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「夜のバカ声」
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「夜のバカ声」
外で声がする。一眠りしてやろうとベッドへ入った夜八時過ぎだ。隣の事務所で何か作業をしているのだろうか。数分で終わるかと思ったが終わらない。それどころか声はさらに大きくなる瞬間があり、時折いかにも頭の悪そうな大笑いが加わる。ここは住宅街だ。高齢の人たちも昔から多く住む、閑静なと言っていい地域だ。しかも夜。他にどこからも大きな音など聞こえてこない。
若い男が三人。
別に悪人ではないのだろう。
しかし行っていることは結果的に害悪となっている。
俺はこのテの「無自覚な害悪」からさえ愛しいCを守るのだ。
外で声がする。一眠りしてやろうとベッドへ入った夜八時過ぎだ。隣の事務所で何か作業をしているのだろうか。数分で終わるかと思ったが終わらない。それどころか声はさらに大きくなる瞬間があり、時折いかにも頭の悪そうな大笑いが加わる。ここは住宅街だ。高齢の人たちも昔から多く住む、閑静なと言っていい地域だ。しかも夜。他にどこからも大きな音など聞こえてこない。
若い男が三人。
別に悪人ではないのだろう。
しかし行っていることは結果的に害悪となっている。
俺はこのテの「無自覚な害悪」からさえ愛しいCを守るのだ。
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