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三階層 死霊の荒野
1/3 もしかして君のためのトラップ?
しおりを挟む辺りを警戒しまくるアインツを後衛にして前衛二人が安全を確認するとその場に腰を下ろす…が。
「何で俺ばっかこんな事になるんだよ…!?」
サソリ事件だったり色々とダメージを受ける罠なんかは大概彼が巻き込まれる…。
「蛭ではないから大丈夫でしょうけれど一応拭いておいた方がいいですね。」
「言われなくてもそうするっつーの…、
すげぇヌメヌメする。」
鞄からウェットティッシュを取り出し拭いているとウィリアムが上を見上げてからフィリアをつかんで急いでその場から離れるとすぐにミリアンの手元にナメクジが一匹落ちてきてそれを合図にナメクジが雨のように沢山降ってきた…。
「う、ウィリアムくん助けないと…!!」
「さすがに近づきたくない。」
未だに降り続けるナメクジを見ていつも無表情を貫くウィリアムもさすがに顔をしかめて遠巻きに見ている…。
「あぁアインツくんが埋まっちゃった…。」
「やつのための罠なのかこれは?」
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