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一章〈sports〉~仲直りのお手伝い~
四 有馬視点
チョコが物凄く照れながら爆弾発言をしてくる。
だってそれってつまりは……
「はぁ~~~~……」
俺は長い溜息を吐いた。
練習の根本的な理由は自分の為に身体を慣らすこと。一人で何かをするのに大丈夫なように。今まで出来なかった色んなことをする為に。
でも最終目標は俺と楽しむ為って? これは神様が俺に試練を与えているのかな。理性を試されているのかな。だってもうこれは自惚れじゃないよね。俺と一緒に楽しむ為って俺の為って言ってるのと同義語だよね。そんな顔を赤らめてもじもじしてあああああ可愛いどうにかしてやりたい
「キスくらいしたいです……」
自分の顔全体を手で覆いながら本心の一部を暴露する。隠してないと色んなものがダダ漏れになってどんどん溢れてきて制御出来なくなりそうで。
「はあ? しねぇよ」
ですよね! 恋人じゃないとしちゃいけないことってさっき言ったばかりだもんな!
「チョコは俺とキスするの嫌?」
「い、嫌とは…………言ってねぇだろうがよ」
ん゛ンンンンンッーーーーほらぁあああっ確かめるとそうやって返ってくるんだからもうシたっていいじゃないか! 恋人と認めてくれたっていいじゃないか! もうキスしたことあるんだよ? キスはイチャイチャに入るよ? コレで付き合ってないとか嘘だろって言われるのがオチだよチョコ!
「チョコ……お、お願いだ……どうしたら認めてくれるんだい……? 俺の心の手綱が今にも放たれてしまいそうだよ……」
指を組んでお願いするポーズをして、チョコの前で跪いた。もう必死だよ。俺の俺が暴れ出しそうだ。
「どうしたらって……。付き合ったら、その…………そういうこと……するってことだろ……」
恥ずかしがっているのか口をもごもごさせて消え入るような声。
チョコの目の前で跪いたことにより、さっきから気になっていることがある。屋上に来た時からなんとなく気にはなっていたが確信した。
ーーーーチョコが勃ってる!!
くわっと目を見開いて凝視する。確かにあの膨らみはそうだ。
だから横向いてたのか。不自然に体をよじってるとは思っていたけど
「…………チョコ。ここは一つ、恋人カッコ仮になってみないかい」
「な、なんだよカッコ仮って」
「俺としては、チョコがキスするのを嫌じゃないと言ってる時点でもう恋人になってもおかしくないと思っているんだけど、それでもまだチョコが恋人だと認めてくれないなら、ここは一発身体の相性を試してみてはどうだろうか」
「…………え?」
「要はキス以上のことをしてどこまで嫌じゃないかを試すのだよ」
「はっ、な、はぁ!? 言いてぇことは色々あるが、恋人になるかの返事は待つって言ったじゃねぇか! それをまた急にっ!」
「言った。言ったさ。……でもね、沢山考えても答えは出ないんじゃないかい? 今日までに沢山考えてくれてたんだろ?」
「っ……それは……確かに考えたケドよ……」
「嫌じゃなければ付き合っても問題ないと思うんだ。だからさーー」
「ん……っ」
ビクつくチョコの身体。
立ち上がりながら手首をそっと握って、そしてゆっくりとチョコの身体を引き寄せた。
「まずは……」
「んっ」
唇を尖らせて啄むように口づけた。少し触れるだけを数回。
「……どうかな」
「……どう、って……わかんねぇよ……」
「じゃあもうちょっとしてみよっか」
殆ど唇はくっついたままの距離で話していてお互いの吐息がぶつかり合う。そしてまたその隙間が埋まる。唇を重ねて、今度は舌先で唇を舐めてやる。驚いたのかぴくりと身を引いたチョコ。逃さないように腰を引き寄せながら続けて舐めてやる。それから唇で挟み込み軽く食んでみた。
「これは? ……嫌、かな?」
今までしてきたキスよりも舌を使うことによって滑らかで湿り気が加わり濃厚な触感となる。嫌な相手なら軽く触れるだけのキスよりもかなり不快になる外れ。
これくらいで駄目だったら……っ
潔く今は諦めて気長に待つしかないかと考えていた。その矢先、チョコが俺の肩に頭を預けてきた。
「ち、チョコ……? あ、あの、やっぱりダメだったかな? 嫌だった? それならすぐに離すから」
「ちげぇよ」
「違う? それならーー」
ふわっと隙間風が舞った。チョコが顔を上げて、そしてチョコから唇が寄せられた。ただ触れるだけのキス。唇を離した後のチョコは今にも泣き出してしまうんじゃないかというくらい目元が潤んでいた。何かを言いたそうにしている姿がいじらしい。
「…………嫌じゃ、ねぇよ。予想してたのと違ったし、お前がもっと、スゲーことしてくんじゃねぇかって思ってて、だから……安心したっていうか……」
「す、スゲーこと?」
「…………身体の相性だとか、キス以上のことするとか言うから……ちょっと…………怖くて」
…………キス以上のこと、そんなのいつだってしたいと思ってる。でもこの流れでさえ強引なのに、更にそれ以上の行為に進むのはあまりにも強引過ぎると思った。だから咄嗟にキスの程度で試そうと考えた。
「……ごめんよ、怖がらせてしまって」
ぽん、と。チョコの頭を撫でながら肩に寄せて抱きしめた。緊張していたのか少し震えている。
こんなに怖がらせていたなんて……あんまり身体に触れてなかったから分からなかったけど、チョコはこんなにも怯えていたのか。……そうだよな、触られること自体が嫌なんだろうし、本当に俺、急ぎ過ぎたな……
「……チョコの気持ちを全然理解出来てなかった。ごめん」
「……っ……」
短いサラサラな髪、それから露わな項を撫でて。もう片方の手は腰を引き寄せるように撫でている。
「「…………」」
とてもいい雰囲気だ。これはもう一般的に仲直りしたということだと思う。そうだと思いたい。これで終われば一見落着、俺がチョコの返事を気長に待てばいいだけの話。
なのに俺の俺はもう正直過ぎてガン勃ちしているんだよ。こんな密着してキスしてチョコの涙目見てそんなの反応しない方がどうかしてる。それに何よりチョコのチョコもズボン越しに当たっている。一番はそこだよ! 俺の胸の中でピクピク身体を震わせているのはもしかして怯えているのではなくて感じているからなのかな!?
だってそれってつまりは……
「はぁ~~~~……」
俺は長い溜息を吐いた。
練習の根本的な理由は自分の為に身体を慣らすこと。一人で何かをするのに大丈夫なように。今まで出来なかった色んなことをする為に。
でも最終目標は俺と楽しむ為って? これは神様が俺に試練を与えているのかな。理性を試されているのかな。だってもうこれは自惚れじゃないよね。俺と一緒に楽しむ為って俺の為って言ってるのと同義語だよね。そんな顔を赤らめてもじもじしてあああああ可愛いどうにかしてやりたい
「キスくらいしたいです……」
自分の顔全体を手で覆いながら本心の一部を暴露する。隠してないと色んなものがダダ漏れになってどんどん溢れてきて制御出来なくなりそうで。
「はあ? しねぇよ」
ですよね! 恋人じゃないとしちゃいけないことってさっき言ったばかりだもんな!
「チョコは俺とキスするの嫌?」
「い、嫌とは…………言ってねぇだろうがよ」
ん゛ンンンンンッーーーーほらぁあああっ確かめるとそうやって返ってくるんだからもうシたっていいじゃないか! 恋人と認めてくれたっていいじゃないか! もうキスしたことあるんだよ? キスはイチャイチャに入るよ? コレで付き合ってないとか嘘だろって言われるのがオチだよチョコ!
「チョコ……お、お願いだ……どうしたら認めてくれるんだい……? 俺の心の手綱が今にも放たれてしまいそうだよ……」
指を組んでお願いするポーズをして、チョコの前で跪いた。もう必死だよ。俺の俺が暴れ出しそうだ。
「どうしたらって……。付き合ったら、その…………そういうこと……するってことだろ……」
恥ずかしがっているのか口をもごもごさせて消え入るような声。
チョコの目の前で跪いたことにより、さっきから気になっていることがある。屋上に来た時からなんとなく気にはなっていたが確信した。
ーーーーチョコが勃ってる!!
くわっと目を見開いて凝視する。確かにあの膨らみはそうだ。
だから横向いてたのか。不自然に体をよじってるとは思っていたけど
「…………チョコ。ここは一つ、恋人カッコ仮になってみないかい」
「な、なんだよカッコ仮って」
「俺としては、チョコがキスするのを嫌じゃないと言ってる時点でもう恋人になってもおかしくないと思っているんだけど、それでもまだチョコが恋人だと認めてくれないなら、ここは一発身体の相性を試してみてはどうだろうか」
「…………え?」
「要はキス以上のことをしてどこまで嫌じゃないかを試すのだよ」
「はっ、な、はぁ!? 言いてぇことは色々あるが、恋人になるかの返事は待つって言ったじゃねぇか! それをまた急にっ!」
「言った。言ったさ。……でもね、沢山考えても答えは出ないんじゃないかい? 今日までに沢山考えてくれてたんだろ?」
「っ……それは……確かに考えたケドよ……」
「嫌じゃなければ付き合っても問題ないと思うんだ。だからさーー」
「ん……っ」
ビクつくチョコの身体。
立ち上がりながら手首をそっと握って、そしてゆっくりとチョコの身体を引き寄せた。
「まずは……」
「んっ」
唇を尖らせて啄むように口づけた。少し触れるだけを数回。
「……どうかな」
「……どう、って……わかんねぇよ……」
「じゃあもうちょっとしてみよっか」
殆ど唇はくっついたままの距離で話していてお互いの吐息がぶつかり合う。そしてまたその隙間が埋まる。唇を重ねて、今度は舌先で唇を舐めてやる。驚いたのかぴくりと身を引いたチョコ。逃さないように腰を引き寄せながら続けて舐めてやる。それから唇で挟み込み軽く食んでみた。
「これは? ……嫌、かな?」
今までしてきたキスよりも舌を使うことによって滑らかで湿り気が加わり濃厚な触感となる。嫌な相手なら軽く触れるだけのキスよりもかなり不快になる外れ。
これくらいで駄目だったら……っ
潔く今は諦めて気長に待つしかないかと考えていた。その矢先、チョコが俺の肩に頭を預けてきた。
「ち、チョコ……? あ、あの、やっぱりダメだったかな? 嫌だった? それならすぐに離すから」
「ちげぇよ」
「違う? それならーー」
ふわっと隙間風が舞った。チョコが顔を上げて、そしてチョコから唇が寄せられた。ただ触れるだけのキス。唇を離した後のチョコは今にも泣き出してしまうんじゃないかというくらい目元が潤んでいた。何かを言いたそうにしている姿がいじらしい。
「…………嫌じゃ、ねぇよ。予想してたのと違ったし、お前がもっと、スゲーことしてくんじゃねぇかって思ってて、だから……安心したっていうか……」
「す、スゲーこと?」
「…………身体の相性だとか、キス以上のことするとか言うから……ちょっと…………怖くて」
…………キス以上のこと、そんなのいつだってしたいと思ってる。でもこの流れでさえ強引なのに、更にそれ以上の行為に進むのはあまりにも強引過ぎると思った。だから咄嗟にキスの程度で試そうと考えた。
「……ごめんよ、怖がらせてしまって」
ぽん、と。チョコの頭を撫でながら肩に寄せて抱きしめた。緊張していたのか少し震えている。
こんなに怖がらせていたなんて……あんまり身体に触れてなかったから分からなかったけど、チョコはこんなにも怯えていたのか。……そうだよな、触られること自体が嫌なんだろうし、本当に俺、急ぎ過ぎたな……
「……チョコの気持ちを全然理解出来てなかった。ごめん」
「……っ……」
短いサラサラな髪、それから露わな項を撫でて。もう片方の手は腰を引き寄せるように撫でている。
「「…………」」
とてもいい雰囲気だ。これはもう一般的に仲直りしたということだと思う。そうだと思いたい。これで終われば一見落着、俺がチョコの返事を気長に待てばいいだけの話。
なのに俺の俺はもう正直過ぎてガン勃ちしているんだよ。こんな密着してキスしてチョコの涙目見てそんなの反応しない方がどうかしてる。それに何よりチョコのチョコもズボン越しに当たっている。一番はそこだよ! 俺の胸の中でピクピク身体を震わせているのはもしかして怯えているのではなくて感じているからなのかな!?
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