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1話 「出会い」
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1話、「出会い」
栄枯盛衰。
花は咲き、枯れてを繰り返し。
人もまた同じ
そんなわけが無い。
花は踏まれ咲かずに散り。
大半の人は道半ばで夢を諦める。
道半ばまで行ける人の方が少ないのが現実だろう。
こんな言葉がある「人は生まれながらにして、諦め方を知らない」。
そして、僕はそんな言葉を今もまだ体現しているような人を知っている。そんな彼女と僕が出会った頃の話をしよう。
2020年 夏
「高校決まったん」
「俺は推薦で行くんよ」
「ええなぁ。俺まだ決まってないけんその辺でええかなぁ」
「なんか夢とかないん」
「なんも無いなあ」
「ま、そんなもんやんなぁ」――
教室中がそんな話題でもちきりになる。
なにか特別でもなく、何の変哲もない会話だけど、
聞く度に心の奥底をつつかれてるような気分になる。
俺は何になるのか、俺だけができる特別なことはなんなのか
みんなそんなことを考える時期なんだろう。
俺は絶対に成功するという自信だけはあった。
今思えばどこにでもいる口だけのやつだ。
「俺は会社して金持ちなるけん、高校なんかどこでもええわ」
「天は凄いなぁ!何するん」
「でっかい会社建ててランボルギーニ乗る!」
「俺もやりたい」
「一緒にやろ!」
今思えば、そんな会話をしてる時が、夢を見ている時が
きっと何もかも忘れられる唯一のときで、すごく楽だったんだろうなと思う。
それからすぐ、俺は小学校から続けたバスケで、推薦を貰い高校が決まった。
その高校は10年ぐらい前に地元の高校が2つ合併してできた学校で、スポーツ科というものが設立され、俺はそこに行くことになった。スポーツ科は野球部、陸上部、バスケ部、女子サッカー部、ウエイトリフティング部、柔道、剣道
という具合で違う部活動の人たちとお互いに高めあおうという感じだ。
「頭悪いやつしかおらんし、俺のレベルの話について来れるやつなんかおらんやろ」
と思っていたし、正直そう言っていた。
でも内心、楽しみだったのも確かだった
少し話がズレたけど、その三島高校12HR俺の席の3つ隣
窓側の一番後ろの席、いわゆる主人公席そこに彼女はいた。
朝日が差し込んでいたからだろうか、彼女は教室の中で一際明るく輝き、
スっと心の奥底まで入ってきたような気がした。
栄枯盛衰。
花は咲き、枯れてを繰り返し。
人もまた同じ
そんなわけが無い。
花は踏まれ咲かずに散り。
大半の人は道半ばで夢を諦める。
道半ばまで行ける人の方が少ないのが現実だろう。
こんな言葉がある「人は生まれながらにして、諦め方を知らない」。
そして、僕はそんな言葉を今もまだ体現しているような人を知っている。そんな彼女と僕が出会った頃の話をしよう。
2020年 夏
「高校決まったん」
「俺は推薦で行くんよ」
「ええなぁ。俺まだ決まってないけんその辺でええかなぁ」
「なんか夢とかないん」
「なんも無いなあ」
「ま、そんなもんやんなぁ」――
教室中がそんな話題でもちきりになる。
なにか特別でもなく、何の変哲もない会話だけど、
聞く度に心の奥底をつつかれてるような気分になる。
俺は何になるのか、俺だけができる特別なことはなんなのか
みんなそんなことを考える時期なんだろう。
俺は絶対に成功するという自信だけはあった。
今思えばどこにでもいる口だけのやつだ。
「俺は会社して金持ちなるけん、高校なんかどこでもええわ」
「天は凄いなぁ!何するん」
「でっかい会社建ててランボルギーニ乗る!」
「俺もやりたい」
「一緒にやろ!」
今思えば、そんな会話をしてる時が、夢を見ている時が
きっと何もかも忘れられる唯一のときで、すごく楽だったんだろうなと思う。
それからすぐ、俺は小学校から続けたバスケで、推薦を貰い高校が決まった。
その高校は10年ぐらい前に地元の高校が2つ合併してできた学校で、スポーツ科というものが設立され、俺はそこに行くことになった。スポーツ科は野球部、陸上部、バスケ部、女子サッカー部、ウエイトリフティング部、柔道、剣道
という具合で違う部活動の人たちとお互いに高めあおうという感じだ。
「頭悪いやつしかおらんし、俺のレベルの話について来れるやつなんかおらんやろ」
と思っていたし、正直そう言っていた。
でも内心、楽しみだったのも確かだった
少し話がズレたけど、その三島高校12HR俺の席の3つ隣
窓側の一番後ろの席、いわゆる主人公席そこに彼女はいた。
朝日が差し込んでいたからだろうか、彼女は教室の中で一際明るく輝き、
スっと心の奥底まで入ってきたような気がした。
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