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第16部:装われたまま、心を重ねて
第一章:服は選ばれた、わたしは選ばれたい
「これ……着てみて」
佑真が、ハンガーを軽く指で押し出した。
そこには、淡いベージュのニットと、レースが縁取られたアイボリーのスカート。
薄手の白タイツ、そして小ぶりのポシェットと、光沢のあるストラップパンプス。
(……完全に、“女の子のコーディネート”)
柊はそっとその服に手を伸ばした。
柔らかく、肌に沿いそうなニット。
ふんわりと広がるけれど、膝丈で品のあるスカート。
「……わたし、これ……着て、外を歩くんですか……?」
「うん。君が女の子であることを、
“当たり前みたいに”してほしい」
言葉に反論する気は起きなかった。
むしろ、心のどこかがふわっと浮き立っていた。
着替えを終えた柊は、鏡の前で身じろぎする。
ニットの裾が腰にかかる。
スカートがひらりと揺れるたび、タイツ越しの脚のラインがちらりと覗く。
(……見られる格好、してる)
普段はなおが着ていたような格好。
誰かに憧れていた“女の子のかたち”が、いま、自分の身体に乗っている。
胸元には、ヌーブラとランジェリーブラ。
腰には、佑真が締めてくれたコルセット。
下着の中には、静かに埋め込まれたプラグ。
(……もう、自分では外せない)
そう思った瞬間、
柊の内側で“何か”がじんわりと熱くなった。
「……佑真さん。あの……」
「ん?」
「……今日、プラグ……このままで行きたいんです。
わたし、誰かのために“仕込まれた身体”で歩きたい、って……思ってしまって……」
佑真は、何も言わず、そっと頷いた。
(服は、選ばれた。……でも、わたしは、“選ばれたい”)
そう思った瞬間、
柊の中にある“羞恥”が、“悦び”に変わっていた。
佑真が、ハンガーを軽く指で押し出した。
そこには、淡いベージュのニットと、レースが縁取られたアイボリーのスカート。
薄手の白タイツ、そして小ぶりのポシェットと、光沢のあるストラップパンプス。
(……完全に、“女の子のコーディネート”)
柊はそっとその服に手を伸ばした。
柔らかく、肌に沿いそうなニット。
ふんわりと広がるけれど、膝丈で品のあるスカート。
「……わたし、これ……着て、外を歩くんですか……?」
「うん。君が女の子であることを、
“当たり前みたいに”してほしい」
言葉に反論する気は起きなかった。
むしろ、心のどこかがふわっと浮き立っていた。
着替えを終えた柊は、鏡の前で身じろぎする。
ニットの裾が腰にかかる。
スカートがひらりと揺れるたび、タイツ越しの脚のラインがちらりと覗く。
(……見られる格好、してる)
普段はなおが着ていたような格好。
誰かに憧れていた“女の子のかたち”が、いま、自分の身体に乗っている。
胸元には、ヌーブラとランジェリーブラ。
腰には、佑真が締めてくれたコルセット。
下着の中には、静かに埋め込まれたプラグ。
(……もう、自分では外せない)
そう思った瞬間、
柊の内側で“何か”がじんわりと熱くなった。
「……佑真さん。あの……」
「ん?」
「……今日、プラグ……このままで行きたいんです。
わたし、誰かのために“仕込まれた身体”で歩きたい、って……思ってしまって……」
佑真は、何も言わず、そっと頷いた。
(服は、選ばれた。……でも、わたしは、“選ばれたい”)
そう思った瞬間、
柊の中にある“羞恥”が、“悦び”に変わっていた。
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