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第2章 荒れ狂う極寒の都市『スノーガーデン』編
第51話 罠の話
しおりを挟む「(あー、あー・・・聞こえますか?)」
耳元から、アクレアさんの声が聞こえた。
俺は小声で話すように返事を返す。
「あぁ、聞こえるぞ」
「(そう良かったわ、しかしハグレも結構便利な物を作ってくれたね)」
「そうだな」
―――――――???
「さて、また何かが分かったら通信するわ」
「(わかった、アクレアさんも気を付けてくださいね)」
アクレアは通信を切る
私は現在、一人で王宮の中に侵入をしていた。
「さて・・・、王宮の中に入るなんて"久しぶり"だね」
そう一人で呟く
まぁ、私は普通の人より王宮の中については"詳しいほう"だから潜入任務を担当することになった。
「衣装転換・・・」
アクレアはそう呟くと、ドレス姿から何時もの制服に戻った。
『衣装転換』これは軌光石を利用した、着替えシステムだ。
このシステムは自分が使う服を登録する事でその場で着替える事ができる
「うーん、やっぱり何時もの姿が一番ね」
さて、フェレシアとカマさんが見張りを引き付けてくれたおかげでなんとか、潜入することが出来たの出来た
問題は何処から調べるかだけど・・・・。
「まぁ、手っ取り早くスカラ女王の部屋よね」
私はスカラ女王の部屋まで歩いて向かう、道中に何人か騎士は見張りで見かけるが・・・。
「はぁー・・・、やっぱり弛んでるな」
私は思わず、ため息をしてしまった。
今の騎士団のあまりにもレベルが"低すぎる"現状に・・・
と言うかキレてもいい?というか見張りしてるのに寝てるやつもいたんだけど!!
私が隊長だったら、その場で剣で叩き切ってる
「まぁ、今はそっちの方が都合が良いんだけどね。」
私は居眠りをしている騎士の前を通り過ぎていく。
そのまま、まっすぐ行くと二人の騎士が扉の前に立っていた。
「あそこだね」
そう、二人の騎士がいるのはスカラ女王の部屋の前だった
しかし、何だかあまりにも警備が緩すぎる・・・
本来なら"6人"体制で部屋を守ってるはずなんだけど、警戒心が無さすぎないか?
私は闇に潜みながら騎士たちに近づく。
すると、騎士達の話声が聞こえた。
「ったくよぉー!俺もこんな所で警備するよりも、会場で警備したかったわ」
「まったくだな、ここには何にもないのに何故守るんだか・・・」
「ラグエイ団長も人の扱い荒いぜ」
そう、二人でのんきに会話していた。
ったく、喝をいれてやろうか?
私はその二人の前まで移動した。
「ったく・・・二人で何楽しそうに話をしてるんだか、今は勤務中だぞ」
騎士はいつの間にか目の前に現れたアクレアに驚く。
「な、何者だ!?」
「いったい・・・どこから・・・ぐわぁっ!?」
「き、貴様!?ぐはぅ!?」
二人は剣を取り出す前に気絶させた。
やはり、腐っても騎士は騎士だった、反応速度は速いが体勢を整えるが遅すぎる。
私は自分の事じゃないのに、何故か頭を抱えてしまった・・・。
そう考えるとフヴェズルングの管理体制の徹底ぶりにはいつも驚かせされていた。
今の今まで、存在が気づかれていないのだから。
「さて、入りますかね・・・」
私はスカラ女王の王室に入る。
入れば、甘い香りが広がっていた、私は嫌な予感がしてマスクを深く被った。
「まったく・・・、あの人だけは相変わらずの警戒っぷりだ」
この甘い香りは、強力なフェルモンで相手を誘惑させるお香だった。
この香りを数分の間、吸い続ければ、獣のように互いに腰を振り続けていただろう。
「しかも、この部屋・・・、罠多すぎでしょ。」
見たところ普通の王室に見えるが、あらゆるところにトラップが仕掛けられていた。
普通に歩いていたら、極細い針糸で首はボトリと落ちたり、床のスイッチを踏めば毒矢が発射されたりと取り合えず、この部屋だけに数十種類の罠が仕掛けてあったのだ。
「まぁ、私には無意味なんですけどね」
そう言って、アクレアは剣と取り出す。
目の前にある罠を剣一本で全て防ぐ。
「まぁ、所詮は罠は罠ですね。」
すると、突如扉が閉まる。
それはあまりの出来事だった、
「なっ!?」
何故なら、気配も何も感じなかったのだ
扉に攻撃をするのだが・・・
攻撃が通らない、そうアクレアの攻撃が吸収されるかのように
すると、何かが聞こえる
それはチリチリと聞こえる・・・
「まさか・・・!?」
その瞬間、この部屋から眩い光を放ち・・・
爆発した。
ドォオオオオオオンン
―――――――
突如、物凄い轟音ともに城が揺れる
何が起きたのか分からず、周りの人達は混乱する。
俺はもしやと思い、俺は通信機でアクレアさんに連絡を取ろうとする。
「アクレアさん、聞こえますか!アクレアさん!」
しかし、返信は返ってこない、
ただただ、返って来るのザザーと流れる砂嵐の音・・・
遠くからフェレシアを見るが、フェレシアも必死な顔して訴えかける
しかし、返事は返ってこなかった。
俺は嫌な予感しかしなかった、全身に冷や汗が噴き出す。
すると、一人の兵士が慌てて、すから女王に何やら説明しているようだ。
そんな、スカラ女王の表情は無表情だった
だけど、俺は見逃さなかった
僅かに、口角を吊り上げていた・・・
スカラ女王
彼女は中々の強敵だと悟ったのだった。
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