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薄紫色の朝靄が新居の窓辺を優しく包む。私は羽織るだけの軽い上着を肩にかけながら、リビングの大きな木製テーブルへと向かった。ディーンはすでに、窓際の椅子に腰掛け、二つの白磁のカップに湯を注いでいる。
「おはよう、エマ」
ディーンの穏やかな声に、胸の奥がじんわりと温かくなる。私はにこりと笑い、テーブルの向かい側に腰を下ろした。
「おはようございます、ディーン……あの、昨日の夕食も、とてもおいしかったです」
ディーンは笑みを浮かべて私のカップを差し出す。
「朝の紅茶、君の好みのフレーバーを見つけたんだ。ラベンダーがほのかに香る、少し珍しいものだけど」
カップをそっと両手で包むと、じんわりとした暖かさが指先に伝わる。ラベンダーの優しい香りが鼻をくすぐり、疲れた心がほぐれていく。
「ありがとう。あなたは、わたしの好みを本当によく覚えていてくれますね」
照れくさくて、思わず頬を指先で掻いた。ディーンは微笑んで首をかしげる。
「当たり前だよ。君が笑うときの声が、何よりも好きだから」
その言葉に胸がドキリと跳ねる。窓の外では小鳥たちがさえずり始め、庭の花壇のチューリップが朝露にきらめいている。まるで、この世界は私たち二人だけのもののように穏やかで美しかった。
──ふと、私は自分の人生が劇的に変わったことを思い出す。クラウス・エーカーの残酷な婚約破棄から始まった暗い日々。それでも、あの苦しみを乗り越えさせてくれたのは、ディーンの愛と優しさだった。
「ディーン、あなたと出会って、本当に良かった」
私はカップを置き、彼の目をまっすぐに見つめた。ディーンは少し驚いたように目を見開いたが、すぐに深い優しさで微笑み返してくれる。
「僕こそ、エマに出会えて幸せだよ。これ以上ないくらい」
そのまま二人で顔を見合わせ、小さな笑い声を交わす。朝の静かな時間が、二人をそっと包んでいる。お互いを思いやる言葉が、何気ない仕草が、日常となってきたことに、私は幸福をかみしめる。
──午前の陽射しがリビングの床に模様を描き始めたころ、私たちは庭へ出た。ディーンが手を引いてくれるまま、花壇を一緒に見て回る。
「このバラは、君のために植えたんだ。君の名前にちなんで“エマローズ”と呼んでいる」
ディーンが指さす先には、淡い桃色のバラが三輪、まさに今蕾をほころばせようとしている。
「きれい……私のために?」
私は目を丸くして花を撫でる。花びらの質感が絹のように柔らかく、ほんのり甘い香りが胸を満たす。
「君に、いつも優しい気持ちでいてほしいから。どんなときも、君を笑顔にする存在でありたいんだ」
ディーンは深呼吸し、真剣な眼差しで私を見つめる。その目の奥に映るのは、不安を抱えていたあの日の私ではなく、穏やかな未来を信じる“エマ”の姿だった。
「ありがとう、ディーン。本当に、ありがとう」
私はその場でそっと抱きついた。ディーンは驚きながらも、両腕で私を包み込んでくれた。胸の奥が熱くなり、自然と涙がにじむ。
「エマ、泣かないで。君の笑顔が、僕にとって最高の音楽なんだ」
ディーンの言葉に、くすぐったくなって、私は涙を拭きながら笑った。庭先に咲く花々も、まるで祝福するかのようにそよ風に揺れている。
──お昼が近づくころ、私たちは小さな食卓を庭に用意し、ランチを楽しんだ。ディーンお手製のサンドイッチと季節の果物。私はその一つ一つに感激しながら、一口ごとに笑顔を広げる。
「見て、このイチゴ。甘くてジューシーだろう?」
ディーンが私の口元にそっとイチゴを運び、私は頬を赤らめながら受け取る。
「どれどれ……ああ、甘い!」
果汁が口いっぱいに広がり、自然と目を細めた。
「君の笑顔を見るためなら、僕は何度でもイチゴを摘んでくるよ」
ディーンはそんなことを言いながら、また一本イチゴを摘んで私に差し出した。私は嬉しさを隠せず、小さな声で「ありがとう」と囁いた。
──午後には書斎で本を読んだり、絵を描いたりと、各々好きなことを楽しんだ。私は持参したクロッキー帳に、ディーンの横顔を描いた。ディーンはその絵をじっと見つめ、少し照れくさそうに笑う。
「僕を描いてくれたんだね。嬉しいよ」
ディーンが絵に優しいタッチで影をつけ、さらに磨きをかけてくれる。二人で一つの絵を仕上げる時間は、不思議と心が落ち着く。
「誰かと過ごす時間が、こんなに心地いいなんて思わなかった」
私は目を閉じて胸に手を当てた。ディーンはそっと私の手を取り、指先で優しく撫でる。
「エマ、君といるときが、僕の一番幸せなときだ」
その言葉に、私は深く頷く。心の底から感じる幸福が、言葉にならないほど溢れ出していた。
──夕暮れが迫るころ、庭に灯りがともされ、私たちは手をつないでライトアップされたバラ園を散策した。夕涼みの風が頬を撫で、テラスからは遠くの教会の鐘が静かに鳴り響く。
「これから先も……ずっと、あなたと一緒にいられますか?」
私はそっとディーンに問いかける。ディーンは私の唇に優しく手を添え、深く頷いた。
「もちろんだよ。君がいる未来こそが、僕の望むすべてだから」
その言葉に、私は小さく息を吐き、夜空に浮かぶ星々を見上げた。闇が深まるほど、星の光は鮮やかに輝き、私たち二人の影を長く伸ばす。
「ありがとう……ディーン。あなたのおかげで、私はこんなにも幸せになれた」
私はディーンの胸に顔を預け、彼の鼓動を感じる。忠実に脈打つその鼓動は、私を守り、支え、愛してくれる証だった。
──やがて、ディーンの手を引かれて屋内へ戻ると、小さな飾り棚には二人の写真や思い出の品が並んでいる。そこには、私が初めてディーンと笑い合った舞踏会の写真や、誓いの指輪を交換したときのリングピローもあった。
「これからも、たくさんの思い出を作ろうね」
ディーンは写真に指を滑らせながら、優しく囁く。
「はい、あなたとなら、どんな思い出でも宝物になります」
そしてふたりは、キャンドルの微かな灯りの中でそっと唇を重ねた。これまでの苦労や悲しみは、すべて遠い過去の出来事となり、今、この瞬間にあるのは、誠実で温かな愛だけだった。
──こうして、私はディーンと共に、新たな人生を歩み始めた。しかしこの日々は、永遠に続く幸せの序章に過ぎない。どんな未来が待ち受けていようとも、ディーンとなら乗り越えられると、心の底から信じている。
「おはよう、エマ」
ディーンの穏やかな声に、胸の奥がじんわりと温かくなる。私はにこりと笑い、テーブルの向かい側に腰を下ろした。
「おはようございます、ディーン……あの、昨日の夕食も、とてもおいしかったです」
ディーンは笑みを浮かべて私のカップを差し出す。
「朝の紅茶、君の好みのフレーバーを見つけたんだ。ラベンダーがほのかに香る、少し珍しいものだけど」
カップをそっと両手で包むと、じんわりとした暖かさが指先に伝わる。ラベンダーの優しい香りが鼻をくすぐり、疲れた心がほぐれていく。
「ありがとう。あなたは、わたしの好みを本当によく覚えていてくれますね」
照れくさくて、思わず頬を指先で掻いた。ディーンは微笑んで首をかしげる。
「当たり前だよ。君が笑うときの声が、何よりも好きだから」
その言葉に胸がドキリと跳ねる。窓の外では小鳥たちがさえずり始め、庭の花壇のチューリップが朝露にきらめいている。まるで、この世界は私たち二人だけのもののように穏やかで美しかった。
──ふと、私は自分の人生が劇的に変わったことを思い出す。クラウス・エーカーの残酷な婚約破棄から始まった暗い日々。それでも、あの苦しみを乗り越えさせてくれたのは、ディーンの愛と優しさだった。
「ディーン、あなたと出会って、本当に良かった」
私はカップを置き、彼の目をまっすぐに見つめた。ディーンは少し驚いたように目を見開いたが、すぐに深い優しさで微笑み返してくれる。
「僕こそ、エマに出会えて幸せだよ。これ以上ないくらい」
そのまま二人で顔を見合わせ、小さな笑い声を交わす。朝の静かな時間が、二人をそっと包んでいる。お互いを思いやる言葉が、何気ない仕草が、日常となってきたことに、私は幸福をかみしめる。
──午前の陽射しがリビングの床に模様を描き始めたころ、私たちは庭へ出た。ディーンが手を引いてくれるまま、花壇を一緒に見て回る。
「このバラは、君のために植えたんだ。君の名前にちなんで“エマローズ”と呼んでいる」
ディーンが指さす先には、淡い桃色のバラが三輪、まさに今蕾をほころばせようとしている。
「きれい……私のために?」
私は目を丸くして花を撫でる。花びらの質感が絹のように柔らかく、ほんのり甘い香りが胸を満たす。
「君に、いつも優しい気持ちでいてほしいから。どんなときも、君を笑顔にする存在でありたいんだ」
ディーンは深呼吸し、真剣な眼差しで私を見つめる。その目の奥に映るのは、不安を抱えていたあの日の私ではなく、穏やかな未来を信じる“エマ”の姿だった。
「ありがとう、ディーン。本当に、ありがとう」
私はその場でそっと抱きついた。ディーンは驚きながらも、両腕で私を包み込んでくれた。胸の奥が熱くなり、自然と涙がにじむ。
「エマ、泣かないで。君の笑顔が、僕にとって最高の音楽なんだ」
ディーンの言葉に、くすぐったくなって、私は涙を拭きながら笑った。庭先に咲く花々も、まるで祝福するかのようにそよ風に揺れている。
──お昼が近づくころ、私たちは小さな食卓を庭に用意し、ランチを楽しんだ。ディーンお手製のサンドイッチと季節の果物。私はその一つ一つに感激しながら、一口ごとに笑顔を広げる。
「見て、このイチゴ。甘くてジューシーだろう?」
ディーンが私の口元にそっとイチゴを運び、私は頬を赤らめながら受け取る。
「どれどれ……ああ、甘い!」
果汁が口いっぱいに広がり、自然と目を細めた。
「君の笑顔を見るためなら、僕は何度でもイチゴを摘んでくるよ」
ディーンはそんなことを言いながら、また一本イチゴを摘んで私に差し出した。私は嬉しさを隠せず、小さな声で「ありがとう」と囁いた。
──午後には書斎で本を読んだり、絵を描いたりと、各々好きなことを楽しんだ。私は持参したクロッキー帳に、ディーンの横顔を描いた。ディーンはその絵をじっと見つめ、少し照れくさそうに笑う。
「僕を描いてくれたんだね。嬉しいよ」
ディーンが絵に優しいタッチで影をつけ、さらに磨きをかけてくれる。二人で一つの絵を仕上げる時間は、不思議と心が落ち着く。
「誰かと過ごす時間が、こんなに心地いいなんて思わなかった」
私は目を閉じて胸に手を当てた。ディーンはそっと私の手を取り、指先で優しく撫でる。
「エマ、君といるときが、僕の一番幸せなときだ」
その言葉に、私は深く頷く。心の底から感じる幸福が、言葉にならないほど溢れ出していた。
──夕暮れが迫るころ、庭に灯りがともされ、私たちは手をつないでライトアップされたバラ園を散策した。夕涼みの風が頬を撫で、テラスからは遠くの教会の鐘が静かに鳴り響く。
「これから先も……ずっと、あなたと一緒にいられますか?」
私はそっとディーンに問いかける。ディーンは私の唇に優しく手を添え、深く頷いた。
「もちろんだよ。君がいる未来こそが、僕の望むすべてだから」
その言葉に、私は小さく息を吐き、夜空に浮かぶ星々を見上げた。闇が深まるほど、星の光は鮮やかに輝き、私たち二人の影を長く伸ばす。
「ありがとう……ディーン。あなたのおかげで、私はこんなにも幸せになれた」
私はディーンの胸に顔を預け、彼の鼓動を感じる。忠実に脈打つその鼓動は、私を守り、支え、愛してくれる証だった。
──やがて、ディーンの手を引かれて屋内へ戻ると、小さな飾り棚には二人の写真や思い出の品が並んでいる。そこには、私が初めてディーンと笑い合った舞踏会の写真や、誓いの指輪を交換したときのリングピローもあった。
「これからも、たくさんの思い出を作ろうね」
ディーンは写真に指を滑らせながら、優しく囁く。
「はい、あなたとなら、どんな思い出でも宝物になります」
そしてふたりは、キャンドルの微かな灯りの中でそっと唇を重ねた。これまでの苦労や悲しみは、すべて遠い過去の出来事となり、今、この瞬間にあるのは、誠実で温かな愛だけだった。
──こうして、私はディーンと共に、新たな人生を歩み始めた。しかしこの日々は、永遠に続く幸せの序章に過ぎない。どんな未来が待ち受けていようとも、ディーンとなら乗り越えられると、心の底から信じている。
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