初級技能者の執行者~クラスメイトの皆はチート職業だが、俺は初期スキルのみで世界を救う!~

出無川 でむこ

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改稿シリーズ・第一章

第4話 討伐の旅まで残り一週間前の話

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 黒杉は異世界に召喚されて、1ヶ月が経った。
日々、訓練は厳しかったけど、何とか乗り越えて見せた。
身体には切り傷や毎日が筋肉痛になりながらでも、口を噛み締めて鍛え、耐え続けた。

 周りの人には、「何でアイツは最弱なのに、あんなに頑張ってるんだ?」「無駄なのに」「村人は一生、村人だから意味ないのに」と兵士には白い目で見られ、クラスメイトには馬鹿にされる。

それでも、「諦めなければ最弱な職業でも強くなれる!」その思いの方が強く、少しでも皆の役に立とうと、諦めはしなかったし、努力は怠るつもりはなかった。
それも、皆と一緒に元の世界に帰る為に。

そして、度重なる努力結晶で出来た、ステータスというと・・・

【黒杉 陽一】
職業 村人
LV1

HP 150
MP 50
SP 50

攻撃 30
防御 30
魔力 30
精神 30
素早さ 50
器用さ 30
運  15

スキル
石投げ
パッシブ
成長・Ⅰ
■■の加護

「あ、上がらない・・・」

何という事でしょうか!
全体的なステータスは上がっているけど、雀の涙ほどしか上がってないや!
いつも通りにスキルは増えないし、この表示されないスキルも相変わらず。

加護とは書いてあるんだけど、なんの加護か分からない。
何かしら強力な力でも秘めているだろうか?
少しでも淡い期待をする。そうじゃないと、何のために頑張っているのかが、分からなくなるから。
いつか表示されると祈るばかりだ。

一樹と美空もかなりステータスが上がったそうだ。
この国の兵士のレベルは平均で30ぐらいで、ステータスは全体平均が300だそうだ。
そうなると僕のステータスは兵士以下となる。
他の皆はLV1で平均ステータスが500ぐらいで、勇者って呼ばれることあって、異例な強さである。

キャッキャと騒いでいる、チート並みの職業とステータスが皆が強くなる一方で、結果を出せずに黒杉は肩を落とす。
職業の差でここまで差が酷いと、普段は諦めの悪くても、流石にめげそうになる。

1ヶ月も経って訓練ばかりではなかった。
まず生徒達は誰が仕切るのか、リーダーが必用だった。
本来は先生がやるべきだが・・・。

「いやー・・・僕は戦闘向けじゃないから、戦えないんだよね。君たちに守る立場なのに申し訳ない・・・」

先生はそこまで戦闘力は高くないということで、どちらかというと助言する立場になった。
肝心のリーダーだが、勇者ってのもあって皆の士気を高める為に。

「御剣の坊ちゃん!おめえさんが生徒を纏めてくれないか」
「ぼ、僕ですか?」
「ああ、坊ちゃんは皆に慕われているからな、俺がやるよりも、皆の事をよく知っている坊っちゃんが指揮した方が良いだろう」
「そ、それなら、やらしていただきます」

アルバートが君なら任すことが出来ると、御剣を指名する。
御剣の表情は何か困っているような、複雑そうな顔をしている。
そんな生徒の皆は、「御剣くんなら安心だ!」「御剣がリーダーだな!」「ミッツルギー!ミッツルギー!」と賛同する中で、御剣コールが鳴り響く。
御剣の顔が若干引きつっている、何というか、少し同情する。
自分もあの中でコールされたら、恥ずかしくて穴に隠れたくなる。

そんな、御剣のステータスは・・・
御剣 正義
【御剣 正義】
職業 勇者
LV20
HP5000
MP2000
SP2500

攻撃 4500
防御 3000
魔力 3400
精神 2910
素早さ 1500
器用さ 1700
運  50

スキル
・天命剣「リミテッド・ソード」
・スラッシュ
・限突「オーバー・クロック」
・ブレイジング・ダンス
・剛力
・鉄壁
・クロス・ジャッジメント
パッシブ
・勇者の加護
・精霊の加護
・剣の加護

御剣はLVを上げる度にステータスが大幅に上がっていくそうだ
流石勇者だ。正直、すごくうらやましい。
他のクラスメイトと比較しても、2倍も違う(僕は100倍違うけど)。

僕にも力があったらなって今でも思う。
というよりも、毎日思ってる。
そう考えていると、いつも通りに、咆哮に近い声がアルバートが皆に声を掛ける

「皆の衆!1ヶ月の厳しい訓練を良くぞ耐えてくれた!」

アルバートはワッハッハと豪快に笑う、相変わらずの笑い声が清々しい。
そして、アルバートは懐からなにか紙の書類らしき物を取り出す。
石の教壇に乗って、皆を見渡し、先ほどまでと違って真剣な表情で書類を読み上げる。

「国王からの伝言だ!遠征に北にいる玄武王の討伐する為に、一週間後に玄武王を守っている〝魔従祇〟と討伐しに行く!」

【魔従祇(まじゅうし)】
 それは魔獣王に仕える存在。魔獣王が生み出した、神の使いで門番の役割をしている。
魔獣王は【聖域(せいいき)】という、大きい門の先に住んでおり。
魔従祇はその門を守る為に、【神門の聖鍵(デウス・レコーダー)】を持っている。
それを手に入れる事ができなければ、魔獣王の住む【聖域(せいいき)】に侵入することすら、許されないのだ。
魔獣王たちを倒すには、魔従祇を倒さなければならない。
しかし、魔従祇は〝王〟によって生み出された存在、一筋縄ではいかないことが分かる。

 もちろん、この魔従祇の存在はクラスメイトの皆と情報共有している為、皆は知っている。
フィルネル王国は何度か、討伐しに何度か遠征に行ったことあるようだが、一体も倒せずに全て返り討ちに遭っている。
被害は1万人以上、そのうちの死人は3000人。
この国の兵士は訓練で鍛えられている手慣れの人たちのばかりのに、歯が立たないとなると、転生者の黒杉達に勝てるか心配になる。

 アルバートが皆に報告すると、周りの皆が騒めく
それもそうだ、1万人以上の兵士が討伐に向って、クラスメイト30人とアルバート率いる精鋭部隊で討伐しにいくとなると、不安にならない人はいない。
むしろ、この世界に転移してから1ヶ月しか経っていないのだ、まだまだ、覚える事が沢山ある筈。
それでも国王が命令するという事は、余程深刻な状況だと言えるだろう。
それでも、魔獣王の事態の情報は殆どなく、緊張するし怖いに決まっている。

そこで、静寂を切り裂くように、御剣が前に出て喝を入れる。

「皆!大丈夫だ!僕達は訓練によって更なる力を手に入れたんだ!
勝てないわけがない!だから僕は皆を守るから、皆も僕に力を貸してくれ!」

御剣は不安にさせないと思い、自信満々に言う。
その姿が、皆からは神々しく見えるだろう。
それを聞いた、生徒たちは

「そうだな!大丈夫だよな!」
「なーに、ボスぐらいなら片手で倒せるさ」
「キャー!ミツルギクーン」

ミッツルギー!ミッツルギー!ミッツルギー!

御剣コールが訓練所に響き渡る
相変わらず、御剣の顔は少し引きつっている。
一部なんか変な人がいるが、御剣のおかげで皆の士気が高まった。

1ヶ月前は戦うことを躊躇い、怖がる人が殆どだったのが、今は元の世界に戻りたいと願う気持ちが一つになる。
その目標に向かって、決意を固めた集団になった。
やはり、御剣はこういう誰かを纏めるのに向いている。

残り一週間はさらに頑張れる気がした。

今日は一樹と美空と佐野で連携を練習することになった。
僕は後ろで指揮する事しかできないけど、それでも自分ができる最大限の事だった。
陣形は前衛が一樹と美空、後衛が僕と佐野になった。
一樹が前衛で戦い、ちょっと後ろに美空が前衛と後衛をカバーする役目に
佐野が前衛で受けた傷を回復する役へ。
バランスが良いパーティだと我ながら思う
肝心の僕は指揮と荷物役をすることになった。
せめて自分にできることは最大限にやりたいと思い
パーティでの負担を少しでも軽減する為に荷物を持ったりすることになった。

連携事態は問題なく長年の付き合いでもあって、意思疎通は簡単だった。
一樹は案山子に攻撃をする、連打撃、獅子連打をつなげて攻撃をする。
そして、一樹は攻撃後にステップで後退をし、同時に美空が前にでて
シールドバッシュ、スラッシュの順番に攻撃をする。
案山子は後ろに吹き飛び、それを追撃するかのように一樹は閃光脚を放つ

うん、流石は美空と一樹、二人はクラスの中でも上位に入るだけもある、
その強さは、ステータスはもちろんだが、何よりもコンビネーションが完璧だ。
それだけなら、勇者の御剣と互角に渡り合える。
僕は一樹と美空に近づいた。

「二人ともお疲れ、はいこれ」

僕は二人にタオルを渡し、そのタオルで汗を拭った

「ありがとうな!」
「今日もいい連携だったわよ」

そういって二人はお互いの拳を叩く。
かれこれ、ぶっ続けで3時間は訓練していたのか、二人はその場に座り休憩する。
僕は二人が未だに汗が止まっていなかったから、氷の入った水を二人に渡した。
やっぱり、喉が渇いていたのか、すぐに飲み干してしまった。
一息ついた所で美空が何処か懐かしそうな声で話す。

「あれから、一ヶ月経ったんだね」
「ああ、そうだね」
「だな、結構早かったな」

何故か、しみじみした感じになってしまう。
それに釣られたのか、佐野が空を見つめて呟く。

「お父さとお母さん、元気にしてるかなー」
「心配だろうね、だっていきなり自分たちの家族が行方不明になってるんだ、今頃はパニックになってるよ」

僕の母さんと父さんが無理をしていないか、心配だ。
家族の為にも早く解決して、元の世界に戻らねば。
特に父さんは心配性だから、きっと色々しているだろう。

僕達は既に昔を懐かしみながら、談話していくのであった。
まだ、1ヶ月しか経っていないが、もうずっと前の事の様に思い出を語っていた。

その後、訓練を終えて、皆は部屋へと戻る。

残り一週間、未だに不安になるが皆と美空、一樹、佐野がいれば頑張れる。
そう思うと、僕は足を止めて、一人隠れて訓練を続けた。


―――――夜

この日は何故か眠れなくて僕は廊下を歩いていた。
外の空気が吸いたくて、王宮の庭まで来てしまった。
庭には、草むらと花がちらほらと見え、真ん中には大きな木がそびえ立っていた。

「でかいな・・・」

思わず、声に出して言ってしまうほどに。
座るところがないか確認すると丁度、近くにベンチを見つけたので座ることにした。
空気はすごく綺麗なおかげか、夜空の星空もより一層綺麗に見えた。
日本にいると排気ガスのでせいで夜空が輝いて見えるのはあまりなかった。
この世界でちゃんと夜空を見るの初めてだった。
この世界は月が二つあり、なんとも不思議で幻想的だった。

「本当にファンタジーの世界なんだな」

しばらくして、夜空を見ていると、カサッと草を踏む音が聞こえる。
思わず、振り向くとそこには見知った女性が立っていた。美空だ。

「あれ、楊一じゃない?」
「うん?美空じゃないか」
「貴方も、夜空を見に来たのかしら?」

美空はそのまま、黒杉の隣に座る。
髪の毛はおろしてあり、月明かりに照らされて髪の毛が少し輝いていた。
先ほどまでお風呂に入っていたんだろうか?
そんな姿、少し色っぽく見え、思春期な黒杉にとっては少しドキドキしたのであった。

「(相手は幼馴染、友人だ、何を考えているんだ僕は・・・)」

黒杉は平常心を保とうとして、美空に見えないように小さく深呼吸をする。
すると、次は美空が顔を近づけて、覗き込んでくる。
顔が近い、更に心臓の鼓動が早くなる。

「あら、楊一?少し顔が赤いわよ?」
「あ、うん!ちょっとさっきまで走ってたらからね!そのせいかな!」
「ふーん」

黒杉は咄嗟にごまかして、少し離れた。
美空は黒杉の顔を見つめては疑っているようだ。
そのまま、そっぽを向いて、いじけたように声で話す。

「まぁ、いいわ。楊一が隠れて何かしてるのは昔の事だから、今更きにしないわよ」
「あはは、違いないね」
「それに楊一は、嘘つくときには癖があるから、すぐ分かるわよ」
「っえ!?」

黒杉は驚いた。え?癖?自分の顔を触りながら探したが、何処にあるか教えてもらおうとしたが、美空は教えてくれなかった。

「何言ってんのよ、楊一は絶対直そうするから教えない」
「なんでさ?ダメなのか?」
「楊一は我慢とか無茶を良くするからでしょ!その時に癖で見極めるの、気づかないと思ってたら大間違いよ。それに何年幼馴染やっていると思っているの?癖は一つや二つは直しても意味ないからね。」
「はは、違いないね」

美空は僕の頭に手を置いて、撫でてくる。
その顔は普段の凛々しさと違って優しい笑顔で話す。
思わずの事で、硬直してしまう。
というか、逆じゃないか?本来は僕がやるべきなのでは?いや・・・やらないけどさ。

「私は、絶対に楊一を守るわ。」
「み、美空?」

それは急な、僕を守るという宣言だった。
なんというか、男として少し複雑な気持ちになる。

「普段から、貴方には色々助けられているわ、今も昔も」
「そうかなぁ?僕は昔から気が弱かったし、美空を助けるよりも、助けられるほうが多いような気が...」
「細かい事はいいの!!」

美空は顔を赤くして、再びそっぽを向く
しばらく沈黙が続いた
それは何分経ったであろうか?正直わからなかった。
そして、美空が沈黙を断ち切るように先に口を開く。

「私は幼馴染として貴方をずっと見てきたつもりよ、だからこれからもよろしくね。」

美空は笑顔で言ったが、どこか心残りがありそうだった。
僕は深くは追及はしなかった、僕はいずれ言ってくれると信じているからだ。
美空は立ち上がって、振り向く

「さて!自分の部屋に戻りましょ!残り一週間で討伐しに行くんだからね!明日も頑張るわよ!」
「そうだね、じゃあ戻ろっか」

そして、僕たちは部屋に戻った。
部屋に戻ろうとした時に、何か視線を感じたけど、振り向いても誰もいなかったので、きっと気のせいだろうと気にしない振りをした。きっと次の日は僕は串刺しにされそうだなあって思いながら、布団の中に眠りに落ちる。

そして、一週間が経ち、魔従祇の討伐の日を迎える。
僕たちは北の嘆きの洞窟へと向かうことになったのだ。
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