1 / 10
1
しおりを挟む「この薬を飲めば、人生をやり直す事が出来ます」
そう言って差し出されたのは、液体が入った手のひらに収まるサイズの小瓶だ。
もし、他の誰かではない自分のまま生きられるなら。
揺らぐ事のないと思っていた、今更あるとも思っていなかった心が揺れているのを、それでも彼女は見ない振りをした。
夢は見ない、捨てたのだ、何もかも。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる