僕の恋、兄の愛。4

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水曜日昼休み。

幕間①~研究所の受付嬢達~2

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BC「「スーツバッグがお揃い!!」」

A「どう見る?」

C「つまり王子と皇帝はもう家族同然!?」

B「宅配業者が荷物を渡すくらいですもの!
王子の荷物を皇帝が受け取るのは不自然じゃ無いって事よ!
もう夫婦同然なのよ!!」

A「ここからが重要よ。
退社の時は2人とも正装。
王子も皇帝も、出勤の時と勤務中は普段通りの服装だった。
つまり届いたスーツバッグの中身は正装だって事よ。」

BC「「キタコレぇぇ!!」」

A「どう出る?」

C「今夜は王子と皇帝で、お高級デートです!」

B「甘い!
だって退勤時の王子だけど!
あれ絶対タキシードよ!
ロングのビジネスコートで見えにくかったけど、タキシードなのよ!」

C「私もタキシードだと思います!
皇帝はこないだも着てた高級モーニングでしたね。
・・・で?」

B「もう、わざわざ準備してお互い正装よ?
しかも王子はタキシード!
王子よ!王子が皇帝に逆プロポーズよ!」

C「成る程!結婚!!」

A「そう、結婚!
いいわね、いいわね~!
でもエスコートは皇帝ね!
王子は受けよ!譲れないわ!」

BC「「もちろん!」です!」


A「シッ!警備員さんが帰って来たわ!」

警備員「お疲れ様です。」

ABC「「「お疲れ様です。」」」

警備員「フロアの点検・施錠確認終わりました。」

A「はい、承りました。」

B「唐所長と市井秘書は退勤されましたか?」

警備員「所長らですか?
先程、所長の息子さんと市井秘書の弟さんがラボに来られてましたね。
確か裏口から帰られましたよ?
何か緊急の連絡事項ですか?」

B「いえ、大丈夫です。」

警備員「では、2階へ点検に行きます。
お疲れ様でした。」

A「お疲れ様でした。」

B「一緒に退勤って事ですよね・・・。」

ABC「「「・・・。」」」

C「子連れデート。」

AB「「ソレよ!!」」

A「我が社の姫である健介くんと亮太くんまで一緒に居るなんて・・・!」

B「姫公認!」

C「家族公認です!!」

A「夫が皇帝で、妻が王子、可愛い姫達が子供達、しかも子供達は男の娘!」

B「イイ!超イイ!!」

C「私は、姫達見てると百合っぽくてイケない気持ちになります。」

AB「「ソレ~!」」

B「王子と皇帝に色んな方法で愛される姫達!」

AC「「きゃー!!」」

A「優秀な皇帝唐所長に色々お勉強&お仕置きさせられちゃう王子と姫達!!」

BC「「ぎゃー!!」」

C「そう言えば、私、思うんですけど・・・






◆◆ 30分後 ◆◆



A「だから、どう転んでも皇帝は総攻め・・・
シッ!」

BC「「!!」」

警備員「あれ?まだ居たの?
全フロアの点検、終わりましたよ。」

A「お疲れ様です。」

警備員「裏口もソロソロ閉めますので、退勤して下さい。」

BC「「はーい。」」

A「飲みに行くわよ!」

BC「「お供します!!」」

警備員(ウチの受付嬢達仲いいなぁ。)











※共通の趣味は絆を強くする。
ラボの受付嬢達は腐っていますが、仲良しでとても優秀です。
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