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ゴスロリ☆ファッション
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私、蒼!高校2年生可愛いざかり。「イテテ…何だよっ!ちょっと頭殴っただけだろう!?」こいつは今女子達をいじめたので退治したとこ「はぁ?ちょっとで泣くの?女子が!!だったら私も」「あっ…蒼ちゃんその辺に…っ」ガシャッ!「ちょっと手が滑っちゃったぁ~!」「ギャヒーッ!?にっ逃げろーっ!」「ふん!年下だからっていばんじゃねーよカス!目には目を拳には拳をだーっ!次来たら3倍の力でやるからなーっ!」「さ…流石だ…」「流石蒼番長!」「こらーっ蒼!またお前かーっ!」「ゲッ!先生っ!」「職員室に来なさいっ!」「えーっ!またぁ!?」「キツい性格」「男勝り」「怪力」の私はいつの間にか「番長」と言うあだ名がついてた。でもそんなの可愛くない…「全くお前は学校の備品を壊しすぎた!」「でもあいつらが悪いんだよ~!女の子泣かせてさ…ね!先生?アレもう返して欲しいんだけどダメかな?」私はこう見えて可愛い物が大好きなのだ!「まぁ…放課後だから返してやるか!」「マジで!?やった!」「ほら!持ってけ!」「きゃーっ!ありがと先生っ!これがないと気合い入んなくてさっ!」「しかしそんなもんどこで売ってるんだ!ヘッドギアだっけ?」「やーだ先生っ!ヘッドギアじゃなくてヘッドドレス!それに買ったんじゃなくて自分で作ったんだよ!」「蒼ちゃんごめんね…私のせいで…」「あー!いいのいいの!私が好きでしたんだし!」「ついでにこれ返してもらえたし~!」「あっ!それ朝つけてたやつ!?可愛い~!」「新しく作ったの!昨日出来たからはよつけたくてさ~!」「蒼ちゃん器用だね~!」「私ならリボンは2センチ以上にするわ…そんな安っぽい物で満足出来るなんて幸せね…リボンは1メートル99円レースは1メートル99円ハギレは特価55円の激安素材と見た!」「あ…当たってる!1円単位まで!?春江っ!あんた何でいつも私に文句ばっか言ってくるのよ!」「あら…本当のことを言ったまでよ」「ムキィーっ!何よ!あんたのつけてるリボンだって…」「?」「ちょ…超かわたん!大きさも形も色も超好み!こんなの欲しかったの!ねぇねぇもっとよく見せて触らせてぇ~!」「いっ…嫌ーッ!近いわよっ!くっ…何てバカ力だ!」「ねぇねぇ~!うふーん!」「買ったんじゃないわよ!作ってもらったの!うちはお洋服はオートクチュール!注文して作ってもらう高級品!人と同じなんて嫌だものっ!」「オートクチュール!?」「まっ…庶民はセール品で満足するがいいわ!」む…ムカつく!どんなところにも相性の悪いヤツはいるもの私にとって天敵は春江わず…でもそんなことはどうでもいいの「ふー全く今日はバカ男子と春江のおかげで疲れた…さーいつものアレを…今日見た春江のリボンより可愛いとびっきりかわたん…」キラキラでふわふわで可愛くて…ドキドキするような…「よしっ!これだっ!」小さい頃に見た絵本ではお姫様が次々と可愛い洋服を着てた。そのドレス達に見せられて何度もお姫様の絵を描いた。いつしか着てみたい…いつかあんな可愛いの…そう思う服を想像するようになった。今の私には無理だけど…いつか…自分で作ってみたい!「出来たっ!でも私のお小遣いじゃミニサイズの服しか作れないよ…そうだ!」バーン!「お父さんっ!可愛い娘の為にクレジットカード貸して!何でも買えるやつ!」「寝ろ」「…ってことがあってねぇ!」「いや…それは借りちゃダメだよ…」「大人が持ってるカードなのに私は持てないなんて…私は布が欲しいだけなのにィーッ!」「蒼ちゃん昨日は何も作らなかったの?」「あるっ!あるある!はいっ!アオハルカタログだよっ!」「わぁっ!これ新作?」「ええホホホ3段フリルが目玉ですわ!」「可愛い~!欲しい着てみたい!」「私絶対予約するよ!」「アオハルカタログ?」「あれ?知らないの?アオハルカタログって言うのはね蒼ちゃんの夢なんだよ」「?」「蒼ちゃんの夢はデザイナーになることなんだって!「アオハル」はその時のブランド名にするって…だからああやってデザイン画や作ったものを写真にファイルして将来作れるようになったら欲しいっていってくれた子に作ってくれるんだって!」「…なれるかどうかも分からないのに?」「えっ…それは…」「服には流行りとかあるのよ!」「でも蒼ちゃんの服凄く…」「あはははは!夢見ちゃってバカみたい!どうせなれやしないのに!」「春江!またあんた私にいちゃもんつけてっ!」「あら本当のことを言ったまでよ」「ななな…何おーうっ!?」「服飾デザイナーは狭き門なのよ!あんたみたいに夢見てる人間は捨てるほどいる!だけどほぼほぼが夢破れ泣く!そんなに甘いせかいじゃないのよ!」「わーっ!また番長が喧嘩してるぅ~!先生っ!先生!」「こら!またお前かーっ!」「何で私だけーっ!」「やい春江!」「ああ?」「夢見て何が悪い!厳しい世界だろうがなんだろうが最初から諦める方がバカだ!」「なっ!」「私の夢は本気なんじゃーっ!」「落ち着けって!」「何よ…あいつ!」パサッ…(ふーん…)「良かったね先生分かってくれて!」「リアルにいっつも私が悪いと思われて参っちゃうよ」「蒼ちゃん大変!」「?」「さっき教室に行ったら…」!?「何これ…酷い!私のカタログが…っ!」目立ったなバカ女「…」ブチッ!「春江!!!」「きゃーっ!」「あのカタログは私の夢が詰まってんのよ!?いくら私が目障りだからってやっていいことと悪いことがあるでしょうが!私の夢の結晶返せ!」「何で私がやったって決めつけるのよ!?あんた私がやった現場見たとでも言うの!?」「でも私の夢をバカにしたじゃない!」「証拠もないくせに人を疑うなんてこの最低人間!あんたなんかに夢を見る資格なんてないわ!」「決闘じゃーっ!」「キャアアー」「…3時間かぁ…先生のお説教時間が日に日に長くなっていく… もう誰もいないじゃないの…帰ろ帰ろっ!嫌な1日わず!ん?」服作りなんてバカみてえやめろ!「…なんて酷いこと…そこまでして夢を潰してぇわけ?こんな…こんな…こんなことされたら私だって…落ち込んじゃうよ…なーんて言うと思ったか!犯人めーっ!この蒼様を舐めんなよ!番長のあだ名はダテじゃねーんだ!私の根性見せてやる!犯人が一番腹立つ方法で仕返ししてやる!」ザワザワ…本日放課後アオハルファッションショー開催!「蒼ちゃんこれリアルにやるの?」「うん!取って置きの見せるから来てね!」犯人が嫌がることそれは…私がネガらないこと!目立つこと!夢を諦めないこと!泣いたりしちゃ犯人の思うツボ!悪いけど真逆でいかせてもらうわ!(準備っ!)「…」放課後!ワイワイ!ザワザワ…「そう言えばモデルって誰がやるの?」「こんなところでファッションなんだ?」「一人でやるのかな?」「どんなのだか想像つかないね?まだかなまだかな~?」「はよ見てぇーっ!」パッ「レディース&ジェントルメーン!アオハルコレクション開催でーす!」「わぁっ!」「そっか!お人形使ったのか!なるほどねーっ」「まずはクラシカルよそおい!」「でもちゃんとテクってるように見えるよ!」「小さいけど後ろのスライドでよく見える!」「立体的で写真より可愛い~!」「続いてはウィンターコレクション!」(ぐおーっい…忙しいっ!)でも…みんなが喜んでくれてる!あんなキラキラした目で良かった…ありったけの人形を借りたり徹夜で準備したのも無駄じゃないんだ!私やっぱりデザイナーになりてぇ!カタン…かかった!「かかったな犯人!」「おっ…お前なんでショーの途中じゃっ…つか俺は何も…あっ!」「問答無用!私の邪魔しに来るヤツはここに来ると思ってたのよ!現行犯じゃ逃げられないわねぇ!」「お前が生意気だから悪いんだろっ」「うるせえ!テメーみたいなヤツはなぁっ!」服を着る資格ナシ!「ぎゃーっ!覚えてろ~!」「あースッキリしたっ!」「私の疑いは晴れたかしら?」「!!」そうだ!私…犯人は春江だって疑って…「あっ…春江ごめんっ!」「何それ!?謝ってるつもり!?」「心は謝ってるつもりなのに体が素直に謝ってくれないのよ!」「最低っ!あんた嫌いっ!に…してもあんたの頑張りは認めてあげるわ」「え?」「これ…これだけの数の服…作る情熱があったら…なれるかもしれないわねデザイナー…」「えっ?」「私もね実は服とか自分で作ってたのオートクチュールなんかじゃないわこれも普段も自分で作った服…だから私も作るのが好きだからあんたの才能にちょっと嫉妬して意地悪言っちゃっただけよ!」あれ?私もしかして最高のライバル&友達みつけちゃった?「あんたファッションショーは?」「あっ…」「蒼ちゃん続きは?」無事ファッションショーも大成功!その後「だからダメだって!そんな安っぽい布じゃ仕上がりもショボいのよ!」「そんなこと言っても高校生の中身舐めんなよ!5000円は大金なんだからっ!」「何それ!ちゃんと親に頼んだの!?」「あっ!トルソー売ってるよ!」なんと私達は凄い早さでニコイチになった。大好きな服の話をして一緒に作って毎日パリピってる。先生にいつもうるさいって言われるくらいね!「このお店可愛くない?」「まあまあね」「こんな風に目を引く外装にしてぇな!」「何を?」「私達の店を出すんだよっ!」「いつから私も参加することになったのよ!私はデザイナーになるなんて言ってないでしょ!」「蒼と春江のブランド「アオハル」へようこそ!」「人の話聞けよっ!」「ねぇ君達?ちょっと取材させてくれない?高校生?それどこに売ってるの?」夢はでっかくトルソーに描いて一人より二人!何だって出来ちゃう!「自分達でつくったんだよーっ!」そんな気がするんだ!
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