喘ぎ声フェチ。

結局は俗物( ◠‿◠ )

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読書感想文というには散らかってるかもなやつ

ノートル=ダム・ド・パリ 感想 2018.10.15,2018.10.22

ブログから転載。一部修正。

※区切り悪く終わる
※ネタバレ全開





 ディズ〇ー映画で有名と言えば有名でしょうけどディ〇ニー映画の中でもしかしたら曖昧なんじゃないかと思う「ノートルダムの鐘」の原作「ノートルダム=ド・パリ」を買ってきました星。
 
 翻訳された本だけあって500ページ弱で1冊1000円以上。普段買っている日本語の日本人作者の書籍が安いのだな…とつくづく思いました。

 ねずみ会社映画と展開めちゃめちゃ違うじゃないですか!っていう臭い。随分前に、「主人公とヒロインは結ばれない」「結局イケメンと結ばれる」ということだけ知っていました。


 上巻だけは読み終わりましたシャボン玉。控えめに言って、原作はクロード・フロローが激エモということは分かりました。ただひたすらに冗長というか、作者が出てくるんですよえーん。それで語りかけてくるえーん。3割くらい建築物の話とかで飛ばしたくはあったのですが、中盤まではその建築物の話も込みで読んでいて中盤辺りの建築物の話は飛ばしました。
 

 
 ディズ〇ー映画は、リトル・マーメイドが最終的に泡にならないということを知って以来忌避しているのですけれども。ジャングルブックと子鹿のバンビはビデオがあったので幼少期に観ましたが王冠。もうストーリーほぼ覚えていないのですけれども笑。わたくしはね、人魚姫が泡になって消えるという展開に、幼いながらに昏い悦びを感じていたんですよ。だのに王子様と結ばれた臭い。あの裏切られた!という感覚は消えません。でも悪役が死ぬのはなんだか嫌だった。悪に救いを、光りに死を与えることに猛烈な興奮があったのだと思います。ゴーゴーファイブだったかな、大破したゴーゴーイエローに衝撃的な悦びがありましたわ。
 

 「何故死なない!?」という悪役的な台詞を頭の中で何度も吐くんですよ・・・・・・。難儀な癖(へき)ですわ。
 
 ただこれまたヒロインのエスメラルダがかわいいんですわ。
 

  ここで紹介してもどうせ君ら読まないよね?って感じでネタバレを大いに含むキャラクター紹介。
 
 カジモド…(D映画では)主人公。100ページ前後でやっと登場する。D映画では純真無垢らしいけど原作で意地悪(と自覚しているだけで言うほど意地悪という感じもしなかった)。生まれながらに奇形であったため疎まれたりなど。20歳。
 
 クロード・フロロー…弟に甘い司教補佐。学問の人。はげているらしい(自然の剃髪という描写からして円盤はげか?)。なんかエスメラルダに惚れて狂うらしいな?36歳。
 
 ジャン・フロロー…出番的にはこいつが主人公っぽいクロード大先生の弟。初登場時こいつがクロード師と勘違いして、司教補佐昔は悪かったんだなぁと思ったりなど。16歳。
 
 エスメラルダ…ジプシーの娘。美少女。かわいいんだろうな、と思うわ。イケメン・フェビュス隊長を巡って夢小説にありがちな展開っぽくなったりもする。美少女複数人に囲まれて花の散らし合い的な。D映画だとしっかりし過ぎている感があるのは結末の違い故か。16歳。
 
 グランゴワール…詩人で哲学者。こいつが主人公感もすごい。なりゆきでエスメラルダの配偶者になる。26歳。
 
 フェビュス隊長…イケメンらしいですわ。D映画とわたくしのイメージちょっと違ったけど。原作で婚約者持ちなんですけどD映画ではめちゃめちゃイイやつらしいですな?ただやっぱ正直、エスメラルダのお相手となったらカジモドでもクロード師でもなくフェビュス隊長が最もしっくりくる。
 
クロパン…「くだせえまし!」の印象ばかり。こいつちょい役のモブじゃねぇの感がすごかった。(フランスの文化なのか作者の作風なのか、めちゃめちゃ会話にモブのフルネームが出てくる)
 

 
 上巻までの感想としては冗長な薀蓄と作者が語りかけてくるところと、ミュージカル化されるだけあってかかなりの説明的台詞を除いては面白いです。くそ嫌味ったらしい会話とか面白いです。
 

2018.10.15


 まずどうしてこれを読む気になったかというと、わたくしがかぶれている岡田斗司夫先生が「ノートル=ダム・ド・パリ」について解説していたからと、小中と同じ学校にいたとある同級生の模範的な女子というかめちゃめちゃ優等生な子がいたのですが、その子が好きな映画に「ノートルダムの鐘」を挙げていたことをふと思い出して、随分前に全く知らなかった「ノートルダムの鐘」を大まかに展開を知って、主人公とヒロインは結ばれずイケメンとヒロインが結ばれるということで印象に残っていたので、あの子はその映画を挙げていたのだな…と。作品を好きになる要素にわたくしは2つくらいあると思っていて、「ストーリーや配役などが好き」という内在的な要素もあるだろうし、「家族や恋人とかと観に行った、思い出がある」という外在的な要素もあるだろうしどちらともいえないものとかそういうのではないとか色々あると思うんですけど、その子が好きな映画に挙げていたという印象だけで何となく興味があったんですわ。特別仲が良いわけでもなく、仲良い寄りの普通って感じなんですけど。田舎の、場合によっては幼稚園保育園から同じで就職先まで…ということもあり得るくらいでしたから、特別疎遠ということもなく…わたくしが当時鈍くて、自分でいうと変だけれども人当たり良かったというかどうでもいい感じの人だったので分からないだけなのかな…まぁとりあえず仲良い寄りの普通って感じの関係の子でした。
 創作で西洋風のファンタジーをやっていたのもあって何となくいい刺激になるかもと思ったのもありますね。
そして作者のヴィクトル・ユーゴ―が「レ・ミゼラブル」の作者と知ったというね。


 10月4日に買ってきましたノートル=ダム・ド・パリの上下巻、読み終わりました。


 とにかく長たらしい建築の話と、「交差リブが~」「円花窓が~」だのその他の後世の建築家()ぜってぇ許せねぇ~的な勢いと、「みなんさんもご存知の~」「考えてもみ給へ」など外在的である読者に問う文体などなどわたくし的には「うへ~」って感じだったのですが、本筋ストーリの文体は投げてしまうほどではなかったです。むしろ読みやすいかな。ただやっぱり情景描写が細かすぎて逆に分からなくなってしまう。ある程度想像していたものと描写が噛み合わなかったりしてちぐはぐというか。結局読了後に、たとえば「グレーヴ広場」という地名が出てくるのですが、実在するので画像検索してみるとかなり年代が違うけれども、想像と全く違ったりなど。


 そんなところでちょっと気になったのでノートル=ダム・ド・パリの内外の時系列を、なんとなくわたくしが知っている中でフランスが舞台の漫画である「ベルサイユのばら」と並べてみました。
 「ベルサイユのばら」は母の買ったもので随分前に経年劣化してページもバラバラになっていて巻数も途切れていたものをなんとなく読んだくらいで、ノートル=ダム・ド・パリも一度読み通しただけなのでWikipediaも参考にしたのですが間違っていたら申し訳ない。


 ノートル=ダム・ド・パリは1831年に出版されたらしいのですけれども、内的な舞台は1482年。ちなみに日本は室町時代でした。1560年に織田信長が今川義元を破った桶狭間の戦いがあったので戦国時代直前ですな。
 ベルサイユのばらは1755年から始まって1810年にフェルゼン(オスカルが好きだった人)が殺されるところでWikipedia大先生が終えられていたので1755年~1810年という括りにしました。フランスといえばナポレオン。わたくしの好きなプレイステーションのゲーム「ウェルカムハウス」でもキーになる。ナポレオン自体はわたくしはどうでもいいんですけど、めちゃめちゃ美しい絵画買ったんですよあの人。(と思ったら買い上げたのは3世という勘違い)
 ベルばらからノートル=ダム・ド・パリの出版の日を並べるのはフィクションと現実を並べていてなんだか違和感があるのですが、この間日本は長たらしい江戸時代です。享保の改革辺りから幕末ちょい前。
 
 それから月日が経ち、1990年代。ディズ〇ー映画「ノートルダムの鐘」。ちなみにディ〇ニー映画のその前後は1995年に「イギリス人とインディアンの恋」、1997年に「ヘラクレス」。そしてジブリでは95年に「耳をすませば」(監督:近藤喜文)、97年に「もののけ姫」。1997年、わたくし的には文化の年って感じがなんとなくしていて。というのもFF7が発売されたり、アニメではるろうに剣心が放映されていたから。それだけかよ、といえばそれだけなのですけれども。

 そしてとにかくまどろっこしい前置きですまなかった。本編の話と感想な。

 感想は、フェビュスの美男描写のくせにダメ男っぷりと、クロード・フロロの幼い弟溺愛っぷりの激エモとエスメラルダへの恋慕による気色悪さが良かった。ただくっそネタバレなんですけど、クロード師の弟・ジャンは頭蓋かち割られて死ぬんですけど、「は?」感が凄くて途中で投げそうになりました。ネタバレありきで観たり読んだりするのですが、誰もジャンが死ぬなんてネタバレしてなかったぞ??と。「なんだよそれ!!」と。心の準備出来てないのでもう読めないかも…なんて思ったりして。しかも20歳上のおにいたん・クロード師はそれを目にしていた!激エモのエモじゃねぇか!と。何故ジャンの死にそこまでこだわるかというと、ジャンは出番も多かったし、死に様も書かれるし死なせるのカジモドだし…で。まぁ推しはピエール・グランゴワールなので…


 カジモド:ノートルダム大聖堂の鐘番。奇形ゆえに捨てられクロード・フロロに育てられる。エスメラルダが好き。片目であり、話せるが耳は聞こえない。刑に処されている間にエスメラルダに優しくされて惚れる。ラストで死んでいることが明らかになり風化して消える。
 感想:ジャンが死ぬまでは、自分を怖がるエスメラルダを気遣ったりなどピュアだな~と思っていたんですけれども。ジャン…は置いておいて、エスメラルダの骸骨に寄り添って白骨化したというのがわたくしは気色悪いと思った。死んだ後なら何してもいいのかと。お前は選ばれなかったんだぞ、と。それがなんか、とても気色悪いというか生理的嫌悪に変わってしまった。白骨化した好きな女に寄り添うのかと。どういう死生観かも分からんけれども、なんだか、開けっ広げにいってそこから屍姦を連想したとかでないけれども、女の白骨を抱き締めているというのが気持ち悪いのではなく、自分を好かないが自分は好いている女の骨を抱くというエゴな感じが非常に気持ち悪い。
 エスメラルダを絞首刑に追いやったと推測的な確信でクロードを転落死させるのですが、あれはクロードが思っていたクロードではなくなったからなのかな…と思ってしまう節がありますな。最後に「自分の愛する者はみんな!」みたいな感じでカジモドが嘆くのですが、カジモドの中ではクロードを突き落した時にそう思ったのかもしれないですけれども、カジモドは知る由もないのだけれど、ストーリー的にはもうクロードは「エスメラルダをどうにかしたい」と思っているときからカジモドの中のクロードは死んでいたのかも分かりませんな。とはいえ人ですから変わりますわ。わたくしは「人は死ぬまで未完成」と思っているのですが、やっぱりどんなに「この人は素晴らしい!」と思っても人は変わっていくしそれを成長ともいうし、なんというか、結局は他者にに対しても、自分に対してでさえも偶像崇拝なのかも分かりませんな。


 クロード・フロロ:司教補佐。ペストで死んだ両親に代わり20歳下の弟を育てる。カジモドも育てる。高所から転落させられてビシャってなって死ぬ。
 感想:両親が亡くなり弟を発見したときからの流れは激烈的にエモーショナル。エスメラルダにめちゃめちゃ迫るし、長たらしい台詞回しでとにかく迫る。ただ36歳が16歳に迫るという構図がなんだかこう…現代日本だけではないかも知れないがわたくしは割かし身近なことのように感じるんですわ。それだけにやっぱり気持ち悪さというのがある。聖職者って自慰禁止なんでしたっけ?下品に言えば、「一発ヌいておけば免れた悲劇」という感も正直あるんですよ。彼がどうしたのかはちょっと男体に詳しくないので分からんのですが、肉欲に苛まれるんですって。焼かれたように血管が熱くなって、のたうちに回るんですって。わたくしがあまり恋愛小説とかに疎いせいなのか、フロロの言っているものは「エスメラルダが好き」というよりは「一度目に付いた若く美しい娘を抱きたい」という感とそこに付随した執着なのでゎ?って感じなんですわ、わたくしが受け取ったのは。あまり彼からはエスメラルダへの愛というか恋とかというものは感じられませんでしたわ。求めているのは「肉欲の解放」という気がして。いやむしろ、わたくしのスタンスからいえば、「肉欲の解放」を求めることこそ「恋愛」なのかも知れませんな。「~してもらったから好き」だと説明チックだしそういう理路整然としたものではなら、恋愛とは難しく、痴情は縺れていくのかも分かりませんな。恋愛映画は大衆的に「~してくれたから好きになった」とかまぁ一目惚れとかそういうのが一番分かり易いのかも知れませんけれども。

 エスメラルダ:ジプシーの踊り子。ヤギ・ジャリを連れた美少女。縛り首にされそうな詩人・グランゴワールを助けるため結婚する。フェビュスが好き。絞首刑で死ぬ。別に本名がある。
 感想:外見的特徴を挙げられるたびにかわいいんだろうな…っていうのが分かる。わたくしは保育園の頃「ジプシーの木よ~ 未来の~木よ~」という歌をうたった覚えがあるのですけれども歌詞がヒットせず、記憶を疑いはじめているのですが、ジプシーを蔑む様子があるので何故だ?って感じで調べたんですよ。Wikipediaには「明治時代に西洋穢多と報じられていた~」(誤解がある表記らしい)とかあって、そういう認識なのか?って感じだったのですが、地域社会に沿わない独自の生活様式があるようで。調べると出てくるのですが1480年代の時代背景に合わせると分からないです。


 ジャン・フロロ:クロード師の弟。金せびるし、女遊びする、煽る。フェビュスと友達。今風でいうDQNぽい。台詞がかなり説明的で気が利いていますわ(笑)。カジモドに投擲されて脳髄ぶちまけて死ぬ。 
 感想:初登場時、時系列を勘違いして呼んでいたのでフロロ姓から「この人がいずれ司教補佐になる人か、昔はワルかったんだな~」と思っていたら弟で草が生えてしまった。悪ガキすぎるんだけど、死んでしまってわたくしは悲しい。架空のキャラクターとしては好きなタイプだった。外在的に言えば、おにいたまが身内には情を注げる側面があるという役回りといえなそうなんですかね。


 フェビュス:親衛隊だかなんだかの隊長。美男らしい。婚約者がいる。エスメラルダを助けて惚れられるが、エスメラルダと一緒にいたら刺されて生き延びたけどエスメラルダのこと避ける。場合によっては「フィーバス」読みかも知れない。
 感想:〇ィズニー映画「ノートルダムの鐘」ではめちゃめちゃイイヤツになってんだろ?



 飽きてきたので終わる。(推しについて語っていないんですが?)
何かあったら書きたす。

2018.10.22
(多分書き足さない)

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