受付バイトは女装が必須?

なな

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第5部:よりフェティシュな装いへ

第1話:脱がせないまま、愛して ― 服のままの愛撫と、支配されることの甘さ ―

「なお、そのままで、いいよ」

そう言われたとき、
自分がどんな顔をしたか、わからなかった。

薄手のブラウス。
ややタイトなスカート。
きちんとストッキングも履いて、
小さなパンプスのヒールでかろうじて立っていた。

今日は、“河合さんに会う日”だった。
朝から念入りに髪を整えて、リップを艶多めにして、
ベージュの下着に、鍵のかかったあの貞操具と、
ウエストにはしっかり締められたコルセット。

「今日は……脱がないの?」

「うん。今日はこのまま、“なお”として、受け取りたいから」

その言葉に、
全身が――熱く、縛られたような気がした。

ソファに腰をかけた河合さんは、
なおの手首をそっと引き寄せる。

「こっちへ。ひざの上に」

なおは従う。
タイトなスカートがつれる感覚。
腰を下ろすとき、コルセットがぎゅっと内側から身体を締める。

そのまま、背中に手をまわされ、
ブラウス越しに、優しく撫でられる。

「今日は、肌は見えないけど、なおの全部がちゃんとここにある」

「……うん」

首筋。肩のライン。
スカートの上から撫でられる脚。
ボタンを外されることもなく、ブラも下ろされることもないまま、
なおは“女の子として扱われる悦び”に、ただじっと耐えていた。

言葉を発すれば、声が震えてしまいそうだった。

河合の手が、コルセットの上からなぞるように動いたとき、
なおの腰が小さく跳ねた。

「……きゅって、されてるね」
「うん……今日、きつめにしてきたから……」

「えらいね。ほんと、女の子になろうとしてるんだね」

その言葉だけで、
なおの下腹部の奥に、柔らかく痺れるようなものが走る。

それを悟ったかのように
貞操具の上からやさしく愛撫される。

「…ん、あん」
声が漏れ出てしまう。

「かわいいね」

「触れたいけど、触れない。
だから、なおが今着てるもの全部が、愛おしい」

そう言われて、
なおは初めて――

「服のままで愛されることが、
こんなに……満たされるんだって、知らなかった」

その夜、なおはひとりで鏡を見た。
服は乱れていない。脱いでもいない。

でも、確かにどこか、抱かれたあとのようだった。

「全部見せなくても、全部わかってもらえる」
それは、すこし怖くて、でも、とても甘い感覚だった。
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