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第5章 獣庭の散歩
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【第5章:獣庭の散歩】
湯上がり、みかどの逞しい腕に抱き上げられた。
チリン、チリン……。
鈴の音が廊下に反響し、そのたびに羞恥が胸を鋭く刺した。
「では、約束通りに一緒に出掛けよう」
みかどの体温から甘い香りが鼻腔を満たしていく。
しばらく、みかどの後ろに寄り添いながら、長い廊下を歩いていった。
『見たことない廊下…ここは屋敷のなか…なの?』
目の前に現れた重厚な扉が軋み、外の冷えた空気が火照った肌を鋭く刺した。
「蜜、外では私の獣役として四つん這いで歩く。それが、この特別な散歩のルールだ」
ゆっくりと人工芝に降ろされ、両膝を地面につけて四つん這いの姿勢を取らされた。
掌には芝の繊維が食い込み、膝下には冷たい感触がじわりと広がっていった。
みかどが黒革の獣型マスクを差し出した。僕は震える手でそれを受け取り被った。
革の匂いが鼻を突き、視界が暗く狭まる。口元が圧迫され、息が詰まりそうになった。
『何これ……やだ……息苦しい…もぅ元の部屋に帰りたい』
黒革の首輪がカチリと締まり、短い鎖がみかどの逞しい手に繋がれている。
ネグリジェの裾が捲れ上がって真っ白な尻肉が無防備に覗いていた。
僕は顔を上げて周りを見渡した。
そこはガラスドームの天井の下、人工庭園が広がっていた。
青々とした人工芝、巧みに造られた木々、噴水、池──全てが整いすぎていて、どこか現実感がなかった。
空気には人工的な化学臭がわずかに混じり、喉の奥にざらついた。
よく目を凝らすと、他の主従たちがその庭を散歩していた。
首輪とマスクを付けた男たちが、静かに、あるいは獣のように唸りながら四つん這いでいる。
鎖の金属音、獣のうなり声、主たちの重厚な笑い声が、奇妙なハーモニーを奏でていた。
『なに!ここ!みんなあんな格好で!』
首の鎖の冷たく重い感触が、皮肉にも奇妙な安心を与えていた。
みかどの足元に寄り添いながら、震える手足で一歩ずつ進む。
四つん這いで一歩進むたびに、奥のプラグが左右に揺れて、その存在をいやでも意識させた。
鈴がチリンと鳴るたびに、妙な疼きが下腹に小さな波紋のように広がっていく。
「んっ……!」
庭の中央に、ひときわ目を引く人影が見えた。
背の高い男が、黒髪を優雅に靡かせながら静かに立っていた。
中性的で整った顔立ちに、妖艶な笑みを浮かべた口元だけが、不敵に吊り上がっている。
傍らには、筋肉質な獣役従者が控えていた。蜜と同じ黒革のマスクを被り、四つん這いになった腰には黒のラバーパンツが隆起している。鋼のように盛り上がった筋肉と、獣そのものの鋭い眼光を放っていた。
二人とも、みかどを見つけると、迷いなくこちらへ歩み寄ってくる。
『来なければよかった……こんな異常な世界……絶対嫌だ……!』
僕は獣役従者のぎらつく瞳に射抜かれ、恐怖で身体が硬直した。
鎖がギチギチと首を締めつけ、逃げるという選択肢はどこにもなかった。
みかどがそっと肩に手を添え、身体を抱き引き寄せた。
「蜜、落ち着け。この庭は特別な場所だ。私が傍にいる」
顎を指先で持ち上げられ、赤いボールギャグを唇の前に押し当てられた。
ゴム臭い感触が口内に広がり、カチリと留め具が締まる。
「ふがっ……!」
涎が口角からゆっくり零れ落ち、顎を伝って滴る。
言葉を奪われた無力感が、全身をじわじわと包み込んでいった。
湯上がり、みかどの逞しい腕に抱き上げられた。
チリン、チリン……。
鈴の音が廊下に反響し、そのたびに羞恥が胸を鋭く刺した。
「では、約束通りに一緒に出掛けよう」
みかどの体温から甘い香りが鼻腔を満たしていく。
しばらく、みかどの後ろに寄り添いながら、長い廊下を歩いていった。
『見たことない廊下…ここは屋敷のなか…なの?』
目の前に現れた重厚な扉が軋み、外の冷えた空気が火照った肌を鋭く刺した。
「蜜、外では私の獣役として四つん這いで歩く。それが、この特別な散歩のルールだ」
ゆっくりと人工芝に降ろされ、両膝を地面につけて四つん這いの姿勢を取らされた。
掌には芝の繊維が食い込み、膝下には冷たい感触がじわりと広がっていった。
みかどが黒革の獣型マスクを差し出した。僕は震える手でそれを受け取り被った。
革の匂いが鼻を突き、視界が暗く狭まる。口元が圧迫され、息が詰まりそうになった。
『何これ……やだ……息苦しい…もぅ元の部屋に帰りたい』
黒革の首輪がカチリと締まり、短い鎖がみかどの逞しい手に繋がれている。
ネグリジェの裾が捲れ上がって真っ白な尻肉が無防備に覗いていた。
僕は顔を上げて周りを見渡した。
そこはガラスドームの天井の下、人工庭園が広がっていた。
青々とした人工芝、巧みに造られた木々、噴水、池──全てが整いすぎていて、どこか現実感がなかった。
空気には人工的な化学臭がわずかに混じり、喉の奥にざらついた。
よく目を凝らすと、他の主従たちがその庭を散歩していた。
首輪とマスクを付けた男たちが、静かに、あるいは獣のように唸りながら四つん這いでいる。
鎖の金属音、獣のうなり声、主たちの重厚な笑い声が、奇妙なハーモニーを奏でていた。
『なに!ここ!みんなあんな格好で!』
首の鎖の冷たく重い感触が、皮肉にも奇妙な安心を与えていた。
みかどの足元に寄り添いながら、震える手足で一歩ずつ進む。
四つん這いで一歩進むたびに、奥のプラグが左右に揺れて、その存在をいやでも意識させた。
鈴がチリンと鳴るたびに、妙な疼きが下腹に小さな波紋のように広がっていく。
「んっ……!」
庭の中央に、ひときわ目を引く人影が見えた。
背の高い男が、黒髪を優雅に靡かせながら静かに立っていた。
中性的で整った顔立ちに、妖艶な笑みを浮かべた口元だけが、不敵に吊り上がっている。
傍らには、筋肉質な獣役従者が控えていた。蜜と同じ黒革のマスクを被り、四つん這いになった腰には黒のラバーパンツが隆起している。鋼のように盛り上がった筋肉と、獣そのものの鋭い眼光を放っていた。
二人とも、みかどを見つけると、迷いなくこちらへ歩み寄ってくる。
『来なければよかった……こんな異常な世界……絶対嫌だ……!』
僕は獣役従者のぎらつく瞳に射抜かれ、恐怖で身体が硬直した。
鎖がギチギチと首を締めつけ、逃げるという選択肢はどこにもなかった。
みかどがそっと肩に手を添え、身体を抱き引き寄せた。
「蜜、落ち着け。この庭は特別な場所だ。私が傍にいる」
顎を指先で持ち上げられ、赤いボールギャグを唇の前に押し当てられた。
ゴム臭い感触が口内に広がり、カチリと留め具が締まる。
「ふがっ……!」
涎が口角からゆっくり零れ落ち、顎を伝って滴る。
言葉を奪われた無力感が、全身をじわじわと包み込んでいった。
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