35 / 37
2020/06/15
新作ドラマがない時のドラマ案件
しおりを挟む
ドラマのまとめサイトの下請け記事を書くのをやめて一年以上たった。
あかん、今「たちました」って書くとこだったわ。まとめ記事は柔らかい文体であることがほぼ確実に指定されるので、ドラマの下請けの闇を書いているのに、癖が出る!
二年間、「です、ます」の文章で、読者に媚び続けることを要求されてきた結果、『まとめ記事構文』にはうんざりして、二度と書きたくねぇのだ。だから「だ、である」の文章が好き。たまにべらんめぇ文体になるけどいいじゃん、別に媚びる相手がいるわけでねぇので。
嫌になるまで、長く我慢して続けるけど、ダメになったら、もう一切ダメで拒絶感しかないこの極端な性格、治らねぇな……。
まとめ記事とは全く関係ない最近の話。ネット上でやり取りをしていて、相手の文章の意味を質問するのに、「わからない、理解できない」を使ってしまった。相手は知り合いだったので、意味をくみ取ってくれたけれど、「二重に否定するのは圧がある」と指摘してくれた。
反省した。だよね、「わからないから、もう少し詳しく教えて」でええやんけ。こうやって指摘されないと圧迫感を相手に与えていることに気づかないことあるんだよ。文章で相手に伝える難しさを改めて学んだ。
そのついでに相手が付けくわえて教えてくれた。「末尾に? をつけると柔らかい印象になるよ」
~~~。うん、それは知ってる。それを使うのに抵抗ありすぎで、使うと怖気だつんだ、『まとめ記事構文』だから。こっちの問題だから、相手には「わかった」としか言えないんだけどね。
表現力を狭めるほど、嫌になり果てちゃっているんだよな。
最近、新しいドラマが制作できないので、テレビでは「特別版」という名のドラマの再放送が多くなってきた。ガシガシ、ドラマのまとめ記事にしていた頃の作品もけっこうやっている。
自分が二~三年前書いた記事が、また少し読まれているのかもしれないなぁ。まぁ、下請けなんで報酬もらったらおしまいなんだがな。著作権まるっと渡す契約だ。ただし、記事に問題があれば、書いた責任「だけ」は著作権投げていようが、付いて回るらしいんだよな。何、この契約内容、最悪やん。
「まとめサイトの下請けライターをやって感じた闇など」は、怒りをエネルギーにして書いているので、まぁ、怒る要素あれば、書く原動力になる。
その原動力がまた転がってきてこれを書いている。
それは、「人気投票企画」という名の記事だった。月9シリーズとか、まぁその類いだ。そういうドラマをまとめて紹介して、ファン投票を企画しました!という記事だった。
別に、投票したからといって、ドラマが再放送になるわけでない。単なるドラマまとめサイトによる企画というだけ。
記事でとり上げたシリーズの中の一つの作品を愛するファンが紹介する形で、私の目にとまった。記事を開いて、激しく後悔した。
まとめサイトも生き残りに必死なのはわかるけどさ。全部は読まなかった。吐き気するから。十作品ほどを「エントリー」として紹介、各作品ごとの円盤販売サイトへの購入ボタン付き。
まとめサイトの運営者に、そこから商品が売れれば無論、キャッシュバックされるはずだ。
その「人気投票企画」の記事は長かった。各作品ごとのあらすじを書いてあったから。
以前にも指摘しているが、書くのが辛い「××なオススメ 〇〇選!」系の記事だ。本来なら各作品ごとに一記事作成できるのをまとめて一つの記事にしちゃうやつ。これを、サイト運営者本人が書くとは思えない。だって、調べるのに〇〇倍の時間かかるから。
私がサイト運営していたら、絶対自分で書こうと思わんな、下請けに投げる。一記事の料金でね。
この記事の功名だなぁと思うところは、「人気投票」という形になっているところ。記事に載っている作品の愛好者が「投票しよう」と記事を宣伝してくれちゃうというやつだ。
投票したら結果知りたいじゃない。おそらく「人気投票結果発表!」というもう一つ記事作成できちゃうよね。当然、その記事のドラマの紹介記事は投票用に下請けにぶん投げた文章まるっと使う。だって、著作権は、サイト運営のものだから。
で、〇〇位から順番に一位まで、投票結果順に記事作成すればいいわけ。並べ替えておしまい。
そう考えると投票結果なんか、あってもなくてもいいだろうか? いや、人気あったのを最後に持ってくれば離脱読者は減るから、投票結果を無視はしないか。そうだな。
というわけで、人気投票といっても、再放送になる特典もない記事で、盛り上がっても、サイト運営者が潤うだけなのだ。いいんだけどさ、サーバー代やらドメイン代かかるわけだし。でも、下請けは、ただただ、長時間調べれば調べるほど、時間当たりの単価が下がる記事を書いて、見返りもないのよな。
最近、在宅時間が多くて、「スキマ時間」に稼ぐ人が増えて、単価が更に下がっているようだ。
私は小説やエッセイを書くのが好きだ。だから、小説サイトという運営に利用されていることも、「趣味」だから我慢できる。
書きたくもない、興味もない文章で「稼ぐ」と言いつつ、いいように利用される「下請け」は、もうやりたくないなぁ、と思うのだ。
あかん、今「たちました」って書くとこだったわ。まとめ記事は柔らかい文体であることがほぼ確実に指定されるので、ドラマの下請けの闇を書いているのに、癖が出る!
二年間、「です、ます」の文章で、読者に媚び続けることを要求されてきた結果、『まとめ記事構文』にはうんざりして、二度と書きたくねぇのだ。だから「だ、である」の文章が好き。たまにべらんめぇ文体になるけどいいじゃん、別に媚びる相手がいるわけでねぇので。
嫌になるまで、長く我慢して続けるけど、ダメになったら、もう一切ダメで拒絶感しかないこの極端な性格、治らねぇな……。
まとめ記事とは全く関係ない最近の話。ネット上でやり取りをしていて、相手の文章の意味を質問するのに、「わからない、理解できない」を使ってしまった。相手は知り合いだったので、意味をくみ取ってくれたけれど、「二重に否定するのは圧がある」と指摘してくれた。
反省した。だよね、「わからないから、もう少し詳しく教えて」でええやんけ。こうやって指摘されないと圧迫感を相手に与えていることに気づかないことあるんだよ。文章で相手に伝える難しさを改めて学んだ。
そのついでに相手が付けくわえて教えてくれた。「末尾に? をつけると柔らかい印象になるよ」
~~~。うん、それは知ってる。それを使うのに抵抗ありすぎで、使うと怖気だつんだ、『まとめ記事構文』だから。こっちの問題だから、相手には「わかった」としか言えないんだけどね。
表現力を狭めるほど、嫌になり果てちゃっているんだよな。
最近、新しいドラマが制作できないので、テレビでは「特別版」という名のドラマの再放送が多くなってきた。ガシガシ、ドラマのまとめ記事にしていた頃の作品もけっこうやっている。
自分が二~三年前書いた記事が、また少し読まれているのかもしれないなぁ。まぁ、下請けなんで報酬もらったらおしまいなんだがな。著作権まるっと渡す契約だ。ただし、記事に問題があれば、書いた責任「だけ」は著作権投げていようが、付いて回るらしいんだよな。何、この契約内容、最悪やん。
「まとめサイトの下請けライターをやって感じた闇など」は、怒りをエネルギーにして書いているので、まぁ、怒る要素あれば、書く原動力になる。
その原動力がまた転がってきてこれを書いている。
それは、「人気投票企画」という名の記事だった。月9シリーズとか、まぁその類いだ。そういうドラマをまとめて紹介して、ファン投票を企画しました!という記事だった。
別に、投票したからといって、ドラマが再放送になるわけでない。単なるドラマまとめサイトによる企画というだけ。
記事でとり上げたシリーズの中の一つの作品を愛するファンが紹介する形で、私の目にとまった。記事を開いて、激しく後悔した。
まとめサイトも生き残りに必死なのはわかるけどさ。全部は読まなかった。吐き気するから。十作品ほどを「エントリー」として紹介、各作品ごとの円盤販売サイトへの購入ボタン付き。
まとめサイトの運営者に、そこから商品が売れれば無論、キャッシュバックされるはずだ。
その「人気投票企画」の記事は長かった。各作品ごとのあらすじを書いてあったから。
以前にも指摘しているが、書くのが辛い「××なオススメ 〇〇選!」系の記事だ。本来なら各作品ごとに一記事作成できるのをまとめて一つの記事にしちゃうやつ。これを、サイト運営者本人が書くとは思えない。だって、調べるのに〇〇倍の時間かかるから。
私がサイト運営していたら、絶対自分で書こうと思わんな、下請けに投げる。一記事の料金でね。
この記事の功名だなぁと思うところは、「人気投票」という形になっているところ。記事に載っている作品の愛好者が「投票しよう」と記事を宣伝してくれちゃうというやつだ。
投票したら結果知りたいじゃない。おそらく「人気投票結果発表!」というもう一つ記事作成できちゃうよね。当然、その記事のドラマの紹介記事は投票用に下請けにぶん投げた文章まるっと使う。だって、著作権は、サイト運営のものだから。
で、〇〇位から順番に一位まで、投票結果順に記事作成すればいいわけ。並べ替えておしまい。
そう考えると投票結果なんか、あってもなくてもいいだろうか? いや、人気あったのを最後に持ってくれば離脱読者は減るから、投票結果を無視はしないか。そうだな。
というわけで、人気投票といっても、再放送になる特典もない記事で、盛り上がっても、サイト運営者が潤うだけなのだ。いいんだけどさ、サーバー代やらドメイン代かかるわけだし。でも、下請けは、ただただ、長時間調べれば調べるほど、時間当たりの単価が下がる記事を書いて、見返りもないのよな。
最近、在宅時間が多くて、「スキマ時間」に稼ぐ人が増えて、単価が更に下がっているようだ。
私は小説やエッセイを書くのが好きだ。だから、小説サイトという運営に利用されていることも、「趣味」だから我慢できる。
書きたくもない、興味もない文章で「稼ぐ」と言いつつ、いいように利用される「下請け」は、もうやりたくないなぁ、と思うのだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
◆アルファポリスの24hポイントって?◆「1時間で消滅する数百ptの謎」や「投稿インセンティブ」「読者数/PV早見表」等の考察・所感エッセイ
カワカツ
エッセイ・ノンフィクション
◆24h.ptから算出する「読者(閲覧・PV)数確認早見表」を追加しました。各カテゴリ100人までの読者数を確認可能です。自作品の読者数把握の参考にご利用下さい。※P.15〜P.20に掲載
(2023.9.8時点確認の各カテゴリptより算出)
◆「結局、アルファポリスの24hポイントって何なの!」ってモヤモヤ感を短いエッセイとして書きなぐっていましたが、途中から『24hポイントの仕組み考察』になってしまいました。
◆「せっかく増えた数百ptが1時間足らずで消えてしまってる?!」とか、「24h.ptは分かるけど、結局、何人の読者さんが見てくれてるの?」など、気付いた事や疑問などをつらつら上げています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる