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欲望のキャッスル⑨
しおりを挟む僕のバナナはザクロの中に納まったまま、雄々しく屹立していた。彼女の奥底まで貫き、そのまま先端で円を描く。左右に振ったり、押し込んだりもする。
大きな悲鳴が上がった。
美しい両脚を高々と上げて、角度を深くする。両膝の裏と僕の両肘を嚙み合わせた。ザクロの奥底まで道が開かれたことを僕は実感する。
「ゆっくり行きますからね」そう言って、軽くバナナを打ち込む。
「あああっ」ほっそりした身体がセクシーに捩れる。
素早く引き戻し、もう一度打ち込む。小刻みに、時に深々と、僕のバナナは自由自在に動き回る。美咲さんの反応を見ながら、体液で濡れそぼったザクロの中をかき回す。
彼女とは久し振りのセックスだけど、肌を重ねれば、身も心も一体になることができる。セックスが最高のコミュニケーションと呼ばれる所以だ。
僕がバナナで貫く度に、美咲さんは身を捩り、表情をセクシーに歪める。以前より、はるかに激しい反応だった。
「美咲さん、とてもきれいです」
心の底からセックスを堪能している女性は本当に美しいと思う。僕の腕にしがみついたり、せつなげに悲鳴を上げたり、可愛らしさとセクシーさが入り混じる。
成熟した女性の美しさは、セックスの行為の中でこそ、より一層、光り輝く。
「シュウくん、来て。もっと来てっ」
僕は笑顔で頷いた。鋼鉄の硬さを誇るバナナでザクロを貫く。彼女の悲鳴が高くなる。僕はリミッターを外した。全身で躍動し、力強いピストンを繰り返す。
美咲さんはたちまち上り詰める。僕の二の腕に捕まって、身体を激しく震わせる。何度目かのエクスタシー。
でも、僕の腰は止まらない。ペースは落としたが、尚も抽送を継続する。美咲さんがせつなげに首を横に振る。
「やめますか? このまま続けますか?」
「シュウくん、いいの。もっと、もっと来て」
「わかりました」
美しい両脚を高々と上げて、僕は鋼鉄のバナナを容赦なく打ち下ろす。腰のギアを上げた。身体の奥底を突き刺すイメージである。さらに、ピストンのリズムを速めていく。
立て続けに美咲さんが達したが、僕は情熱的に彼女を愛し続ける。彼女がそれを求めているかぎりは……。
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