99%興味【打ち切り】

朝陽ヨル(月嶺)

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一章〈interest 〉~興味深さにカミングアウト~

一 有馬視点

 俺はクラス委員長。よくいる眼鏡の真面目いいんちょとかと違って、俺はキレのあるイケメン委員長! ……とまあカッコつけてみたりして。だって暇なんだもん。クラスの連中はフツーにいいヤツ等だし、ヘルプがかかればお助けマンになる俺、まじいいヤツじゃない? 慕われて当然みたいなね。特にやることがなくて、窓際で頬杖つきながら窓の外を眺める深窓のお姫様状態。あ、ここ笑うトコね? なんかねぇかな……俺のココロの隙間埋めてくれるヤツ……

「………おっ」
 
 そういやいたじゃん! なんでか一匹狼……いや、迷える仔羊? がいたじゃん! これは早速行くっきゃねぇだろ! タイミングいいことにクラスには俺と二人っきり! ………あ、名前知らねぇや

「おーい仔羊ちゃん」

 仔羊ちゃんに近づいて行きながら呼んでみた。けれど当人は知らんぷりだ。
 なんだなんですか無視ですか! せっかく可愛いあだ名で呼んでんのに

「仔羊ちゃーん仔羊ちゃーん。仔羊ちゅわあーん。こーひーつ」
「ウッゼェ! 話しかけんなッ!」
「わぉ……」

 席に座ったまま机をダンと強く叩いて牽制している。寄った俺を下から睨め上げている。 
 ……よく見たら可愛い顔してんじゃんコイツ。眉短いけど目クリクリしてっし。八重歯とか犬っぽいな

「お前……かわいい」
「はぁ?」
「ヤッベその顔チョーどハマりなんだけど」

 そのイロモノ見るみたいな視線もな☆

「……」

 仔羊ちゃんは眉間に皺を寄せに寄せまくって、席から立ち上がると逃げるように背中を向けた。

「おいおいおいどこ行くんだよ?」
「テメェのいねぇ所だ」

 このまま逃してたまるかっ!

「待てって」

 よし掴んだ! 意外と手首ほそ……

「ひぁッ!!」
「……!!??」

 確かに掴んだ彼から聞こえたような気がする。
 なんだなんか……スゲー可愛い声聞こえたんですけど俺の幻聴かないやいやそんなハズは……

「はっ、離せっばかっ!!」

 ビンゴォォォオオオオオオオオ!! 何この可愛い生き物!! キッと睨んでますけど全然怖くない寧ろ可愛さ三割増しですけどなにかああああああ!!!!? ……げふん、ごほっごほっ……心は暴走、しかし見た目だけは繕わないとな

「っと……悪い。逃げるからつい本能的に握っちゃったよ」
「本能的ってなんだよ! つかニヤニヤすんな気色悪ぃ!」
「人間皆本能で動くものさ! 何故なら人間も動物だから!」
「意味わかんねぇよ」
「うん、俺もわかんない」
「わかんねぇのかよ」

 ツッコミに慣れてるなコイツ。いやいや、突っこむのは俺の方だよ?

「ってあらら……行っちゃったか……」

 完全に俺のことを引いた目で、それでいて目を合わせないようにさっさと教室から出ていった。
 予想外だったな……なんだあの仔羊ちゃん……マジで仔羊ちゃん……今度から寝る時数えよう

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