受付バイトは女装が必須?

なな

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第14部:試される関係、ほどけない絆

第二章:初めての接触、柊の境界

「……かわいい。ちゃんと“選ばれた服”だね」

佑真の部屋に入るなり、柊は小さくうつむいた。

今日の柊は、くすんだローズ色のニットと白のレーススカート。
首元にはなおにもらったリボンチョーカー。
ブラウスの下は淡いピンクのランジェリーブラにヌーブラ、
ショーツの中には、貞操具とプラグが仕込まれている。
ヒールではなく、白のストラップパンプスが静かに足音を吸収していた。

「座って。……目を閉じて」

そう言われて、柊はベッドの端に座った。

次の瞬間、背中──後ろ手に回された手首に、
ひやりとしたリボンの感触が走る。

「っ……ぁ……」

「大丈夫。優しく結ぶから。……動かないで」

くすんだグレーのサテンリボンが、柊の両手首を背中側できゅっとまとめる。
手の甲同士が触れ合い、自然と胸を張るような姿勢になる。

「……これ、すごく……恥ずかしいです……」

「でも、君は……その姿が似合う」

そして──唇が、触れた。

軽いキスではなかった。
触れ合っただけで終わらず、ゆっくり、深く、
佑真の舌が、柊の唇を割って中へと入り込んでくる。

「……っん……んぅ……っ……」

脚がすぐに震えた。
拘束された手が、ぴくぴくとわずかに痙攣する。

(だめ……これ、深すぎて……逃げられない……)

呼吸が、うまくできない。
でも、それが怖くなかった。
──心地よくて、甘かった。

唇を離された時、柊の喉はかすかに震えていた。

「……キス……されただけなのに……奥が、熱いです……」

「それでいい。君の身体は、もうそういう風に育ってる」

「……後ろ、拘束されて……逃げられないのに……もっとされたいって思ってしまって……」

「それが、“自分のものじゃなくなった身体”ってことだよ」

その言葉に、柊は震える膝をぎゅっと閉じた。

(わたし……いま、ちゃんと“彼の子”なんだ)

触れられない場所にこそ、熱が集まる。
視線とキスと、拘束だけで、
柊の身体はゆっくり、でも確かに──“誰かに仕込まれる身体”になっていった。
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