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美奈ちゃん視点
其れは余りにお約束過ぎでしょう?
しおりを挟む「で?
ア・タ・シにこの世界の瘴気を祓えってえ?」
めっちゃ不機嫌な声で目の前の白い髭のお爺ちゃんに質問をした。
「は、はいぃ・・・」
柔らかなビロード張りの座面に猫脚のソファに座り、お茶とかクッキーみたいなもんを出されてはいるが私はゼッタイに口はつけない。
飲んだ途端に
『この異世界の住人認定されました~』
とか言われたらたまったもんじゃないし!!
「定期的に瘴気を払える聖女が生まれてくるはずなのですが、この100年程は生まれてこないのです。
そのままだと王族が途絶えてしまいます。
それより何より瘴気の影響で国が滅んでしまいますし・・・」
話を聞きながらサコッシュバッグの中に手を突っ込み、コッソリとスマホの充電を試みる。
おっと、充電してるじゃん。
やった~!
て、王族?
「瘴気が無くなりゃそれで万々歳じゃん?
王族関係なくない?」
お爺ちゃんが頭をぷるぷる振って、
「王族は聖女様と結婚するしきたりがございまする」
何言ってんだよ、このジジイ。
アタシには愛しの祥君がいるんだよっ!
「お断り!
瘴気とかも本来関係ないんだからねっ。
勝手に誘拐しといて結婚しろとかどこのK国だよっ!」
「しかし、このままでは・・・」
くっそお、私ってお祖父ちゃんっ子だからジジイに弱いんだよなあ。
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