22 / 39
22 剣聖といわれた魔族2
しおりを挟む
和の国の国王シャーが、先制攻撃で剣を振るった。
魔族でもあるシャーの剣は、人間をはるかに上回る威力とスピードがあった。
(どうだ。強き人間の剣士よ)
ところが、神宮悟はその剣を簡単に受け止めた。
すぐに両者は離れ、距離をとった。
「ほう―― われの一撃を簡単に受け止めることができる人間がいるとはな。暗黒騎士の中でも、我がひ孫1人しかいなかったのだがな。それではこれは!! 」
単発の攻撃ではだめだと感じたシャーは、すぐ連続剣戟を始めた。
信じられないほどのスピードで、何回もの打撃があった。
しかし、悟はシャーの1回1回の打撃をしっかりと見極めていた。
彼は超感覚で感じていた。
ただ、シャーはとても強く、その剣に対応するのはぎりぎりだった。
(感じるんだ。精神体になって小惑星群の中で、打撃訓練をしていた時のことを)
やがて、突然シャーの打撃が止まった。
シャーはとても愉快そうに笑いながら言った。
「はははは エネルギーが切れてしまった。少し待ってくれ」
国王シャーはそう言うと、はるか後方に体を引いて神宮悟から距離を置いた。
「卿よ。なかなかのものだ。お許しいただけるのなら、試合の結果は引き分けでよいかな
「はい。もちろんです。国王様、お願いごとがございます」
「許す。聞くことにしよう」
「私と聖女カタリナが、この和の国を通過するのをお認めいただきますか? 」
「なんだ。そんなことか‥‥‥‥ 」
国王シャーはしばらく考えているようだった。
「認めよう、と言いたいところだが、それには1つ条件がある。もう知っていると思うが、この和の国には私ととともに侵攻した暗黒騎士で構成された魔族軍がいる」
「はい」
「私はもう傘下さんかの魔族軍に命令しない。しかし、魔族軍の暗黒騎士達は、卿が守護する聖女の命を奪う魔王の命令を知っている」
「『聖女の命を奪うため独自に行動するかもしれない』ということですね」
「そのとおり。魔族軍は10万人くらいの暗黒騎士で構成されている」
「大丈夫です。どんなに多くの暗黒騎士が襲ってきても聖女を守り抜きます」
「われが教えた暗黒騎士だぞ、1人1人が相当強いのだが」
「たぶん、大丈夫です」
実は、全暗黒騎士のマスターで指令官であったシャーは心の底で思った。
(ああ―― この若者は剣が最強だけではなく。精神も充実して最強なのだな。やはり、あの聖女の守護騎士なのが理由か―― )
その後、シャーはこっそりと気が付かれないように、舞台のそばにいたカタリナを見た。
(美しい―― たしか、目の前で両親を殺されたとか。)
シャーは、カタリナが神宮悟を見つめている灰色の瞳を見て確信した。
(しかし、幸せをつかみそうだ、よかった‥‥ )
カタリナと神宮悟じんぐうさとるは、和の国の王都の追手門を出た。
そして再び街道を歩き始め、ロメル帝国に向けて進んだ。
「悟さん。暗黒騎士は襲ってくるでしょうか? 」
「そうですね。可能性は高いですが。大丈夫ですよ―― あっ!! 」
前方を見ていた悟が驚きの声を上げた。
街道の少し前方の横、大きな広場に軍が展開されていたのだ。
「カタリナさん。後ろで待っていてください。そして、聖女のオーラで自分の回りに結界をつくってください」
悟は最大限の注意を払い、前方に歩き始めた。
(絶対に守り切ってみせる!! )
ところが。
「おーい、おーい」
子供の声が聞こえ、展開した軍の中から、1人の子供が飛びだし近づいてきた。
そしてだんだん、その姿ははっきりした。
「あっ!! あの子は確か‥‥ 」
「僕です。武蔵です。試合場の舞台の下で木剣を渡しました!! 」
小さなかわいらしい子供が目の前に来た。
「きみがなんで、あのような軍の中から?? 」
「僕は、前国王の第一皇子なのです。そしてあれは、僕の元に集まってくれた国軍です。どうぞ、聖女様をお連れください」
悟とカタリナは、武蔵皇子に連れられて歩いた。
そして、国軍が展開している前に立った。
1万人くらいの数だったが、2人の姿を見ると、全員がひざまずいた。
その内、最前列の1人が顔を上げて言った。
「聖女様と守護騎士様、我々がお2人の警護のため、国境まで同行させていただくことをお許しください」
武蔵皇子が言った。
「今、指令長官がお願いしましたとおりです。どうぞ、お許しください」
「お心づかい。心の底から感謝致します。ありがとうございます」
カタリナの声は優しさにあふれ、全軍に響いた。
「お――っ 聖女様のお言葉を聞くだけで、心がなんて穏やかになるのだろう!! 」
「悟さん?? 」
カタリナは神宮悟の顔を見た。
すると、彼は微笑んで小さくうなずいた。
「お願い致します。しかし、十分に注意して戦ってください。自分に対する暗黒騎士にはかなわないと思ったら逃げてもよいのです。そして――
――絶対に死なないでくださいね。ケガを負ったら、私の結界の中に来てください。私が治癒魔法を使います」
国軍に守られながら、カタリナと悟は進んだ。
しばらくは何もなかったが、国境付近の平野地帯で異変が起きた。
専攻して進んでいた斥候せっこうから至急の連絡が来た。
「前方に、暗黒騎士の莫大な大軍が展開しています。数は約10万人、我が方の十倍」
武蔵皇子が言った。
「そうか。戦うしかない。ここはサムライ魂を見せる時」
皇子がそう言った後だった。
背の高い悟が、皇子の前にしゃがみ込んだ。
そして、目を合わせて優しい、真剣な声で言った。
「皇子様。ほんとうの勇気は進むことだけではありません。ここまで来た途中に小山がありました。そこは、街道が狭くなっていました」
さらに続けた。
「そこまで撤退してください。大軍の身動きがとれない場所に誘い込み、両側から岩を落とし、矢を放つのです」
皇子はとても利発だった。
「わかりました。でも、撤退の途中で追いつかれてしまったら‥‥ 」
「私が時間をかせぎます」
「お1人で10万の暗黒騎士を!! 」
「大丈夫です。私が戦った今の国王シャー様は、相当強い暗黒騎士です。たぶん、今前方にいる暗黒騎士束になってもかないません。私は互角に戦えました」
カタリナが続けた。
「皇子様。私の守護騎士なら聖剣1本あれば十分です。全く問題ありません」
魔族でもあるシャーの剣は、人間をはるかに上回る威力とスピードがあった。
(どうだ。強き人間の剣士よ)
ところが、神宮悟はその剣を簡単に受け止めた。
すぐに両者は離れ、距離をとった。
「ほう―― われの一撃を簡単に受け止めることができる人間がいるとはな。暗黒騎士の中でも、我がひ孫1人しかいなかったのだがな。それではこれは!! 」
単発の攻撃ではだめだと感じたシャーは、すぐ連続剣戟を始めた。
信じられないほどのスピードで、何回もの打撃があった。
しかし、悟はシャーの1回1回の打撃をしっかりと見極めていた。
彼は超感覚で感じていた。
ただ、シャーはとても強く、その剣に対応するのはぎりぎりだった。
(感じるんだ。精神体になって小惑星群の中で、打撃訓練をしていた時のことを)
やがて、突然シャーの打撃が止まった。
シャーはとても愉快そうに笑いながら言った。
「はははは エネルギーが切れてしまった。少し待ってくれ」
国王シャーはそう言うと、はるか後方に体を引いて神宮悟から距離を置いた。
「卿よ。なかなかのものだ。お許しいただけるのなら、試合の結果は引き分けでよいかな
「はい。もちろんです。国王様、お願いごとがございます」
「許す。聞くことにしよう」
「私と聖女カタリナが、この和の国を通過するのをお認めいただきますか? 」
「なんだ。そんなことか‥‥‥‥ 」
国王シャーはしばらく考えているようだった。
「認めよう、と言いたいところだが、それには1つ条件がある。もう知っていると思うが、この和の国には私ととともに侵攻した暗黒騎士で構成された魔族軍がいる」
「はい」
「私はもう傘下さんかの魔族軍に命令しない。しかし、魔族軍の暗黒騎士達は、卿が守護する聖女の命を奪う魔王の命令を知っている」
「『聖女の命を奪うため独自に行動するかもしれない』ということですね」
「そのとおり。魔族軍は10万人くらいの暗黒騎士で構成されている」
「大丈夫です。どんなに多くの暗黒騎士が襲ってきても聖女を守り抜きます」
「われが教えた暗黒騎士だぞ、1人1人が相当強いのだが」
「たぶん、大丈夫です」
実は、全暗黒騎士のマスターで指令官であったシャーは心の底で思った。
(ああ―― この若者は剣が最強だけではなく。精神も充実して最強なのだな。やはり、あの聖女の守護騎士なのが理由か―― )
その後、シャーはこっそりと気が付かれないように、舞台のそばにいたカタリナを見た。
(美しい―― たしか、目の前で両親を殺されたとか。)
シャーは、カタリナが神宮悟を見つめている灰色の瞳を見て確信した。
(しかし、幸せをつかみそうだ、よかった‥‥ )
カタリナと神宮悟じんぐうさとるは、和の国の王都の追手門を出た。
そして再び街道を歩き始め、ロメル帝国に向けて進んだ。
「悟さん。暗黒騎士は襲ってくるでしょうか? 」
「そうですね。可能性は高いですが。大丈夫ですよ―― あっ!! 」
前方を見ていた悟が驚きの声を上げた。
街道の少し前方の横、大きな広場に軍が展開されていたのだ。
「カタリナさん。後ろで待っていてください。そして、聖女のオーラで自分の回りに結界をつくってください」
悟は最大限の注意を払い、前方に歩き始めた。
(絶対に守り切ってみせる!! )
ところが。
「おーい、おーい」
子供の声が聞こえ、展開した軍の中から、1人の子供が飛びだし近づいてきた。
そしてだんだん、その姿ははっきりした。
「あっ!! あの子は確か‥‥ 」
「僕です。武蔵です。試合場の舞台の下で木剣を渡しました!! 」
小さなかわいらしい子供が目の前に来た。
「きみがなんで、あのような軍の中から?? 」
「僕は、前国王の第一皇子なのです。そしてあれは、僕の元に集まってくれた国軍です。どうぞ、聖女様をお連れください」
悟とカタリナは、武蔵皇子に連れられて歩いた。
そして、国軍が展開している前に立った。
1万人くらいの数だったが、2人の姿を見ると、全員がひざまずいた。
その内、最前列の1人が顔を上げて言った。
「聖女様と守護騎士様、我々がお2人の警護のため、国境まで同行させていただくことをお許しください」
武蔵皇子が言った。
「今、指令長官がお願いしましたとおりです。どうぞ、お許しください」
「お心づかい。心の底から感謝致します。ありがとうございます」
カタリナの声は優しさにあふれ、全軍に響いた。
「お――っ 聖女様のお言葉を聞くだけで、心がなんて穏やかになるのだろう!! 」
「悟さん?? 」
カタリナは神宮悟の顔を見た。
すると、彼は微笑んで小さくうなずいた。
「お願い致します。しかし、十分に注意して戦ってください。自分に対する暗黒騎士にはかなわないと思ったら逃げてもよいのです。そして――
――絶対に死なないでくださいね。ケガを負ったら、私の結界の中に来てください。私が治癒魔法を使います」
国軍に守られながら、カタリナと悟は進んだ。
しばらくは何もなかったが、国境付近の平野地帯で異変が起きた。
専攻して進んでいた斥候せっこうから至急の連絡が来た。
「前方に、暗黒騎士の莫大な大軍が展開しています。数は約10万人、我が方の十倍」
武蔵皇子が言った。
「そうか。戦うしかない。ここはサムライ魂を見せる時」
皇子がそう言った後だった。
背の高い悟が、皇子の前にしゃがみ込んだ。
そして、目を合わせて優しい、真剣な声で言った。
「皇子様。ほんとうの勇気は進むことだけではありません。ここまで来た途中に小山がありました。そこは、街道が狭くなっていました」
さらに続けた。
「そこまで撤退してください。大軍の身動きがとれない場所に誘い込み、両側から岩を落とし、矢を放つのです」
皇子はとても利発だった。
「わかりました。でも、撤退の途中で追いつかれてしまったら‥‥ 」
「私が時間をかせぎます」
「お1人で10万の暗黒騎士を!! 」
「大丈夫です。私が戦った今の国王シャー様は、相当強い暗黒騎士です。たぶん、今前方にいる暗黒騎士束になってもかないません。私は互角に戦えました」
カタリナが続けた。
「皇子様。私の守護騎士なら聖剣1本あれば十分です。全く問題ありません」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令嬢ですが、元官僚スキルで断罪も陰謀も処理します。
かおり
ファンタジー
異世界で悪役令嬢に転生した元官僚。婚約破棄? 断罪? 全部ルールと書類で処理します。
謝罪してないのに謝ったことになる“限定謝罪”で、婚約者も貴族も黙らせる――バリキャリ令嬢の逆転劇!
※読んでいただき、ありがとうございます。ささやかな物語ですが、どこか少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
転生『悪役』公爵令嬢はやり直し人生で楽隠居を目指す
RINFAM
ファンタジー
なんの罰ゲームだ、これ!!!!
あああああ!!!
本当ならあと数年で年金ライフが送れたはずなのに!!
そのために国民年金の他に利率のいい個人年金も掛け、さらに少ない給料の中からちまちまと老後の生活費を貯めてきたと言うのに!!!!
一銭も貰えないまま人生終わるだなんて、あんまりです神様仏様あああ!!
かくなる上はこのやり直し転生人生で、前世以上に楽して暮らせる隠居生活を手に入れなければ。
年金受給前に死んでしまった『心は常に18歳』な享年62歳の初老女『成瀬裕子』はある日突然死しファンタジー世界で公爵令嬢に転生!!しかし、数年後に待っていた年金生活を夢見ていた彼女は、やり直し人生で再び若いままでの楽隠居生活を目指すことに。
4コマ漫画版もあります。
【完結】追放された子爵令嬢は実力で這い上がる〜家に帰ってこい?いえ、そんなのお断りです〜
Nekoyama
ファンタジー
魔法が優れた強い者が家督を継ぐ。そんな実力主義の子爵家の養女に入って4年、マリーナは魔法もマナーも勉学も頑張り、貴族令嬢にふさわしい教養を身に付けた。来年に魔法学園への入学をひかえ、期待に胸を膨らませていた矢先、家を追放されてしまう。放り出されたマリーナは怒りを胸に立ち上がり、幸せを掴んでいく。
追放された悪役令嬢、農業チートと“もふもふ”で国を救い、いつの間にか騎士団長と宰相に溺愛されていました
黒崎隼人
ファンタジー
公爵令嬢のエリナは、婚約者である第一王子から「とんでもない悪役令嬢だ!」と罵られ、婚約破棄されてしまう。しかも、見知らぬ辺境の地に追放されることに。
絶望の淵に立たされたエリナだったが、彼女には誰にも知られていない秘密のスキルがあった。それは、植物を育て、その成長を何倍にも加速させる規格外の「農業チート」!
畑を耕し、作物を育て始めたエリナの周りには、なぜか不思議な生き物たちが集まってきて……。もふもふな魔物たちに囲まれ、マイペースに農業に勤しむエリナ。
はじめは彼女を蔑んでいた辺境の人々も、彼女が作る美味しくて不思議な作物に魅了されていく。そして、彼女を追放したはずの元婚約者や、彼女の力を狙う者たちも現れて……。
これは、追放された悪役令嬢が、農業の力と少しのもふもふに助けられ、世界の常識をひっくり返していく、痛快でハートフルな成り上がりストーリー!
アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~
eggy
ファンタジー
もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。
村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。
ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。
しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。
まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。
幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
【完結】政略婚約された令嬢ですが、記録と魔法で頑張って、現世と違って人生好転させます
なみゆき
ファンタジー
典子、アラフィフ独身女性。 結婚も恋愛も経験せず、気づけば父の介護と職場の理不尽に追われる日々。 兄姉からは、都合よく扱われ、父からは暴言を浴びせられ、職場では責任を押しつけられる。 人生のほとんどを“搾取される側”として生きてきた。
過労で倒れた彼女が目を覚ますと、そこは異世界。 7歳の伯爵令嬢セレナとして転生していた。 前世の記憶を持つ彼女は、今度こそ“誰かの犠牲”ではなく、“誰かの支え”として生きることを決意する。
魔法と貴族社会が息づくこの世界で、セレナは前世の知識を活かし、友人達と交流を深める。
そこに割り込む怪しい聖女ー語彙力もなく、ワンパターンの行動なのに攻略対象ぽい人たちは次々と籠絡されていく。
これはシナリオなのかバグなのか?
その原因を突き止めるため、全ての証拠を記録し始めた。
【☆応援やブクマありがとうございます☆大変励みになりますm(_ _)m】
乙女ゲームの悪役令嬢になったから、ヒロインと距離を置いて破滅フラグを回避しようと思ったら……なぜか攻略対象が私に夢中なんですけど!?
猪木洋平@【コミカライズ連載中】
恋愛
「イザベラ、お前との婚約を破棄する!」「はい?」悪役令嬢のイザベラは、婚約者のエドワード王子から婚約の破棄を言い渡されてしまった。男爵家令嬢のアリシアとの真実の愛に目覚めたという理由でだ。さらには義弟のフレッド、騎士見習いのカイン、氷魔法士のオスカーまでもがエドワード王子に同調し、イザベラを責める。そして正義感が暴走した彼らにより、イザベラは殺害されてしまった。「……はっ! ここは……」イザベラが次に目覚めたとき、彼女は七歳に若返っていた。そして、この世界が乙女ゲームだということに気づく。予知夢で見た十年後のバッドエンドを回避するため、七歳の彼女は動き出すのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる