うのも変だけど――自然で、柔らかくて、ちゃんと“女の子”に見えた。
コメント欄には、美月の友達らしきアカウントからの返信が並んでいた。
「3人ともかわいすぎでは?」
「真ん中の子、雰囲気めっちゃタイプ!」
「この日だけのモデルユニット?笑」
なおは、写真をもう一度見た。
“真ん中の子”――それは自分だ。
性別も、身体も、写真ではわからない。
けれど、誰かが“かわいい”と感じたのは、間違いなく“なお”の姿だった。
それが、嬉しかった。
しばらくして、なおは鏡の前に立った。
部屋着のままの自分の顔を見つめる。
メイクもしていないし、髪も軽く跳ねていた。
でも――目の奥には、昨夜の光が残っていた。
(私は、なおでいられる。
女の子じゃなくても、男のままでも、
“なお”という存在として、肯定されてる)
その確信が、静かに心の中心に降りてきた。
午後、美月から個別でメッセージが届いた。
「ねえ、来週また予定あけてね。
なおがもっとキラキラできるとこ、見つけたんだよ」
その言葉に、ふっと口元が緩む。
キラキラ――
あの夜、ライトに照らされた水面に浮かんだ笑顔のように。
(うん、まだ終わってない。
これからも、“なお”としての時間は、続いていく)
“ふつう”になんてなれないかもしれない。
でも、“なお”として笑える日々を重ねていくことなら――できる気がした。
スマホを手に、リップをひと塗り。
鏡に映る“私”に、優しく言った。
「また行こうね、なお」
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