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改稿シリーズ・第一章
第19話 鬼ごっこと極限スキルの話
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ユキとの、無事に修業を終える。
今度は、シルクさんと修業する事になったのだが・・・。
「うぅーん!僕と鬼ごっこしましょう!」
「はい?」
背中のビシィっと効果音がなりそうなぐらいに伸ばし、シルクは準備体操を始める。
そのまま、シャドウボクシングを始める。
修業に、何か意味があるのか?
たしかに、成長スキルで素早さを上げるのに、問題はないけども、他にはなかったものだろうか?
「正直に言うと、僕が遊びたいだけですけどね!」
でしょうね!?
だって、そんな感じがしますからね!
「あ、でも!!よーくんには、ハンデはあげます!」
「ハンデ?」
そう言って、シルクは大剣を取り出す。
そのまま、立っている場所に、地面に円を描くように、大剣で削る。
綺麗に、描けたのか嬉しいのか、その場をぴょんぴょんと跳ねる。
「ウヒャアアア!見てください!綺麗に削れました!」
「お、おう、良かったですね」
褒められたことで、更に興奮し、胸を張って、自慢げに鼻息を鳴らす。
いや、確かに、綺麗に円状に削れてるけど、そこまで喜ぶことなのか?
そして、大剣を納めて、仁王立ちで、今回の修業という、遊びを説明しはじめる。
「僕は、この丸の中でしか動きません!あ、もちろん!よーくん達は、武器も投擲物も、何でも使っても良いですよ!」
「はい?本当に言ってますか?」
「もちろんですよ!後輩には優しくしろって、うーさんに言われてますからね!」
そう言って、自分の不利な条件ばかりを、次々と付け足していく。
他にも、「別に爆発させても良いですからね!ウヒャアア!芸術だああ!」とまで言う。
あの円の中で、どうやって避けるんだ。
「勝利条件は、僕にタッチしたら、勝ちでふ!」
「後悔しないでくださいね」
「むっふー!もちろんですよ!」
俺は【加速】【スピードアップ】を発動して、手を伸ばして、シルクさんを捕まえようとするが、その場からいなくなる。
「僕はここですよー」
いつの間にか、後ろに回り込まれる。
後ろを振り向くと、シルクは片足を、トントンと鳴らしながら待ってる。
「このッ・・・!」
ムキになって、掴もうとすると、またしても、その場から消える。
「な!?」
「むっふー!よーくんはまだまだですねぇ!」
いつの間にか後ろに回り込まれた。
今、思え返せば、あの時、助けてもらった時も、動きが全然見えなかった。
この範囲なら、すぐに捕まえられると思ったけど、簡単にはクリアできないようだ。
「い、いつのまに・・・」
「僕は移動しただけですよー」
「移動だと?アイリス魔力を使った形跡はあるか?」
瞬間移動の間違いじゃないのか?
アイリスに魔眼で調べてもらうと、すぐに返答が来る。
「ヨウイチ・・・シルクが言ってる事は本当・・・しいて言うなら魔力で身体能力を向上させてるだけ・・・」
アイリスはそう断言する。
シルクは、魔力で身体能力を上げただけだった。
「むっふふー、アイリスさん!流石ですね!その通りです!僕は魔力で身体能力を向上させてるのですよ!」
「魔素はつけないのか?」
「ダメですよ!?そんな事したら、よーくんがバラバラになって、死んじゃいます!!」
「はい!?」
シルクさんが言うには、魔素に纏ってる状態になると、魔素と魔素がぶつかり合って、その圧力によって、衝撃波が発生しやすくなるらしい。
つまり、さっきみたいに移動するだけで、弾け飛ぶとか・・・。
流石に、ここで死にたくないから、今まで通りにしてもらうことにした。
「むっふー!では!続けて行きましょうか!」
「わかりました」
その後、6時間程、鬼ごっこを続けたのだが・・・一度も捕まることはなかった。
「くっそー・・・!捕まんねぇ・・・!」
「まだまだですねー!」
既に、俺の魔力は空っぽで、捕まえるどころか、掠りもしない。
そして、シルクさんの魔力量が桁違い過ぎる。
あれだけ、鬼ごっこしても、息切れするどころか、疲れる様子もなく、その場でスクワットした後に、いつもの奇妙な踊りをしていた。
「僕は思うんですけどー」
「なんでしょうか?」
「せっかく、転職の加護があるのに、なぜ有効活用しないのでふか?」
変な踊りをしながら言われる。
シルクに、言われてから、初めて気づく。
ただ、捕まえることしたか、考えてなかった為、スキルも何も使っていなかったのだ。
「僕は、これが本当に殺し合いでしたら、使えるものは全部使いますけどねー」
シルクは物騒なこと言いながら、笑顔で言う。そのまま、隣に座る。
でも言ってる事は正しい、もしもこれが、殺し合いなら俺も使えるものは全部使う。
「どうでしょうか?ヒントにはなりましたかね?」
「はい、むしろ答えなのでは?」
「むっふー!そこは気にしない!」
そうだ、これは殺し合いだ・・・俺はシルクさんを殺さなきゃいけない。
だけど、対象が対象でやりにくい。
だから、復讐の対象でもある、”アイツ”をシルクさんと置き換える。
黒い何かが蝕む、久しぶりの感覚。
今、目の前にいるのは、アイツ・・・シルクさん何かじゃない。
俺の復讐対象、殺害対象、殺人対象、抹殺対象、処刑対象。
殺す・・・殺す殺す殺すッ!絶対、殺さなければならない!
今なら油断してる。何処を狙えば、確実に殺せるのか?
人の反応速度の限界は0.2秒、それ以内に攻撃すれば、何処だって良いのか?
黒杉はズボンに隠してあった、短刀を取り出し、シルクの首に向けて短刀を振る。
しかし、隣に座っていたシルクは、その場に消えた。
「ウッヒャアア!今の惜しかったですね!」
「ッチィ・・・これも当たらなかったか」
「ですねー!ナイフどころか、よーくんから殺意が、ビンビンに反応しましたからね!」
そのまま、顔に目掛けて【石投げ】【ピンポイント】【ショット】のスキル発動させて、短刀を投げる。
音速を超える投擲物を、シルクは少ない動きで避ける。
「よーくん!さっきよりいい感じです!」
「ありがとうございます」
そうだ、使える物は全部使う、俺にはスキルがあるんだ何も、体一つで戦えなんて言っていない、というか、絶対に無理な話だ。
俺は修業したつもりで、強くなったつもりだ。
しかし、現実はそうでもない。
相手は"超人(ヒーロー)"で、俺は"村人"なんだから。
なら、そんな超人に上回る事は何か?
力か?
───違う。
魔力か?
───それも違う。
それともスピードか?
───どれも違う。
答えは全部”NO”しかなかった。
だが、俺が唯一、上回る事ができるのはすれば・・・そう"量"と"数"だ。
俺はアイリスに命令した。
「アイリス!地面を抉らないぐらいに!魔法をどんどん撃て!俺を巻き込まない程度でな!できるか?」
「了解・・・楽勝」
「え、え!?ちょっとまって!?」
シルクは動揺し始める。
「さっき、シルクさん言いましたよね。"殺し合いなら使えるものは全部使えるって"」
「た、たしかに言いましたけども・・・!わわ!?」
シルクに向って、無数の火球が飛んでくる。
アイリスの魔法だ。
今度は、奇妙な踊りから、プロ顔負けのブレイクダンスを踊り始める。
「・・・・クックック。」
「ヨウイチ・・・すごい悪い顔してる。【過炎】・・・」
アイリスは両手で、【高速執唱】を発動させて、魔術執印を速度をあげる。そして、シルクに向けて、【過炎】を連続発動する。
その間に、俺は【収納】から霊水取り出してを飲み、魔力が元に戻ることを確認する。
「あ!ずるいです!」
「うっせ!使えるものは全部使ってやるわ!!錬成錬成錬成ィ!!」
スキル【鍛冶】【錬成】で大量に短刀を作るが、形が歪んでいる。
それも仕方ない、ナイフの構造なんて知るわけが無いんだから。
その短刀を【収納】にありったけを詰め込む
おれは収納から取り出したは投げて、取り出しては投げる!
【ショット】【ピンポイント】【スローイングダガー】【石投げEX】を常時発動させて投げる。
「うおぉおおお!オラオラオラオラオラオラッ!!」
「ま、まって!むっひゃああああ!?」
シルクは、攻撃を避けたり捌いていくが、少しずつ追い詰められていく。
更に5時間後経過し、辺りにはナイフが散らばっている。
砕けたものがあれば、地面に刺さっているのもあった。
「くっそおおお!魔力お化けぇ!!!」
「よーくん!?僕はお化けじゃないですよ!?」
俺は魔力が切れて、霊水をまた飲み始める。
すると、軌光石から、ピロリンと音が鳴る。
───霊水を極限まで飲み続けたことによって、以下の能力を習得する。
・MP自動回復
───対象となった、全てのスキルが極限に達した為、以下のスキルが統一でき、新しいスキルが習得しました。
対象スキル:石投げEX、ショットEX、スロイーングダガーEX、ピンポントEX
・極限砲撃(マキシマム・キャノン)
・極限投擲(マキシマム・ショット)
新しいスキルか!好都合だ!そりゃあ・・・使うしかないよな!
「極限砲撃(マキシマム・キャノン)!」
黒杉はそこら辺に落ちている石を拾って、シルクに向って投げる。
その石が膨大なエネルギーに変化し、一直線の極太レーザーとなってシルクを襲う。
「ちょちょyとつおtっと!?そんなの聞いてない!」
「そりゃあ!!今覚えたからな!!!」
シルクは空中へと跳ぶ、黒杉はその隙を見逃さなかった。
今度は、短刀を取り出して投げる、その短刀は光の速さでシルクに飛んでくる。
「まだだ!極限投擲(マキシマム・ショット)!!」
「ぐうう・・・!?今度は光速!?ちょっと進化しすぎじゃないですかあ!?」
無数に飛んでくる、光速の刃が、一閃の光となって、視界を邪魔をする。
視界を確保しようと、シルクは体を捻って、辛うじて避ける。
しかし、気づけば、目の前には・・・黒杉が飛んでいた。
「そこだぁああ!!!」
「しまっ・・・!」
黒杉は、シルクの視界確保の行動を見逃さなかった。
そのまま、【跳躍】【加速】で、一気に距離を詰めて、シルクに触れようとする。
───残り5cm。
あと少し!
───残り4cm。
あと少し!!
───残り3cm
あともう少しで届くんだ!!!
───残り2㎝。
届けえええええええ!!
───残り1・・・。
あと少しのところで、突如、シルクが光り出す。
それと同時に、何かの衝撃で吹き飛ばされた。まるで、ダンプカーにぶち当たったように。
吹き飛ばされた黒杉は、そのまま壁に向かって、一直線に背中から叩きつけられた。
「むっふうー!流石に危なかったです!よーくんは成長が早すぎます!」
そこには変身した、シルクさんがいた。
「僕を変身させたのは、褒める所です!」
「ぐ、ぐう・・・・!!」
う、動けない・・・今までの疲労がここに来て、一気にきたか・・・。
「あ、無理はしないでください!多分先ほどの吹き飛ばされたダメージがでかいと思いますので・・・って聞いてまふか!?もし、もしもーし!!?」
シルクの声は届いていなかった。
ダメージが大き過ぎる。
ここまで頑張ったんだけど、振出しに戻ってしまった。
「ヨウイチ!」
アイリスか・・・しばらく寝かせてくれ・・・。
そうして、俺は何かに抱かれるように暖かい闇に落ちて気を失った。
今度は、シルクさんと修業する事になったのだが・・・。
「うぅーん!僕と鬼ごっこしましょう!」
「はい?」
背中のビシィっと効果音がなりそうなぐらいに伸ばし、シルクは準備体操を始める。
そのまま、シャドウボクシングを始める。
修業に、何か意味があるのか?
たしかに、成長スキルで素早さを上げるのに、問題はないけども、他にはなかったものだろうか?
「正直に言うと、僕が遊びたいだけですけどね!」
でしょうね!?
だって、そんな感じがしますからね!
「あ、でも!!よーくんには、ハンデはあげます!」
「ハンデ?」
そう言って、シルクは大剣を取り出す。
そのまま、立っている場所に、地面に円を描くように、大剣で削る。
綺麗に、描けたのか嬉しいのか、その場をぴょんぴょんと跳ねる。
「ウヒャアアア!見てください!綺麗に削れました!」
「お、おう、良かったですね」
褒められたことで、更に興奮し、胸を張って、自慢げに鼻息を鳴らす。
いや、確かに、綺麗に円状に削れてるけど、そこまで喜ぶことなのか?
そして、大剣を納めて、仁王立ちで、今回の修業という、遊びを説明しはじめる。
「僕は、この丸の中でしか動きません!あ、もちろん!よーくん達は、武器も投擲物も、何でも使っても良いですよ!」
「はい?本当に言ってますか?」
「もちろんですよ!後輩には優しくしろって、うーさんに言われてますからね!」
そう言って、自分の不利な条件ばかりを、次々と付け足していく。
他にも、「別に爆発させても良いですからね!ウヒャアア!芸術だああ!」とまで言う。
あの円の中で、どうやって避けるんだ。
「勝利条件は、僕にタッチしたら、勝ちでふ!」
「後悔しないでくださいね」
「むっふー!もちろんですよ!」
俺は【加速】【スピードアップ】を発動して、手を伸ばして、シルクさんを捕まえようとするが、その場からいなくなる。
「僕はここですよー」
いつの間にか、後ろに回り込まれる。
後ろを振り向くと、シルクは片足を、トントンと鳴らしながら待ってる。
「このッ・・・!」
ムキになって、掴もうとすると、またしても、その場から消える。
「な!?」
「むっふー!よーくんはまだまだですねぇ!」
いつの間にか後ろに回り込まれた。
今、思え返せば、あの時、助けてもらった時も、動きが全然見えなかった。
この範囲なら、すぐに捕まえられると思ったけど、簡単にはクリアできないようだ。
「い、いつのまに・・・」
「僕は移動しただけですよー」
「移動だと?アイリス魔力を使った形跡はあるか?」
瞬間移動の間違いじゃないのか?
アイリスに魔眼で調べてもらうと、すぐに返答が来る。
「ヨウイチ・・・シルクが言ってる事は本当・・・しいて言うなら魔力で身体能力を向上させてるだけ・・・」
アイリスはそう断言する。
シルクは、魔力で身体能力を上げただけだった。
「むっふふー、アイリスさん!流石ですね!その通りです!僕は魔力で身体能力を向上させてるのですよ!」
「魔素はつけないのか?」
「ダメですよ!?そんな事したら、よーくんがバラバラになって、死んじゃいます!!」
「はい!?」
シルクさんが言うには、魔素に纏ってる状態になると、魔素と魔素がぶつかり合って、その圧力によって、衝撃波が発生しやすくなるらしい。
つまり、さっきみたいに移動するだけで、弾け飛ぶとか・・・。
流石に、ここで死にたくないから、今まで通りにしてもらうことにした。
「むっふー!では!続けて行きましょうか!」
「わかりました」
その後、6時間程、鬼ごっこを続けたのだが・・・一度も捕まることはなかった。
「くっそー・・・!捕まんねぇ・・・!」
「まだまだですねー!」
既に、俺の魔力は空っぽで、捕まえるどころか、掠りもしない。
そして、シルクさんの魔力量が桁違い過ぎる。
あれだけ、鬼ごっこしても、息切れするどころか、疲れる様子もなく、その場でスクワットした後に、いつもの奇妙な踊りをしていた。
「僕は思うんですけどー」
「なんでしょうか?」
「せっかく、転職の加護があるのに、なぜ有効活用しないのでふか?」
変な踊りをしながら言われる。
シルクに、言われてから、初めて気づく。
ただ、捕まえることしたか、考えてなかった為、スキルも何も使っていなかったのだ。
「僕は、これが本当に殺し合いでしたら、使えるものは全部使いますけどねー」
シルクは物騒なこと言いながら、笑顔で言う。そのまま、隣に座る。
でも言ってる事は正しい、もしもこれが、殺し合いなら俺も使えるものは全部使う。
「どうでしょうか?ヒントにはなりましたかね?」
「はい、むしろ答えなのでは?」
「むっふー!そこは気にしない!」
そうだ、これは殺し合いだ・・・俺はシルクさんを殺さなきゃいけない。
だけど、対象が対象でやりにくい。
だから、復讐の対象でもある、”アイツ”をシルクさんと置き換える。
黒い何かが蝕む、久しぶりの感覚。
今、目の前にいるのは、アイツ・・・シルクさん何かじゃない。
俺の復讐対象、殺害対象、殺人対象、抹殺対象、処刑対象。
殺す・・・殺す殺す殺すッ!絶対、殺さなければならない!
今なら油断してる。何処を狙えば、確実に殺せるのか?
人の反応速度の限界は0.2秒、それ以内に攻撃すれば、何処だって良いのか?
黒杉はズボンに隠してあった、短刀を取り出し、シルクの首に向けて短刀を振る。
しかし、隣に座っていたシルクは、その場に消えた。
「ウッヒャアア!今の惜しかったですね!」
「ッチィ・・・これも当たらなかったか」
「ですねー!ナイフどころか、よーくんから殺意が、ビンビンに反応しましたからね!」
そのまま、顔に目掛けて【石投げ】【ピンポイント】【ショット】のスキル発動させて、短刀を投げる。
音速を超える投擲物を、シルクは少ない動きで避ける。
「よーくん!さっきよりいい感じです!」
「ありがとうございます」
そうだ、使える物は全部使う、俺にはスキルがあるんだ何も、体一つで戦えなんて言っていない、というか、絶対に無理な話だ。
俺は修業したつもりで、強くなったつもりだ。
しかし、現実はそうでもない。
相手は"超人(ヒーロー)"で、俺は"村人"なんだから。
なら、そんな超人に上回る事は何か?
力か?
───違う。
魔力か?
───それも違う。
それともスピードか?
───どれも違う。
答えは全部”NO”しかなかった。
だが、俺が唯一、上回る事ができるのはすれば・・・そう"量"と"数"だ。
俺はアイリスに命令した。
「アイリス!地面を抉らないぐらいに!魔法をどんどん撃て!俺を巻き込まない程度でな!できるか?」
「了解・・・楽勝」
「え、え!?ちょっとまって!?」
シルクは動揺し始める。
「さっき、シルクさん言いましたよね。"殺し合いなら使えるものは全部使えるって"」
「た、たしかに言いましたけども・・・!わわ!?」
シルクに向って、無数の火球が飛んでくる。
アイリスの魔法だ。
今度は、奇妙な踊りから、プロ顔負けのブレイクダンスを踊り始める。
「・・・・クックック。」
「ヨウイチ・・・すごい悪い顔してる。【過炎】・・・」
アイリスは両手で、【高速執唱】を発動させて、魔術執印を速度をあげる。そして、シルクに向けて、【過炎】を連続発動する。
その間に、俺は【収納】から霊水取り出してを飲み、魔力が元に戻ることを確認する。
「あ!ずるいです!」
「うっせ!使えるものは全部使ってやるわ!!錬成錬成錬成ィ!!」
スキル【鍛冶】【錬成】で大量に短刀を作るが、形が歪んでいる。
それも仕方ない、ナイフの構造なんて知るわけが無いんだから。
その短刀を【収納】にありったけを詰め込む
おれは収納から取り出したは投げて、取り出しては投げる!
【ショット】【ピンポイント】【スローイングダガー】【石投げEX】を常時発動させて投げる。
「うおぉおおお!オラオラオラオラオラオラッ!!」
「ま、まって!むっひゃああああ!?」
シルクは、攻撃を避けたり捌いていくが、少しずつ追い詰められていく。
更に5時間後経過し、辺りにはナイフが散らばっている。
砕けたものがあれば、地面に刺さっているのもあった。
「くっそおおお!魔力お化けぇ!!!」
「よーくん!?僕はお化けじゃないですよ!?」
俺は魔力が切れて、霊水をまた飲み始める。
すると、軌光石から、ピロリンと音が鳴る。
───霊水を極限まで飲み続けたことによって、以下の能力を習得する。
・MP自動回復
───対象となった、全てのスキルが極限に達した為、以下のスキルが統一でき、新しいスキルが習得しました。
対象スキル:石投げEX、ショットEX、スロイーングダガーEX、ピンポントEX
・極限砲撃(マキシマム・キャノン)
・極限投擲(マキシマム・ショット)
新しいスキルか!好都合だ!そりゃあ・・・使うしかないよな!
「極限砲撃(マキシマム・キャノン)!」
黒杉はそこら辺に落ちている石を拾って、シルクに向って投げる。
その石が膨大なエネルギーに変化し、一直線の極太レーザーとなってシルクを襲う。
「ちょちょyとつおtっと!?そんなの聞いてない!」
「そりゃあ!!今覚えたからな!!!」
シルクは空中へと跳ぶ、黒杉はその隙を見逃さなかった。
今度は、短刀を取り出して投げる、その短刀は光の速さでシルクに飛んでくる。
「まだだ!極限投擲(マキシマム・ショット)!!」
「ぐうう・・・!?今度は光速!?ちょっと進化しすぎじゃないですかあ!?」
無数に飛んでくる、光速の刃が、一閃の光となって、視界を邪魔をする。
視界を確保しようと、シルクは体を捻って、辛うじて避ける。
しかし、気づけば、目の前には・・・黒杉が飛んでいた。
「そこだぁああ!!!」
「しまっ・・・!」
黒杉は、シルクの視界確保の行動を見逃さなかった。
そのまま、【跳躍】【加速】で、一気に距離を詰めて、シルクに触れようとする。
───残り5cm。
あと少し!
───残り4cm。
あと少し!!
───残り3cm
あともう少しで届くんだ!!!
───残り2㎝。
届けえええええええ!!
───残り1・・・。
あと少しのところで、突如、シルクが光り出す。
それと同時に、何かの衝撃で吹き飛ばされた。まるで、ダンプカーにぶち当たったように。
吹き飛ばされた黒杉は、そのまま壁に向かって、一直線に背中から叩きつけられた。
「むっふうー!流石に危なかったです!よーくんは成長が早すぎます!」
そこには変身した、シルクさんがいた。
「僕を変身させたのは、褒める所です!」
「ぐ、ぐう・・・・!!」
う、動けない・・・今までの疲労がここに来て、一気にきたか・・・。
「あ、無理はしないでください!多分先ほどの吹き飛ばされたダメージがでかいと思いますので・・・って聞いてまふか!?もし、もしもーし!!?」
シルクの声は届いていなかった。
ダメージが大き過ぎる。
ここまで頑張ったんだけど、振出しに戻ってしまった。
「ヨウイチ!」
アイリスか・・・しばらく寝かせてくれ・・・。
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