受付バイトは女装が必須?

なな

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第12部:告げられる好意、支配のなかの日常

第二章:外でも身につけられるチョーカー

「これ、つけてほしい」

そう言って渡されたのは、
細く繊細なレースに小さな金属チャームが揺れる──まるでアクセサリーのようなチョーカーだった。

「……かわいい。でも、これ……」

なおは手に取りながら、首に当ててみる。
レース地は柔らかく、首元にそっと沿うようにできている。
真ん中に揺れるチャームは、鍵のかたちをしていた。

「外でもつけられるように、って考えた。
ネックレスじゃなくてチョーカーなのは……わかるよね?」

河合の声は、いつもより優しかった。

「……はい。……これは、“私が誰のものか”わかるようにする……装いですね」

「そう。なおがどんな服を着てても──
その首元にこれがあれば、“僕のものだ”って伝わる」

喉元に触れた指先に、熱が宿る。

「……学校にも、着けて行っていいですか?」

「もちろん。……誰も“それ”の意味なんて気づかない。
でも、“君と僕だけが知ってる”っていうのが、いいんだろ?」

「……はい。……すごく、いいです……」



その夜。
なおはブラウスの襟元を少しだけ開けて、チョーカーを締めた。

胸元にはヌーブラとブラ。
ウエストにはコルセット。
そしてショーツの奥、鍵のかかった貞操具。

何重にも重ねられた“見せられない装い”の中で、
たったひとつ、外から見えるもの──それがチョーカーだった。

(私、これを着けて歩くんだ)

(誰にも気づかれない。でも、気づかれたら……って思うだけで、
 なんでこんなに、感じてしまうんだろう)

喉元の軽い締めつけと、下腹の圧迫。
どちらも、“河合に預けられている”という事実の証明。

(全部、彼のものだ)

(私の喉も、胸も、腰も──……全部)

なおは、鏡の中の自分をじっと見つめた。

服を着ていても、“装われている”ことが伝わる気がした。
チョーカーひとつで、女の子としての意識が定まる。

それは、ささやかで確かな──支配と快感の可視化だった。
感想 2

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