【完結】真実の愛はこちらです3〈完結集〉

hazuki.mikado

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婚約者は・・・お義母様?! 〜可愛いあの娘を手に入れるまでの女装男子の奮闘記〜

57 ★ 途中下車で宜しく♡

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 「ねえ、後1ヶ月で婚姻式だよね」


 唐突に耳元で話しかけられて、夢現ゆめうつつのままでコクリと頷くイリーナ。


 「もう我慢しなくてもいいかなあ・・・」


 もう一度深く舌を差し入れるようなキスを腕の中の愛しい婚約者に与えながら、花園の中に潜ませた指をコツコツと動かす。


 「やン・・・」

 「やンじゃなくって、イイって言って、イリーナ?」


 クイッと角度を変えて親指を花園の上にそっと上げて隠れた愛芽を探り当てるとソコを優しく撫で始める。


 「あ、あ、あ・・・ そこぉ・・・」


 愛芽を核にしてピリピリと焦れったいような感覚に襲われて、イリーナが腰を浮かすと、秀麗な顔が嬉しそうに輝くジュリアン。


 「気持ちイイんだ? イリーナ。なんて可愛いんだろ。もうすぐ君が俺の奥さんになるんだね・・・ ああ幸せだな・・・ もっと気持ちよくなって?」


 耳の横で囁くジュリアンの言葉でますます頭がボーっとして気持ちよくなってしまい、浮かす腰を何とかしたくて思わず両足を彼の腰に巻き付ける。


 「上手だイリーナ。イイ?」

 「んン、イイ、あナニか来そう、やだあ、なんか出ちゃいそう・・・」

 「いいよおいで。そう云うのイクッて言うんだよ、イリーナ」


 耳元で、可愛い可愛いと囁やかれ続けると、快感に翻弄される身体とは裏腹に心は不思議と幸せな気分になっていき、彼が望むなら何でもしてあげたくなってゆくイリーナ。

 胸の奥から何かがジンワリと溢れて来る―― 言葉にしたら・・・


 「愛してる・・・ 」

 「!!~~」


 その言葉1つで泣きそうな顔になるジュリアン。


 「ああ。俺も」


 愛芽をクッと押し潰すように力を指先に入れる。


 「やっ・・・」

 「イクだよ」


 耳元で、囁かれ


 「あぁ~ん、ジュリアン、イクぅ!!」


 何かが眼の前で弾けた気がした――


××××××××××


 「いいですか?!、後1ヶ月の辛抱なんですから焦っちゃだめです!!」

 「ハイ・・・」

 「2年以上待ったんですからもうちょっとくらい我慢なさって下さいなッ!!」

 「うん。ゴメン」

 「ホンッとにもう~! 閣下にバレたら絞め殺されますから気をつけて隠れてやって下さい」

 「え?! いいの?」

 「くれぐれも途中下車でお願いしますね」

 「・・・ハイ。頑張ります」


 幸せな気分でフワフワと意識が浮上して行く中、いつも世話をしてくれる大好きなメイドと愛しいジュリアンの声が聞こえた気がする。

 でも何だか眠くて、


 「ジュリアン・・・ 愛してる」


 其れだけ呟いて又意識が沈んで行った。


 ベッドの横で添い寝をしながらイリーナの髪を撫でるジュリアンが顔を真っ赤にしたことは、全く気が付かなかった。


 因みに彼の頭にデカいが出来ていたのは余談である。


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