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一章〈sports〉~仲直りのお手伝い~
ニ 有馬視点
チョコに避けられている。それは誰から見ても明白だ。話しかけても無視されるし、すぐどこかに行ってしまう。帰るのもとても早い。
屋上で触れる練習を申し出たのは俺だ。チョコの為でもあったし、俺も役得だった。恋人の為になるなんて光栄なことじゃないか。でも、恋人じゃないって言われたし、そもそもあの練習は俺ともっと色んなことをしたいと思ってやっているわけではないときっぱり言われた。自惚れかもしれないけれど少しは俺のことを考えてくれていたのかと思っていたのだけれど。
俺は冷静じゃいられなかった。チョコの相手は俺だけであって欲しい。他の誰かとチョコがキスしたり触れ合ったりするのなんて想像したくもない。
あの時チョコの可愛い喘ぎ声を聞いて反応してしまった俺の分身だけど、喧嘩別れしてからすっかり元気を無くしてしまって午後の授業には難なく出られた。けどチョコはあの後戻って来なかった。
火照っていたしチョコも勃っちゃったのかな? 屋上で一人で慰めていたとか……わあ外でだなんて大胆。それともトイレに駆け込んでシてたのかな。でもチョコはあまり身体が強くなさそうだし、あれで熱が出てしまって保健室に行ってたのかもしれない。そしてベッドの上でシコシコと……
「藍庭!」
「ぶあっ!!」
体育の授業でドッジボールをしていたことなんかスッカリ忘れていた。右手で扱く動作をしながら妄想に浸っていたら、飛んできたボールが無防備すぎる俺の顔面に直撃した。
「ッ~~~~いっててて……は、鼻が痛い……」
「大丈夫か藍庭ー? 余所見してるなー。どっか切れたりしたか」
審判をしているゴリラみたいなムサイ体育の教師がそう声をかけてきて、俺は苦笑しながら鼻を抑えて立ち上がった。
「切れてないですけど、タオル忘れたので取りに行ってきていいですか」
「なんだ、忘れたのか。行ってこい行ってこい」
嘘は吐いてない。前の授業で使うからタオルを持ってこいと言われていたのを咄嗟に思い出した。授業を抜ける理由になる。
体育は嫌いじゃないけど、今はこういう発散方法じゃないんだよな……それに体育はチョコがいない。今までは気にしてなかったのにな……早くどうにかしたい。チョコと仲直りしたい
屋上で触れる練習を申し出たのは俺だ。チョコの為でもあったし、俺も役得だった。恋人の為になるなんて光栄なことじゃないか。でも、恋人じゃないって言われたし、そもそもあの練習は俺ともっと色んなことをしたいと思ってやっているわけではないときっぱり言われた。自惚れかもしれないけれど少しは俺のことを考えてくれていたのかと思っていたのだけれど。
俺は冷静じゃいられなかった。チョコの相手は俺だけであって欲しい。他の誰かとチョコがキスしたり触れ合ったりするのなんて想像したくもない。
あの時チョコの可愛い喘ぎ声を聞いて反応してしまった俺の分身だけど、喧嘩別れしてからすっかり元気を無くしてしまって午後の授業には難なく出られた。けどチョコはあの後戻って来なかった。
火照っていたしチョコも勃っちゃったのかな? 屋上で一人で慰めていたとか……わあ外でだなんて大胆。それともトイレに駆け込んでシてたのかな。でもチョコはあまり身体が強くなさそうだし、あれで熱が出てしまって保健室に行ってたのかもしれない。そしてベッドの上でシコシコと……
「藍庭!」
「ぶあっ!!」
体育の授業でドッジボールをしていたことなんかスッカリ忘れていた。右手で扱く動作をしながら妄想に浸っていたら、飛んできたボールが無防備すぎる俺の顔面に直撃した。
「ッ~~~~いっててて……は、鼻が痛い……」
「大丈夫か藍庭ー? 余所見してるなー。どっか切れたりしたか」
審判をしているゴリラみたいなムサイ体育の教師がそう声をかけてきて、俺は苦笑しながら鼻を抑えて立ち上がった。
「切れてないですけど、タオル忘れたので取りに行ってきていいですか」
「なんだ、忘れたのか。行ってこい行ってこい」
嘘は吐いてない。前の授業で使うからタオルを持ってこいと言われていたのを咄嗟に思い出した。授業を抜ける理由になる。
体育は嫌いじゃないけど、今はこういう発散方法じゃないんだよな……それに体育はチョコがいない。今までは気にしてなかったのにな……早くどうにかしたい。チョコと仲直りしたい
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