みらい→タイムスリップ

マッシュルームきのこ

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みらい→タイムスリップ

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2019年1月夜の学校。竹下未来14歳家出した!今から去ること30分前…「はぁ!?携帯電話没収って何それ意味わかんない!」「うるさい没収は没収だ!学生の本文は勉強だと言うのに大体母さんがこんなもん買い与えるから…」「だってお揃い持ちたかったんだもん~!」ピロロロ♪ピロロロ♪「もしもし亮太?聞いてよ!テストの順位下がったくらいでお父さんが…」ピッ!「切った!何すんの!?」「うるさい!男女交際も禁止だ!」「何それ!?もー家出する!」「勝手にしろ!」「旧校舎に空き教室があったはず!ここなら登校も徒歩0分!あたしってば頭いい…」え…何?ドサッ!「いてて…本?」ギュ!ダサっ!キモっ!あたし何でこんなヤツの上に…あれ?ちょっと待って?夜の学校に何で人が…『下校時刻になった。校内に残ってる生徒は…』変だ…だってここは旧校舎でここは空き教室で…1999年?つまり…20年前!?「…下校放送流れたけど帰らないの?」「…れない」「は?」「…帰れない」ぐぅ「おかわり!」「君凄いね!いい主婦になれるよ!」「君じゃなくて児島悠!家泊めてやるんだから覚えて」「泊めてくれるの!?」「まぁ…正直『未来から来た』だなんて話信じられないけどそんな嘘までついてまで家に帰りたくない事情があるんだろ?うち父子家庭で夜遅いしばれなきゃ居てぇだけ居ていいよ」「ありがと…」「じゃ!おやすみ」(押し入れ!?泊まれるだけ感謝か…ん?)勉強してる…(凄い真剣…)「うーん…さっぱり分からん…図書室に来れば何か分かるかと思ったんだけど…」「タイムマシーンに興味あるの?この本なんてどう?」か…かわたん!頭も良さそう…「うるさいぞ未来」「あ!ゆー今ねこの人が…わ!?ちょっとゆー!痛い…」「かのぴっぴ…里美先輩って言うんだけど放課後図書室に行けば会えるんだ!頭も良くて西高合格確実って言われてるけど俺には雲の上の高校で…って何話してんだ!?どこの誰かも分からない家出少女に」そっか…たくさんの本も徹夜の勉強もかのぴっぴのため「…告ったりしないの?」「コクル?」「告白!付き合いてぇんでしょ?」「だ…男女交際!?そんな俺…年下だし…話したこともないのに無理…」「無理ゆーな!それでも男か行くよッ!」「えっ!?」「里美先輩っ!こいつあなたと友達になりてぇんだって!良かったらメアド教えてやって下さいっ!」「…メアド?」しまったここ20年前!しかもラインなんかもっとないし…「し…失礼したっ!じゃあっ!」だっ!(メアドないのかどーすっかなあ)「…話せた!」ダサくてスッゴい奥手だけど一生懸命はゆー!ゆーの恋叶うといいな「里美先輩!手をこうして下さいっ!」「え?こう?」「はい!キープ!ゆーはこっちでこう!行くよッ!」シャリーン♪「撮ったど~!」「…何さっきの」「これ?じゃん!プリクラ!」「プリクラ?あー!女子に人気の…」「あるの?」「ゲームセンターにあるよ名刺やスタンプ、ポストカードやキーホルダ…だけど普通の写真!」「へぇー!」「こんな機能ないな…さっき何で里美先輩と手でハートを作ったんだ?」「ゆー達にも同じポーズにしてみたかったの!あたし達みたいにアチュラチュになるようにね!」「…信じるよ」「え?」「俺の知らない物いっぱい持ってて…でもそれだけじゃないんだ!俺の話をリアルガチで聞いてくれて自分のことみてぇに怒ったり泣いたり草生やしたり…だから未来が未来から来たって話も信じる」ゆー「何だあれ?」あれは…「あれだ!あたしあれに吸い込まれてここに来たの」「えっ?」「もう一度吸い込まれれば元の世界に戻れるかも…」すぅ…「…消え…ちゃった…」「大丈夫…きっとまた現れるよ!」「ゆー!」「どうした?」「今なんか…人の気配が…」コンコン「悠入るぞ!」「はい!未来隠れてっ…どうしたの父さん」「…実は父さんの転勤が決まってな九州に引っ越すことになったんだ」その日からゆーは図書室に行くことはなかった「ゆー!図書室は…」「帰るよ…引っ越しの荷物積めなきゃいけないし…未来も俺が引っ越すまでに未来に帰れるといいな」そしてゆーの引っ越しの日…(せめてゆーが引っ越すことだけでも里美先輩に伝えなきゃ…いない?)どうして…「さーせん友達から預かってた本返しに来た」「それにしても里美可愛そうね失恋だなんてさ」え…「あの今の話…」「私達もよく知らないけど失恋のショックが大きくてもう図書室には来れないって…」失恋?里美先輩には好きな人がいたの?嫌な予感がする…その人はもしかして「さーせんっ!里美先輩が借りた本遡って調べられるか!?」ゆー…あたしが来るずっと前から二人は両想いだったんだ…なのにあたしが誤解させた?あたしが二人の運命を変えちゃったの?ダダダダダ…バンッ!「ゆー!」「何?」「行くよ!」「どこに?」「学校!今なら間に合うよ!里美先輩に気持ち伝えなきゃ!」「…無理だよ!どうせすぐ離ればなれになっちゃうんだ…同じ高校にも行けないから…」「何言ってんの!?だってゆーは里美先輩と…亮太みたいにアチュラチュになるんでしょ?」「…もういいよ消しても…おい未来?」「え?」何であたし消えて…まさか!けど急がなきゃ時間がない!「…おい未来!」「あれ…」また現れてる?「未来に帰れるよ未来!」「…やだっ」「どうして!?チャンスじゃないかはよしないとこの前みたいにまた消えちゃうかも…」チャンスだよ帰れる…亮太にも会えるでも…あたしが帰ってもあたしは存在しない…「…だってあんたの恋見届けないで帰れる訳ないじゃない!」「未来…俺里美先輩に告白をする!」「そうでなきゃ!」それからあたしとゆーは里美先輩の家を探した。遂に…「好きです!」「私も…」良かった…スゥ…(…体が戻った!プリクラも!)でももうしばらくは未来に帰れないか…グイ!「行くぞ未来!まだ間に合うかも!」え…わ!?わわわ~!?「ゆ…ゆー!まだ残ってる!」わ!スッ…「みっ…未来!あざお!」あざお…「…い…らい…未来!」「お父さん…」「未来!良かった…」そっか…あたしは家出して…じゃあ!今までのゆーと里美先輩のことは全部夢?「…あの時はキツく言ってすまなかった…父さんにだって若い頃はあったのにな…未来が眠ってる間思い出したんだ…あまりにも不思議な出来事で夢かと思った…まさかあの子が未来だったなんてな」家に帰って押し入れの中を探しながらお父さんは話してくれた「お父さん苗字変わったんだよ…おじいちゃんが再婚してな」お母さんとは学生時代遠距離恋愛でいっぱい手紙をやり取りしたこと高校を卒業してすぐ結婚したこと…そして20年前の不思議な出来事
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