受付バイトは女装が必須?

なな

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第5部:よりフェティシュな装いへ

第10話:触れずに、優しく、ほどいていく― 愛撫ではなく“整えられる”ことで知る、愛されていること ―

夜、なおは河合の部屋の前に立っていた。

バッグの中には何も入っていないけど、身体の中には、いろんなことが詰まっていた。

今日も一日、ボディスーツ、コルセット、鍵のかかった貞操具――全部着けたまま。

「おかえり」

ドアを開けてくれた河合の手が、いつもより少しだけ、温かく感じた。

「なお、今日は?」

「……全部、つけたまま働いて、、受付で立ちっぱなしだったから、ちょっと……腰が張ってるかも」

「そっか。じゃあ、今日はちゃんと“なおの身体”をケアする日にしようか」

部屋の奥にある柔らかな照明のもと、河合は静かに言った。

「こっちにおいで。ひとつずつ、脱がせてあげる」

なおは黙って頷いた。

鏡の前で、河合の手がスカートのジッパーに触れる。

「動かないでね」

スカートが床に落ちると、太ももに繋がれたガーターベルトと、
コルセットの締め付けがあらわになる。

そのまま、ブラウスのボタンを一つずつ外され、
肩から滑り落ちたレースのボディスーツが肌を露わにする。

「こんなにきつく締めてたんだね」

河合の声は、どこかやさしく、痛みを知っている音だった。

「……今日は、頑張ったから……」

「うん。えらかった」

ソファに座らされ、脚をそっと持ち上げられる。
ヒールを脱がせ、ストッキングも丁寧に下ろされると、
ようやく肌が呼吸を取り戻したような気がした。

「それじゃあ……」

鍵を使って貞操具が外される。
すごく久しぶりの開放

「ゆっくりと…」
ローションを手に取った河合が、そっと首筋から撫でていく。

もう、何も着ていない。けれど、
なおは恥ずかしいというよりも、ようやく“素直になれる”気がしていた。

コルセットの痕が残る腰。
太ももの内側。足首。

まるで“整備するように”
河合の手が、丁寧に丁寧に撫でていく。

「今日はね、真帆さんに……少しだけ気づかれたかもしれないの。でも、何も言わずに、優しくしてくれて……」

「うん」

「なんだろう。隠すのがこわいっていうより、“そのままでも受け入れてくれる人がいる”って、嬉しかった」

「なお。受け入れてもらえるってことは、なお自身がそれだけ“誰かに見せたい存在”になったってことだよ」

手が背中から腰下に来る。
やさしくおしりを撫でながらデリケートなところに手が回ってくる。
解放されたなおの身体はものすごく反応していた。

「すごいね」
「後ろ、少しほぐすね」

河合の指がなおの身体にやさしくゆっくりと何度も何度も入っては出ていく。

「…ん…」

なおは初めての感覚に襲われて身体がびくつき快感が走る。

「なおさん、かわいいよ」

なおは、意識がはっきりしてきたとたん恥ずかしくなり、真っ赤になるが
河合が背中をなでるのに合わせて落ち着きを取り戻し、目を閉じた。

ゆっくりとした時間が流れる。

「脱がされてるのに、安心できるのは、
それが“肯定のための動作”だからだ」

「私は、今夜も“愛されるために仕上げられた体”を、
ひとつずつ、整えてもらっている」

この後、ゆっくりと愛してもらった。
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