受付バイトは女装が必須?

なな

文字の大きさ
168 / 206
第14部:試される関係、ほどけない絆

第三章:お願い、一度だけわたしたちの子になって

「──ねえ、なおちゃん」

美月が言葉を選ぶように口を開いたのは、金曜の夜のことだった。
夕食を食べ終わり、部屋の明かりが柔らかなオレンジ色に落ちたころ。

「河合さんのこと、わたしたち、ちゃんとわかってるつもりだよ」

「うん。なおちゃんが、大切にされてるのも、彼のことが好きな気持ちも」

真帆も隣で微笑んでいた。

「でも──今夜だけ。
“一度でいいから、わたしたちだけの女の子”になってくれない?」

「……え……」

なおは、驚きに瞳を瞬かせた。

「わたしたち、ずっと……なおちゃんが“可愛い”って思ってた。
見ていたくて、触れたくて、抱きしめたくて──でもそれを言うのは、ずるいと思ってた」

「だけど、今のなおちゃんは、もう“抱かれること”に慣れてる。
装われることも、触れられることも、快感に変えてる」

「だから……今夜だけ。
わたしたちに、“なおちゃんを仕込む権利”を、預けてくれない?」

その言葉に、なおはそっと目を伏せた。

(河合さんのものなのに……。でも、わたしの身体は──)

(誰かに装われて、差し出されて、愛されるたびに、
“女の子としての私”が、確かになっていく)

「……はい。今夜だけ、わたし……ふたりのものになります」

レースのカーテンが揺れる部屋で、
なおの肌に、真帆と美月の手が優しく触れた。

「ブラは、こっちを使おう。ヌーブラの上に、レースのストラップ。
少しずつ、“重ねる”のが気持ちいいから」

「コルセットは……赤いのにしよう。ウエストを締めすぎないで、少しだけ苦しく。
“きゅん”とさせたい」

「プラグは、わたしたちの好みで選ぶね」

「今日は貞操具はそのまま。……なおちゃん、“感じるくせに触れられない”のが、好きになってきてるでしょ?」

「……っ、はい……っ」

丁寧に装われていく身体。
誰よりもよく知ってくれているふたりの手が、
“気持ちよくなるための配置”を、完璧に整えていく。

「チョーカーも、今日はつけ直すね。わたしたちだけの色──
淡いスモーキーブルー。これは今夜だけの秘密」

首元に絡むリボン。
それはまるで、彼女たちのものとして“結ばれる”証だった。

仕込みが終わり、ベッドの上に仰向けにされたなおの身体は、
触れられないのに、どこもかしこも、
“すでに愛された痕跡”でいっぱいだった。

「なおちゃん──いま、誰のもの?」

美月が低く問いかける。

「……真帆さんと……美月さんの……です……」

「可愛い。……一晩だけってわかってるからこそ、
ちゃんと“全部、私たちのもの”にしてあげたくなるよね」

真帆が微笑みながら、なおの腰に手を這わせる。

「プラグ、揺らしてみて? どこまで感じられるようになったか……見せて?」

なおは小さく息を呑み、
脚をゆっくり閉じたまま、腰をすこしだけ揺らす。

「っ……ん、っ……くぅ……っ、ふたりに……仕込まれただけで……
もう、“わたし”が、わたしじゃなくなっていく……」

「そう、それでいい。今夜は、わたしたちだけのなおちゃんなんだから──」

ベッドの中、ランジェリーとコルセットと、快感に包まれながら、
なおは一晩限りの“ふたりの子”として、甘く淫らに愛された。



「……なおちゃん、奥の……そろそろ外すね」

美月が、なおの脚の間にそっと指を滑らせる。
ショーツをずらし、プラグの根元を指先でつまむと──
なおの腰が小さく跳ねた。

「やっ……んっ、そこ……ぬくの、ちょっと……っ」

「ゆっくり、するから。……大丈夫だよ、わたしたちがいる」

キュポッ……という小さな音とともに、
なおの中からプラグが抜き出される。
中はすでに、わずかに開いたまま、くちゅりと音を立てていた。

「すごい……もう、“挿れられること”に、慣れてる身体……」

「ね、真帆。ディルドの準備、お願い」

「うん。……これ使おう? わたしたちが最初にお互いに使った、あの子」

美月と真帆が装着したペニスバンドの先にローションをつけていく。
ジェルをたっぷり纏わせたディルドが、
なおの目の前に差し出される。

「これ……ふたりが……?」

「そう。……今日はそれを、なおちゃんに」

ディルドの先端が、そっと後ろにあてがわれる。
挿入の前に、真帆の指がやさしく縁を撫で、馴染ませていく。

「っ……ふ、ぁ……っ」

「力、抜いて。奥まで届くの、ゆっくり教えるから」

にゅぷ……にゅぷっ……

なおの脚がピンと張った。
ショーツの奥では、前は貞操具で覆われたまま。
でも、後ろだけが──開かれて、受け入れて、深く繋がれていく。

「っ、く……あっ、ぁ……ああ……っ」

「すごい……前を触られてないのに、声が出てる」

「なおちゃん、ほんとにもう、“こっち”で感じられるんだね」

ピストンはゆっくりと浅く──
けれど徐々に深く、奥の方を的確に擦るように。

「こっちはちゃんと咥えて!」

前と後ろから繋がる。

「なおちゃん、可愛い。全部、気持ちよくなっていいよ。
“ふたりの女の子”として、ちゃんと愛してるから──」

「……はい……ふたりの、女の子に……してください……っ」

なおの身体は、触れられず、でも確実に──
奥から支配され、愛され、開発されていった。

感想 2

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

おじさん、女子高生になる

一宮 沙耶
大衆娯楽
だれからも振り向いてもらえないおじさん。 それが女子高生に向けて若返っていく。 そして政治闘争に巻き込まれていく。 その結末は?

OLサラリーマン

廣瀬純七
ファンタジー
女性社員と体が入れ替わるサラリーマンの話

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。