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婚約者は・・・お義母様?! 〜可愛いあの娘を手に入れるまでの女装男子の奮闘記〜
12 続・ジュリー ≒ ジュリアン・ステューシーという男
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軍の一師団長であるジュリアンだが、流石に『嫁』という任務には驚きを隠せず慌ててカイゼル将軍の執務室に飛び込んだ。
「よ、よ、ょ、嫁ってどういう事ですか? 俺、女嫌いですけど男色の気はありませんッ!」
将軍と何故かその場にいた国王が呆れ顔でこちらを向いた後、涙を流さんばかりに大爆笑した――
×××××××××××
「つまり、潜り込んで不貞をでっち上げるんですか?」
「いや、そうじゃ無いんだ」
国王陛下直々の説明によると、王妃が生家の縁戚に頼まれ貴族の嫡男の嫁を探しているのだが将軍の娘の嫁ぎ先としてみてはどうだろう? と相談を受けて国王がカルザス将軍にそれとなく聞いてみただけなのが、なんの手違いなのか王命扱いの婚約として書類が送られて来たらしい。
正式な王命なら書状に玉璽が使われる。
確かに玉璽は押されていたが、将軍は何かおかしいのではないかと国王に内密に相談した。――王命で娘を婚姻させるという話では無かったはずだったからだ。
周りには隠してはいるが、実は彼ら2人は身分を超えた親友同士である。
其れ故にこの違和感に将軍が気が付いたのだが・・・
調べてみると、どうやら偽の玉璽が使われている可能性が出てきた為、その真相を探るためにここは黙って婚約を結んだフリで周りを騙して捜査するか、という話になったのだ。
「あー、わかりました。あの例の公爵家の不祥事ですね」
「そうだ、あの偽玉璽騒ぎだ」
「でもあれって確か・・・」
蓋を開けると国の最古参の貴族家の一つである公爵家の嫡男が起こした不祥事だった。事件は公表されず、嫡男は毒杯を賜りその事件に関わった貴族家や官史は大なり小なり罰を受けたのだが、あまりにもその派閥が大きく国内が混乱する恐れがあり秘密裏に処理されたのだ。
後に残ったのは将軍の娘の婚約の件なのだがどうも王妃の遠縁の伯爵家嫡男の素行が悪く、将軍の娘が迷惑をかけられているらしい。
本来は王命も出ておらず、婚約も正式なものでは無く仮婚約のまま書類が保留になっていて神殿でも正式に婚約を認められていないのだから、本来なら婚約者ではないのだが・・・
「あ~、わかりました玉璽事件を大っぴらに出来ないから、仮婚約のままだって事を伯爵家に伝えられないんですか」
「「そうだ」」
国王と、将軍が同時に渋顔になった。
「よ、よ、ょ、嫁ってどういう事ですか? 俺、女嫌いですけど男色の気はありませんッ!」
将軍と何故かその場にいた国王が呆れ顔でこちらを向いた後、涙を流さんばかりに大爆笑した――
×××××××××××
「つまり、潜り込んで不貞をでっち上げるんですか?」
「いや、そうじゃ無いんだ」
国王陛下直々の説明によると、王妃が生家の縁戚に頼まれ貴族の嫡男の嫁を探しているのだが将軍の娘の嫁ぎ先としてみてはどうだろう? と相談を受けて国王がカルザス将軍にそれとなく聞いてみただけなのが、なんの手違いなのか王命扱いの婚約として書類が送られて来たらしい。
正式な王命なら書状に玉璽が使われる。
確かに玉璽は押されていたが、将軍は何かおかしいのではないかと国王に内密に相談した。――王命で娘を婚姻させるという話では無かったはずだったからだ。
周りには隠してはいるが、実は彼ら2人は身分を超えた親友同士である。
其れ故にこの違和感に将軍が気が付いたのだが・・・
調べてみると、どうやら偽の玉璽が使われている可能性が出てきた為、その真相を探るためにここは黙って婚約を結んだフリで周りを騙して捜査するか、という話になったのだ。
「あー、わかりました。あの例の公爵家の不祥事ですね」
「そうだ、あの偽玉璽騒ぎだ」
「でもあれって確か・・・」
蓋を開けると国の最古参の貴族家の一つである公爵家の嫡男が起こした不祥事だった。事件は公表されず、嫡男は毒杯を賜りその事件に関わった貴族家や官史は大なり小なり罰を受けたのだが、あまりにもその派閥が大きく国内が混乱する恐れがあり秘密裏に処理されたのだ。
後に残ったのは将軍の娘の婚約の件なのだがどうも王妃の遠縁の伯爵家嫡男の素行が悪く、将軍の娘が迷惑をかけられているらしい。
本来は王命も出ておらず、婚約も正式なものでは無く仮婚約のまま書類が保留になっていて神殿でも正式に婚約を認められていないのだから、本来なら婚約者ではないのだが・・・
「あ~、わかりました玉璽事件を大っぴらに出来ないから、仮婚約のままだって事を伯爵家に伝えられないんですか」
「「そうだ」」
国王と、将軍が同時に渋顔になった。
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