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テンパリングな苦味 全3話/クリスマス個人企画/意地悪カレシ/※あまり明るくない終わり
テンパリングな苦味 3 完
しおりを挟む玄関を出た瞬間、後方から射す明かりが落ちた。隣を歩く鈴於に肩を抱き寄せられる。サンタクロースの服装をしてその下は薄着だった彼に貸せる服はなかったが、彼からもらったチョコレート色のマフラーをその首に巻いた。千世子は千世子でファーのマフラーを巻いていた。
「寒くない?」
千世子が訊ねた。彼女のピーコートのポケットの中で手を握り合う。腕がぶつかるほど近い。気温は低いが幸せだった。
「寒くない」
外は暗い。鈴於は口と鼻をマフラーに埋もれさせ、白靄を吹く。揺らめいて夜空に溶けていく。
「なんだか久し振りだな。こうやって並んで歩くの」
いつもは少し前を歩く鈴於の腕に手を引っ掛けて追うかたちになっていた。照れ隠しであったらしいのだから、今となってはもう憎めない。
「ごめんな。今まで。今度は一緒に行こうな」
互いに微量ながら酒が入っている。未成年の前で量飲むのは気が引けてしまった。
庭に停められた鈴於の車の前を通り、真野家へ向かう。慣れ親しんだ家だ。彼は隣の市にアパートを借りているが、12月も下旬になると実家に帰って来ている。それが鈴於なりの親孝行らしかった。自分以外には優しいのだ。そしてやはり、今となってはすべて許せてしまう。
彼の腕に頭を預ける。
「もっと早く、言えたらよかったんだよな。ごめんな。ちよ、好きだよ」
イルミネーションがぴかぴかと住宅地で明滅し、炳乎している。人通りは意外に少ないどころか、誰とも会わなかった。時折2人でいるのを近所の人に見られて、揶揄されたものだ。これからはさらに茶化されるのかも知れない。
互いに身を預けるようにして歩いた。真野家はそろそろである。短い距離にもかかわらず、千世子は満たされていった。それでもまだ足りない感じがある。鈴於に頭を完全に預けるつもりで、しかしまだ彼に甘えきってみるのが怖かった。あまり調子付くものではない。
「ちよ?」
「ごめん……」
「いいけど。寒いのかと思って」
玄関前に立つ。真野家も両親は不在のようだった。仲の良い夫妻である。そして優しい息子だ。何よりも今夜はクリスマスの夜であるから、鈴於が2人で出掛けるように背を押したのは容易に想像できた。鈴於はもしかすると、確かに千世子自身には険しく、突っ慳貪だけれども、千世子以外には他の人よりも穏やかな様を見せていたと、彼女はまた思い返す。そしてその優しさをやっと向けられたのである。甘さを添えて。
「このマフラー、使ってくれてたの嬉しかった。チョコだチョコだって、ずっとからかって、嫌がらせしてただろ?でもな、チョコレートとか見てちよのこと考えてたのはオレのほうだった」
彼は玄関を開けた。からからと音がする。明かりが点いた。寒い中をのろのろと歩き、立ち止まったりもして5分とかからなかったけれど、彼の顔を久々に見た気がした。
「ちよ」
彼の唇が近付いた。背伸びをしてしまう。だがキスは降りてこなかった。
「背伸びしてるの、かわいいな」
鈴於は呆れたように、しかし嬉しげに微笑した。さぁぁ……っと頬が熱くなる。今日は体温管理が難しい。
「ごめん、ごめん」
彼はまた皓歯を見せて笑い、千世子のファーマフラーの上から腕を巻いた。鈴於の重みを覚える。それから口付けを交わす。今までは盗まれ、奪われるように一方的だった。何が起こったのかも分からないほどに一瞬で、それはキスというよりも口唇と口唇の接触だった。ただの物理だ。事故ともいえる。見知らぬ他者とやるよりも嫌悪感は低いかも知れないが、意味合いを勘繰り、どろついた思考に囚われてしまうものだった。それが、今は違う。相手の唇の感触を受け取り、また開け渡すようである。千世子からも広い背中に腕を回した。わずかな接触部分の戦慄きを彼女は敏く感じ取った。
徐々に鈴於から凶暴な気配の沈潜を感じた。だが彼なりの気遣い、遠慮、躊躇があるらしいことも伝わっている。恐ろしくはなかった。しかし彼の忍耐を試すつもりもない。
「鈴於くん」
接吻を解いても何度も塗り直したリップの上に乾いた質感が淡く残る。爛れたみたいでありながら、もう一度その感触を確かめてみたくなった。
「オレの部屋…………久々だろ?」
彼は先に靴を脱ぎ、框を上がった。それからエスコートするように掌を差し出した。舞踏会で王子に見染められた婦人よろしく、その手に応えた。彼にこそあのチョコレートの香りがするハンドクリームが必要なようだった。懐炉の温もりはもう消えていた。
千世子も靴を脱ぎ、玄関ホールに立っただけでも彼は何か達成したみたいに抱擁する。それから額に唇が落ちた。玄関だけが明るい。外ほどではないが空気は冷えている。鈴於の体温に縋る。
「あ、あのさ……鈴於くん」
「強張ってるな。大丈夫。どんなちよのことも好きだから。無理はさせない」
「こういうこと、初めてだから……その、プレゼントは、わたし……みたいなの……」
恥ずかしさは蒸気のようだった。千世子は薄着な彼に頬を寄せた。
「一緒に来てくれただけでも十分だ。怖かったら、今日はやめよう」
「ごめ……んね。鈴於くんはわたしのこと、大事にしてくれるのに」
「気にすんな。オレたちのペースでいいだろ」
腕を引かれ、真野家の中に入っていく。懐かしい匂いがした。彼は明かりも点けず、玄関を入ってすぐの少し急な階段を登っていく。膝から上は暗闇に蔽虧され、よく描かれる幽霊とは反対にはなっているもののホラージャンルの邦画を思わせる。
「電気、点けよう?怖いから……」
明かりの場所は知っている。家主に一応訊いてはみた。しかし返事はなかった。膝はそこにある。ワインレッドの靴下が見えている。
「鈴於くん?」
怒らせはしなかったか、訊き方は悪くなかったか、彼女は自分の問いを反芻してみるが、これといっておかしな要求はしていない。何か不都合があったのだろうか。
「ちよ」
表情が見えない。耳だけで判断するに、機嫌を損ねた様子はない。
「鈴於くん…………電気……」
ぱち、と彼女の指は明かりを点ける。鈴於は振り返るようにして千世子を見下ろしていた。どこか哀愁を帯びている。明かるくなったことがそれほどまでに彼を困らせるのだろうか。
「ごめんね、消そうか」
「いや。うちの階段急だし。転んだら危ないもんな」
彼は特に臍を曲げたところもなく、そのまま階段を上がっていく。階段に留まったのはほんのわずかな時間のくせ、随分と長いこと居た気がした。千世子も階段を上がりきる。すぐ突き当たるのが鈴於の部屋だった。海外のミュージシャンのポスターが貼ってある。しかしファンというわけでもないと彼は言っていた。前に訪れたときとあまり変わらない。中に入るのを遁みする千世子に鈴於は手招きした。そうされたなら、覚悟を決め踏み入るしかない。
「緊張するなよ。ちよの嫌なことはしないから」
重く頷く。ベッドに座っている隣に腰を下ろした。
「話してるだけでも、いいんだし。オレたちのペースでいこ」
前にも言われたことがある。そのときはもう少し利己的に聞こえていた。周りのカップルに焦り、艶めいた営みについて言及したことがあった。そのときの返答だ。
「……ちよ。オレも初めてだから……………緊張してる。オレの家なのに。焦っちゃダメだって思ってるのに、焦ってる」
膝の上に置いた手を取られた。彼のあまり暖かそうではない服を隔て、胸に持っていかれた。
「ちよ」
「うん」
彼らしからぬ熱潤を持った眼をしっかり捉え、千世子はまた頷いた。鈴於は叫ぶように溜息を吐いて、跳ぶように立ち上がった。
「シャワー、浴びるか。変な汗、かきまくってるから」
照れ臭そうに自身の匂いを嗅ぐ恋人を、彼女は恬然と見つめる。
「一緒に入るか?」
揶揄だと分かっている。分かっていながら千世子は頬染めて首を振った。二言三言交わして鈴於は下の階に降りていった。ひとり彼の部屋に残されると、突然ぶるりとした寒気に襲われる。寒さはない。点いたばかりだがストーブがある。
異様な緊張感に襲われた。鈴於との一線が咫尺にある。ストーブが暖めるのは空気と外面ばかりである。恋人の家で、柔和になった恋人と、待ちに待ったひとつの行事であるはずだ。周囲のカップルたちとの落差を覚え、千世子自身、恋人からも見限られていると思った程度には放っておかれたことだ。ここに来て、臆している。自分の気持ちも分からなくなっている。ストーブに直接当たり少し熱いが、身体の芯は寒かった。それでいて鈴於に対する嫌悪とも違った。
緊迫感に強張っているうちに鈴於が戻ってきた。腰にタオルを巻いただけで、身体から湯気を放っていた。
「ちよ。出た。今オレの服貸すから、出てくる時はそれ着ろよ」
のしのしと入ってきてプラスチックの箪笥を開閉している。草臥れた部屋着らしきシャツを渡された。
「カノジョがオレの服着てるって、ベタだけどやっぱ、ロマンだよな」
鼻の下を擦り彼は笑っている。千世子もシャワーを浴びた。湯は熱いが、肌が蝋と化したみたいに妙な乖離を覚える。それが何故なのか、彼女も分からない。戸惑ってしまった。身を清め終わり、鈴於の前に戻ってもそれは変わらない。だが彼に触られるのは嫌ではなかった。眉根に力が入ってしまった。不本意な情動が沸々と込み上げる。哀しみ、悔しさ、恐怖、不安。
「ちよ……?」
鈴於は千世子の異変に敏く気付いた。彼女の肩を押さえ、顔を覗き込む。昔から千世子本人も認められなかった体調不良や精神的な不安定ぶりを、厳しい表現、険しい語気を用いて指摘してきたような、意外にも周りをよく見ている人物なのである。そういう幼馴染であり、恋人である鈴於に隠し事はできない。
「ごめんなさい。鈴於くんのことがイヤってワケじゃないの。ただ……なんだか急に怖くなっちゃって…………」
「じゃあ今日は、手を握って、ちょっと横になるか。オレは、ちよと居られるだけでよかったんだし」
2人並んでベッドの横から寝転んだ。足は床に着いている。隣にある顔がやはりどこか愁然としている。
「鈴於くん……?」
「もっと早く、素直になっておけばよかったなって………思ってさ」
「いいんじゃない?わたしたちのペースで……」
彼は徐ろに千世子のほうへ身体を転がした。陰に身体を覆われる。ゆっくりと彼の頭が降下した。十分に選択の余地が与えられていた。千世子も逃げようとせず、口付けを受け入れる。
「大丈夫……いいよ。わたしも素直になれなくて、鈴於くんのことたくさん待たせた。プレゼントはわたしで、いいかな?」
触れて弱く弾むように引いていく身体を抱き留めた。捕まえると、少し硬さのある髪に手を埋める。だが彼は身体を浮かせようとする。
「ちよがいい。ちよ以外要らない。オレの恋もオレの童貞も、もらってくれ」
しかつめらしい顔が逆光しながらも薄らと見える。それからは濃厚なクリームシチューを混ぜるように瀞んでまろやかな時間だった。ストーブも要らなくなるくらいに火照り、しかし消す間も惜しいほど身体を重ねわせる。最初は媚薬のような羞恥心のために毛布を纏ったりしていたが、やがて茹だるように暑くなり、冬場だというのに汗ばんで裸身を晒し合い、擦り合わせた。ベッドに染み付いた鈴於の匂いと生身の彼の匂いが噎せ返るほど濃くなった。
軋むベッドで千世子は涙を流していた。上に被さる鈴於はそれに気付いているのかいないのか、頬を撫でていた。しかし何も言わない。ひとつになっていた。その瞬間に千世子は自身が初めてでないことに気付いてしまった。痛みと圧迫感はある。覚えのない甘い痺れも同じくらいある。
「ちよ」
貫通に涙するのは彼女だけではなかった。鈴於は意地の悪そうだった目から毒気を取り払い、代わりに喜びの潤みを湛えていた。彼は自分を童貞だと言った。そして千世子は、自分が処女ではないことを彼に知られていることをこのとき悟ってしまった。
「痛い……?」
頬に添えられた手が髪を撫で、柔らかく耳の裏を掻く。親指で少し耳朶を遊んでいる。
「痛く、ないよ」
鈴於はそれを信じなかった。唇を波打たせ、ゆっくりと腰を動かす。細められた目が今にも泣き出してしまいそうだった。貫かれるのが初めてでなかったことは彼女はすんなりと受け入れられた。しかしまるで知らない陶酔が彼の動きに合わせて生まれている。戸惑う。そして今まで鈴於
に対して疑念を抱いていたことを悔いた。
「ちよ……つらい?」
「へいき、」
つらそうなのは鈴於のほうだった。情欲に濡れた眼差しは誤魔化しきれない。それでも女の身を慮り、堪えている。昔からそうだった。憎まれ口を叩きながらも、体格差、体力差に彼は気を配っていた。今まで気付かずにいた。言動にばかり気を取られていた。彼の性分を知ろうとすることもなく。
「でも、しんどそうだ」
「嬉しくて。でも、ちょっと切なくなっちゃった」
彼は眉間に皺を寄せた。眇められた目元に抑圧の影が漂う。腰を完全に止め、深く息を吐く。
「ちよ」
「いっぱい待たせた。もう待たせない。鈴於くんだから、怖くない」
彼の腕に手を這わせ、肩を掴む。小さな呻めきが聞こえた。鈴於の上半身がさらに伏せられる。すると彼の背中まで手が届いた。
「爪、立てて、いいから……」
喘ぐように彼は言った。頷いた瞬間、肉と肉が密着して律動がはじまる。
「んっ、ぁっ」
鈴於によって蕩かされた腹の中を彼に突かれ、艶めいた声が漏れた。呼応しているみたいだった。恥ずかしさに口元を押さえると、無理矢理剥がされてしまった。頭の両側に指を絡めて留められる。
「ちよ」
彼は首を傾けて唇を吸った。接触した瞬間に、腹の中を占めるものが膨らむ。千世子の内部もその微妙な変化で蠢いた。
「あ……っ、」
名残惜しげにキスが離れるが、鈴於は額をこつ、と軽くぶつけていった。
「ごめ……、ちよ………我慢できない」
手を強く握られた途端、前後左右も分からなくなるほど苛烈に揺さぶられる。湿った音がする。忖度したようにストーブの温度が下がったみたいだった。彼が深く体内を訪れるたび、快楽が爆ぜる。溜まりに溜まった、もどかしいような、もう満足の域にあるような埋もれた悦びが開放される。
「れ、いおくん………っ!あ……っ、あああっ……!」
千世子は鈴於の二の腕をがっちりと掴んで身体を震わせた。彼との結合部を辿っていくように蜿り、締め付けてしまう。想い人の媚態と搾り取るような収斂に鈴於も身を戦慄かせた。力強く恋人を抱き締め、精を放つ。暫くの間、互いに輒然と抱き締め合った。一気に汗が引いている。ストーブの音が耳に届く。温められた空気ではまだまだ寒いけれども、恋人の温もりが心地良い。
「ちよ……………」
彼の大きな手に頬を支えられ、キスされる。
―それから「オレのところに帰ってきて」と言うのだ。
涙が滂沱として溢れ落ちる。彼女の視界に映るのは実家であった。フローリングが部屋半分だけ点いた明かりに白く照っている。首の後ろを支えられながら見えた、3歩ほど先にある炬燵布団はネイビーブルーだが色を濃くし、白抜きは疎らに赤く染まっている。部屋の隅のクリスマスツリーはイルミネーションを点滅させながら倒れていた。言わなければならないことがあるけれども、上手く言葉が見つからずにいる。できるだけ相手の傷にならない一言を見つけられずにいる。
咳をする。鉄錆びの匂いが広がった。
「ちよ」
手酷く別れを切り出し、都合よく頼ってしまった幼馴染も潸々と泣いている。これまた都合の良い夢をみていた。あまりにも都合の良い夢の中で彼からされたように、赤く染まった手で濡れた頬を撫でる。汚れがついた。
現実は、彼と今年のクリスマスを過ごせそうにはなかった。そして過ごせない。
「ごめん………ごめんな、ちよ…………」
この男から童貞をもらったのは夢ではない。別れた後に、彼の優しさを知ったのである。彼のいう"王子様"みたいな男と付き合い、罵言と暴力がはじまってから知ったのである。意地の悪かった幼馴染の分かりにくい好意と、自信家な恋人の弘毅な本心を知ったのである。そうしてそこに付け入るみたいに逃げ道にした。利用した。頼ってしまった。
束縛の激しい攻撃的な男にはっきりと別れを切り出したのは間違いだった。日々脅されていた。離れるのならお前を殺して自分も死ぬと常々、殴打と共に肉に刻み込まれていた。
「あずちゃんは……?」
意識が薄れていく。物音が何もない。半分消えた明かりの下でクリスマスツリーが能天気に点滅している。弟が飾りつけたものだった。
「無事だよ………元気にしてる」
それが嘘であることを、千世子は一度大きく見開いて輝く鈴於の目から読み取ってしまう。彼を追い詰める質問をした。顎から滴る涙が降る。熱湯のように肌に沁みていく。たった一言礼を言えばいいはずが、この情の深い男を縛り付けてしまいそうだった。
昔は意地の悪い人だと思っていた。頬に手を伸びたままの手が涙を拭いかける。だが直前で彼女は事切れた。落ち掛ける手を拾われ、長いこと握り締められていた。
【完】
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