受付バイトは女装が必須?

なな

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第10部:鍵と快感、仕込まれる私たち

第三章:三人のおそろい、内緒の装い

「なおちゃん、今日……つけてる?」

真帆がこっそりと囁いたのは、バイトの休憩中だった。
バックヤードのカーテンの奥。
周囲には誰もいない。けれど、音が漏れないよう、なおは思わず口元に手を添えた。

「つ、つけてます……」

真帆はにっこり笑って、耳打ちするように言った。

「やっぱり。歩き方が少し変わってるもん」

その瞬間、なおの顔が赤く染まる。

今日、なおの下着の下には──おそろいの装備が仕込まれていた。

細いレースのショーツ。内側には、
・リング付きクロッチ(開閉不可)
・極小のローター(リモート操作対応)
そして、コルセットの締め付けによって“ふくらみ”がしっかり固定されているヌーブラとブラの組み合わせ。

すべては、美月と真帆と選んだ、“三人のおそろい”。

「美月さんは……?」

「つけてるよ。いまあっちにいってるけど、さっき、レジ中にピッて鳴らしたら、ちょっと肩が跳ねてて……かわいかった」

真帆がいう。

「……ひどいです……」

「でもね、そういう“誰にも気づかれない装い”が楽しいんじゃん?」

真帆が言うその言葉に、なおは少しだけ微笑んだ。

(たしかに……バイト中、誰にも言えないのに、身体だけは“つながってる”感じがする)

(秘密の装備で、みんなと“同じ状態”で過ごしてる)

その感覚が、安心感でもあり、背徳感でもあった。

「ねぇ、明日はどうする? 次はコルセットもおそろいにしない?」

「新しいレースのやつ……? なおちゃん、似合いそう」

「わ、私……本当にそんな……っ」

「似合うよ。だって、なおちゃんはもう“可愛がられる準備”できてるもん」

そう言って、真帆が軽くなおの腰をなぞる。

「ほら、触っただけでわかる。ちゃんと締まってる。すでに“装われてる”って感じ」

「……っ……う、うれしい、けど……」

なおは頬を染めたまま、手のひらを自分の下腹に添える。
コルセットの中、ローターがじわりと微振動している。
真帆が押したらしい。

「これが、私の日常になってる……」

恥ずかしい。
でも、うれしい。
そして──“繋がっている”と感じられる。

それが、いまのなおにとって、
何よりも“女の子として生きている”実感だった。
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