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第7部:新しい春に、もう一人の“僕”
第16話:控室・バニー衣装の準備!
イベント当日の朝。
控え室の鏡の前には、サイズごとに分けられたバニーガールの衣装がずらりと並んでいた。
「これが……今日の衣装……」
柊が手にした黒いハイレグレオタードは、光沢のあるストレッチ素材でできていて、触れるだけでわずかに肌に吸い付くようだった。
耳と尻尾、カフス、襟つきリボンに網タイツ、9cmのピンヒール。
それは"コスプレ"ではなく、完全に"演出された制服"だった。
なおは隣で、すでにインナーの処理を終えていた。
普段より胸元を寄せ上げるため、ヌーブラを二重に重ねて装着し、コルセットで肋骨の動きを締めている。
「胸、……すごい自然」
柊が思わず呟いた声に、なおは少しだけ照れながら微笑んだ。
「慣れるとね。けど、今日はさすがに色々と……工夫した」
そしてなおは、そっと腰の奥を押さえた。
股間を通るラインが、レオタードのきわどいカットから絶対に露出しないよう、フラット型の貞操具はお尻に挿した細いプラグのフックに引っ掛ける形で斜め下に流している。
この貞操具は最近、河合がより女性器に近いようにとfufuクリップ型と呼ばれるタイプのタックをした状態になる貞操具で、後付けの形で薄く全体が覆われてロックされているタイプだった。
ヒップの中心で固定された鍵付きリングが、まるで衣装の一部かのように、ぴたりと肌に馴染んでいた。
(貞操具を外せば……ラインは綺麗に作れるけど、体が反応しちゃう。だったら、こうするしかなかった)
視線を逸らし、そっと網タイツを引き上げると、肌に食い込むゴムの感触が、いつも以上に"女の子の身体"を感じさせた。
(柊もこれで仕上げてあげよう)
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