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2020/06/15
新作ドラマがない時のドラマ案件
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ドラマのまとめサイトの下請け記事を書くのをやめて一年以上たった。
あかん、今「たちました」って書くとこだったわ。まとめ記事は柔らかい文体であることがほぼ確実に指定されるので、ドラマの下請けの闇を書いているのに、癖が出る!
二年間、「です、ます」の文章で、読者に媚び続けることを要求されてきた結果、『まとめ記事構文』にはうんざりして、二度と書きたくねぇのだ。だから「だ、である」の文章が好き。たまにべらんめぇ文体になるけどいいじゃん、別に媚びる相手がいるわけでねぇので。
嫌になるまで、長く我慢して続けるけど、ダメになったら、もう一切ダメで拒絶感しかないこの極端な性格、治らねぇな……。
まとめ記事とは全く関係ない最近の話。ネット上でやり取りをしていて、相手の文章の意味を質問するのに、「わからない、理解できない」を使ってしまった。相手は知り合いだったので、意味をくみ取ってくれたけれど、「二重に否定するのは圧がある」と指摘してくれた。
反省した。だよね、「わからないから、もう少し詳しく教えて」でええやんけ。こうやって指摘されないと圧迫感を相手に与えていることに気づかないことあるんだよ。文章で相手に伝える難しさを改めて学んだ。
そのついでに相手が付けくわえて教えてくれた。「末尾に? をつけると柔らかい印象になるよ」
~~~。うん、それは知ってる。それを使うのに抵抗ありすぎで、使うと怖気だつんだ、『まとめ記事構文』だから。こっちの問題だから、相手には「わかった」としか言えないんだけどね。
表現力を狭めるほど、嫌になり果てちゃっているんだよな。
最近、新しいドラマが制作できないので、テレビでは「特別版」という名のドラマの再放送が多くなってきた。ガシガシ、ドラマのまとめ記事にしていた頃の作品もけっこうやっている。
自分が二~三年前書いた記事が、また少し読まれているのかもしれないなぁ。まぁ、下請けなんで報酬もらったらおしまいなんだがな。著作権まるっと渡す契約だ。ただし、記事に問題があれば、書いた責任「だけ」は著作権投げていようが、付いて回るらしいんだよな。何、この契約内容、最悪やん。
「まとめサイトの下請けライターをやって感じた闇など」は、怒りをエネルギーにして書いているので、まぁ、怒る要素あれば、書く原動力になる。
その原動力がまた転がってきてこれを書いている。
それは、「人気投票企画」という名の記事だった。月9シリーズとか、まぁその類いだ。そういうドラマをまとめて紹介して、ファン投票を企画しました!という記事だった。
別に、投票したからといって、ドラマが再放送になるわけでない。単なるドラマまとめサイトによる企画というだけ。
記事でとり上げたシリーズの中の一つの作品を愛するファンが紹介する形で、私の目にとまった。記事を開いて、激しく後悔した。
まとめサイトも生き残りに必死なのはわかるけどさ。全部は読まなかった。吐き気するから。十作品ほどを「エントリー」として紹介、各作品ごとの円盤販売サイトへの購入ボタン付き。
まとめサイトの運営者に、そこから商品が売れれば無論、キャッシュバックされるはずだ。
その「人気投票企画」の記事は長かった。各作品ごとのあらすじを書いてあったから。
以前にも指摘しているが、書くのが辛い「××なオススメ 〇〇選!」系の記事だ。本来なら各作品ごとに一記事作成できるのをまとめて一つの記事にしちゃうやつ。これを、サイト運営者本人が書くとは思えない。だって、調べるのに〇〇倍の時間かかるから。
私がサイト運営していたら、絶対自分で書こうと思わんな、下請けに投げる。一記事の料金でね。
この記事の功名だなぁと思うところは、「人気投票」という形になっているところ。記事に載っている作品の愛好者が「投票しよう」と記事を宣伝してくれちゃうというやつだ。
投票したら結果知りたいじゃない。おそらく「人気投票結果発表!」というもう一つ記事作成できちゃうよね。当然、その記事のドラマの紹介記事は投票用に下請けにぶん投げた文章まるっと使う。だって、著作権は、サイト運営のものだから。
で、〇〇位から順番に一位まで、投票結果順に記事作成すればいいわけ。並べ替えておしまい。
そう考えると投票結果なんか、あってもなくてもいいだろうか? いや、人気あったのを最後に持ってくれば離脱読者は減るから、投票結果を無視はしないか。そうだな。
というわけで、人気投票といっても、再放送になる特典もない記事で、盛り上がっても、サイト運営者が潤うだけなのだ。いいんだけどさ、サーバー代やらドメイン代かかるわけだし。でも、下請けは、ただただ、長時間調べれば調べるほど、時間当たりの単価が下がる記事を書いて、見返りもないのよな。
最近、在宅時間が多くて、「スキマ時間」に稼ぐ人が増えて、単価が更に下がっているようだ。
私は小説やエッセイを書くのが好きだ。だから、小説サイトという運営に利用されていることも、「趣味」だから我慢できる。
書きたくもない、興味もない文章で「稼ぐ」と言いつつ、いいように利用される「下請け」は、もうやりたくないなぁ、と思うのだ。
あかん、今「たちました」って書くとこだったわ。まとめ記事は柔らかい文体であることがほぼ確実に指定されるので、ドラマの下請けの闇を書いているのに、癖が出る!
二年間、「です、ます」の文章で、読者に媚び続けることを要求されてきた結果、『まとめ記事構文』にはうんざりして、二度と書きたくねぇのだ。だから「だ、である」の文章が好き。たまにべらんめぇ文体になるけどいいじゃん、別に媚びる相手がいるわけでねぇので。
嫌になるまで、長く我慢して続けるけど、ダメになったら、もう一切ダメで拒絶感しかないこの極端な性格、治らねぇな……。
まとめ記事とは全く関係ない最近の話。ネット上でやり取りをしていて、相手の文章の意味を質問するのに、「わからない、理解できない」を使ってしまった。相手は知り合いだったので、意味をくみ取ってくれたけれど、「二重に否定するのは圧がある」と指摘してくれた。
反省した。だよね、「わからないから、もう少し詳しく教えて」でええやんけ。こうやって指摘されないと圧迫感を相手に与えていることに気づかないことあるんだよ。文章で相手に伝える難しさを改めて学んだ。
そのついでに相手が付けくわえて教えてくれた。「末尾に? をつけると柔らかい印象になるよ」
~~~。うん、それは知ってる。それを使うのに抵抗ありすぎで、使うと怖気だつんだ、『まとめ記事構文』だから。こっちの問題だから、相手には「わかった」としか言えないんだけどね。
表現力を狭めるほど、嫌になり果てちゃっているんだよな。
最近、新しいドラマが制作できないので、テレビでは「特別版」という名のドラマの再放送が多くなってきた。ガシガシ、ドラマのまとめ記事にしていた頃の作品もけっこうやっている。
自分が二~三年前書いた記事が、また少し読まれているのかもしれないなぁ。まぁ、下請けなんで報酬もらったらおしまいなんだがな。著作権まるっと渡す契約だ。ただし、記事に問題があれば、書いた責任「だけ」は著作権投げていようが、付いて回るらしいんだよな。何、この契約内容、最悪やん。
「まとめサイトの下請けライターをやって感じた闇など」は、怒りをエネルギーにして書いているので、まぁ、怒る要素あれば、書く原動力になる。
その原動力がまた転がってきてこれを書いている。
それは、「人気投票企画」という名の記事だった。月9シリーズとか、まぁその類いだ。そういうドラマをまとめて紹介して、ファン投票を企画しました!という記事だった。
別に、投票したからといって、ドラマが再放送になるわけでない。単なるドラマまとめサイトによる企画というだけ。
記事でとり上げたシリーズの中の一つの作品を愛するファンが紹介する形で、私の目にとまった。記事を開いて、激しく後悔した。
まとめサイトも生き残りに必死なのはわかるけどさ。全部は読まなかった。吐き気するから。十作品ほどを「エントリー」として紹介、各作品ごとの円盤販売サイトへの購入ボタン付き。
まとめサイトの運営者に、そこから商品が売れれば無論、キャッシュバックされるはずだ。
その「人気投票企画」の記事は長かった。各作品ごとのあらすじを書いてあったから。
以前にも指摘しているが、書くのが辛い「××なオススメ 〇〇選!」系の記事だ。本来なら各作品ごとに一記事作成できるのをまとめて一つの記事にしちゃうやつ。これを、サイト運営者本人が書くとは思えない。だって、調べるのに〇〇倍の時間かかるから。
私がサイト運営していたら、絶対自分で書こうと思わんな、下請けに投げる。一記事の料金でね。
この記事の功名だなぁと思うところは、「人気投票」という形になっているところ。記事に載っている作品の愛好者が「投票しよう」と記事を宣伝してくれちゃうというやつだ。
投票したら結果知りたいじゃない。おそらく「人気投票結果発表!」というもう一つ記事作成できちゃうよね。当然、その記事のドラマの紹介記事は投票用に下請けにぶん投げた文章まるっと使う。だって、著作権は、サイト運営のものだから。
で、〇〇位から順番に一位まで、投票結果順に記事作成すればいいわけ。並べ替えておしまい。
そう考えると投票結果なんか、あってもなくてもいいだろうか? いや、人気あったのを最後に持ってくれば離脱読者は減るから、投票結果を無視はしないか。そうだな。
というわけで、人気投票といっても、再放送になる特典もない記事で、盛り上がっても、サイト運営者が潤うだけなのだ。いいんだけどさ、サーバー代やらドメイン代かかるわけだし。でも、下請けは、ただただ、長時間調べれば調べるほど、時間当たりの単価が下がる記事を書いて、見返りもないのよな。
最近、在宅時間が多くて、「スキマ時間」に稼ぐ人が増えて、単価が更に下がっているようだ。
私は小説やエッセイを書くのが好きだ。だから、小説サイトという運営に利用されていることも、「趣味」だから我慢できる。
書きたくもない、興味もない文章で「稼ぐ」と言いつつ、いいように利用される「下請け」は、もうやりたくないなぁ、と思うのだ。
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