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第18部:装われた日常、甘やかされる夜
第二章:バイトの昼、仕込まれたままエステへ
「なお、今日シフト上がったあと、ちょっと付き合ってほしいんだけど」
昼休憩中、真帆が声をかけてきた。
「えっ、どこか行くんですか?」
「うん、エステ。……前から気になってたところでね、
予約しといたんだけど、なおと一緒に行きたいなって」
「エステ……?」
一瞬迷ったけれど、
なおは自然に、頷いていた。
(今日も装備、全部してるけど……)
チョーカー。
コルセット。
太ももチェーン。
ローターと──プラグで固定されたままの、貞操具。
(外せない……でも……)
真帆に「一緒に」って言われたことが、
それだけでうれしかった。
バイトを終えてそのまま向かったのは、
個室中心のラグジュアリー系サロン。
清潔感のある香り、ふかふかのスリッパ、静かな照明。
個室に通され、施術前のカウンセリングが始まった。
担当は、柔らかな物腰の女性。
笑顔は優しく、でもどこか鋭い視線を持っていた。
「お身体に不調な点や、施術を避けたい部位はございますか?」
「えっと……」
なおは視線を伏せる。
「下腹部と、ヒップラインは──
あまり、触れないでいただけると助かります」
「承知しました。……お辛いところ、おありですか?」
「いえ、そうではなくて……その、ちょっと……仕込みが……」
女性スタッフは一瞬だけ目を細め、
なにかを察したようにふわりと微笑んだ。
「わかりました。ではその部分は、上からのタッチだけにしておきますね。
他のお客様にも、そうしたご要望はございますので、ご安心ください」
(……もしかして……わかってる……?)
施術が始まる。
オイルを塗られ、背中から肩、腕、脚へ──
静かな手の動きが、丁寧に肌を滑っていく。
なおは恥ずかしさで心臓が跳ねそうだった。
胸元のコルセットで自然と背筋が伸び、
下腹部に触れられないように注意されていることで、
“そこに何かある”ことが逆に際立つ。
(ローター……動いてないのに……意識するだけで、熱い……)
太ももを撫でられた瞬間、
チェーンがコルセットの内側でカチャリと鳴った。
「失礼いたしました──緊張させてしまいましたか?」
「いえっ……だ、大丈夫です……」
(音……聞かれた……でも……なにも言われない……)
その無言の受け止め方が、
羞恥ではなく、肯定としてなおの身体に染み込んでいった。
施術を終え、仕上げの香りを選ぶ場面。
「ローズとバニラのブレンドがよろしいかと。
“清楚なのに、奥に甘さが残る”……そんな印象をまとえます」
(……わたしの、今日の身体そのものだ……)
香りをひと吹き、
デコルテ、うなじ、太ももの裏へ。
自分で選んだ香りが、
“愛される準備ができた身体”に、最後の仕上げとして降り注ぐ。
帰り道。
真帆がふと、なおの手を取った。
「すごく綺麗だったよ。……外見だけじゃなくて、“中身まで磨かれてる”って感じ」
「……そんな……」
「でも、なお自身が、
“誰かに触れられても平気な身体になってきた”って、顔してた」
「……うん……。わたし、装ってもらって、仕込まれて、
そのまま誰かに綺麗にされるのが──すごく、嬉しいって思えたの」
「それ、いちばん大事なことだよ」
なおの身体は、
誰かの手で“愛される前提”で作られた。
でもそれを、“誇り”として受け入れ始めた瞬間だった。
昼休憩中、真帆が声をかけてきた。
「えっ、どこか行くんですか?」
「うん、エステ。……前から気になってたところでね、
予約しといたんだけど、なおと一緒に行きたいなって」
「エステ……?」
一瞬迷ったけれど、
なおは自然に、頷いていた。
(今日も装備、全部してるけど……)
チョーカー。
コルセット。
太ももチェーン。
ローターと──プラグで固定されたままの、貞操具。
(外せない……でも……)
真帆に「一緒に」って言われたことが、
それだけでうれしかった。
バイトを終えてそのまま向かったのは、
個室中心のラグジュアリー系サロン。
清潔感のある香り、ふかふかのスリッパ、静かな照明。
個室に通され、施術前のカウンセリングが始まった。
担当は、柔らかな物腰の女性。
笑顔は優しく、でもどこか鋭い視線を持っていた。
「お身体に不調な点や、施術を避けたい部位はございますか?」
「えっと……」
なおは視線を伏せる。
「下腹部と、ヒップラインは──
あまり、触れないでいただけると助かります」
「承知しました。……お辛いところ、おありですか?」
「いえ、そうではなくて……その、ちょっと……仕込みが……」
女性スタッフは一瞬だけ目を細め、
なにかを察したようにふわりと微笑んだ。
「わかりました。ではその部分は、上からのタッチだけにしておきますね。
他のお客様にも、そうしたご要望はございますので、ご安心ください」
(……もしかして……わかってる……?)
施術が始まる。
オイルを塗られ、背中から肩、腕、脚へ──
静かな手の動きが、丁寧に肌を滑っていく。
なおは恥ずかしさで心臓が跳ねそうだった。
胸元のコルセットで自然と背筋が伸び、
下腹部に触れられないように注意されていることで、
“そこに何かある”ことが逆に際立つ。
(ローター……動いてないのに……意識するだけで、熱い……)
太ももを撫でられた瞬間、
チェーンがコルセットの内側でカチャリと鳴った。
「失礼いたしました──緊張させてしまいましたか?」
「いえっ……だ、大丈夫です……」
(音……聞かれた……でも……なにも言われない……)
その無言の受け止め方が、
羞恥ではなく、肯定としてなおの身体に染み込んでいった。
施術を終え、仕上げの香りを選ぶ場面。
「ローズとバニラのブレンドがよろしいかと。
“清楚なのに、奥に甘さが残る”……そんな印象をまとえます」
(……わたしの、今日の身体そのものだ……)
香りをひと吹き、
デコルテ、うなじ、太ももの裏へ。
自分で選んだ香りが、
“愛される準備ができた身体”に、最後の仕上げとして降り注ぐ。
帰り道。
真帆がふと、なおの手を取った。
「すごく綺麗だったよ。……外見だけじゃなくて、“中身まで磨かれてる”って感じ」
「……そんな……」
「でも、なお自身が、
“誰かに触れられても平気な身体になってきた”って、顔してた」
「……うん……。わたし、装ってもらって、仕込まれて、
そのまま誰かに綺麗にされるのが──すごく、嬉しいって思えたの」
「それ、いちばん大事なことだよ」
なおの身体は、
誰かの手で“愛される前提”で作られた。
でもそれを、“誇り”として受け入れ始めた瞬間だった。
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